太郎君は算数が大嫌い。
いま授業で大きな数の勉強をしているのですが、1億がどのぐらいなのかわかりません。
宿題を途中でやめて、勉強部屋から外をぼーと眺めていると、雲が動いて、ひげを生やしたおじさんの形になりました。
そして、太郎君に話しかけました。
「太郎や、何をしているんだね」
「もしかして神様?!」
「そうだよ。宿題ができないんだね」
「神様、僕、1億ってどれぐらいかわからないんだ。だから宿題するのがいやになっちゃった・・・。たとえば、1億年ってどれぐらいなんですか?」
「1億年か。君にとっての1億年は私にとっては1分と同じだな」
「へー。じゃあ1億円ってどれぐらい?」
「1億円か。君にとっての1億円は私にとっては1円と同じだよ」
「うわ!神様、お願いです。僕、おこづかいがほしんです。1円だけでいいんです。神様の1円をください。宿題も一生懸命にやります。ママやパパの言うこともちゃんと聞きます」
「よしよし、1円ぐらいお安いご用だ」
「わーい! やったー!」
「じゃ、ちょっと取ってくるから、そのまま、1分ほど待ってなさい」
いま授業で大きな数の勉強をしているのですが、1億がどのぐらいなのかわかりません。
宿題を途中でやめて、勉強部屋から外をぼーと眺めていると、雲が動いて、ひげを生やしたおじさんの形になりました。
そして、太郎君に話しかけました。
「太郎や、何をしているんだね」
「もしかして神様?!」
「そうだよ。宿題ができないんだね」
「神様、僕、1億ってどれぐらいかわからないんだ。だから宿題するのがいやになっちゃった・・・。たとえば、1億年ってどれぐらいなんですか?」
「1億年か。君にとっての1億年は私にとっては1分と同じだな」
「へー。じゃあ1億円ってどれぐらい?」
「1億円か。君にとっての1億円は私にとっては1円と同じだよ」
「うわ!神様、お願いです。僕、おこづかいがほしんです。1円だけでいいんです。神様の1円をください。宿題も一生懸命にやります。ママやパパの言うこともちゃんと聞きます」
「よしよし、1円ぐらいお安いご用だ」
「わーい! やったー!」
「じゃ、ちょっと取ってくるから、そのまま、1分ほど待ってなさい」