定番の、シャッタースピードを早くした波しぶき写真。簡単そうに思われたが、なかなか難しい。まず、ダイナミックに撮ろうとすると、かなり近寄らなければならず、波をかぶることも覚悟しなければならない。そして波の大きさと打ち砕け具合が良い(?)ものは意外に少なく、それにタイミングを合わせるとなると、かなり辛抱強く待ち、何枚も撮らなければならない。また、使用カメラは、ネットなどで調べた際に液晶が見づらいとの評があったが、日差しが強いと角度によっては画面が白く反射してしまい、何も見えなくなってしまう。シャッタースピードと絞りを固定し、連写モードにし、露出を変えながら殆ど勘で撮り、後から画面で確かめるしかなかった。しかし最大の問題はまだカメラの機能を良く把握せず、瞬時の判断ができない撮り手の未熟さにある。特に日差しや波などは一瞬にして変化するので、その都度慌てて機能ボタンを探っているようでは駄目であろう。こじんまりとした波しぶきになってしまった。