goo blog サービス終了のお知らせ 

Let's growing!

Copyright (C) 2006-2025tea_rose_fan All Rights Reserved.

コロナウイルス対策

2020-03-12 | 医療
バラの無農薬について書こうと思いましたが、まずは新型コロナウイルスに有用かもしれない事を書きます。
新型コロナウイルスに感染すると、多臓器不全等で亡くなる方がいるようです。
なぜ多臓器不全が起こるのかというと、ウイルス感染によってサイトカインストームが起こるからだとされています。
サイトカインストームとは、ウイルスに感染したことによって、免疫が過剰に反応し全身に炎症(炎症性サイトカイン)が及ぶということです。
そのためにおそらく、ステロイドで炎症を抑えるという治療が行われているのだと思います。
しかしステロイドは免疫を抑制するので、免疫が抑制されると再発の可能性があると思います。

このサイトカインを抑制できれば、重症化しない可能性があります。
中国では既にサイトカインストームの予防と治療にビタミンCが使われているそうです。
その量とは体重1kgあたり100mg〜200mgを静脈内注射するというものです。(別の記事では24g)
しかし私はこの方法には危険が伴うと考えます。
理由としては、ビタミンCは確かにコルチゾールの原料となり、体内グルタチオンを増やすけれども
大量に静注した場合、逆にステロイドであるコルチゾールを抑制する可能性がある、ということです。
ビタミンCはコルチゾールの原料にもなるけれども、大量の場合はコルチゾールを抑制する効能があるからです。
コルチゾールが抑制されるということは、副腎疲労、炎症の悪化という可能性があります。

次にグルタチオンは、炎症性サイトカインを抑制します。
難病、がん、糖尿病などの疾患の方は体内のグルタチオンが少ないと言われています。
だからもしかすると、そういった疾患のある方が重症化するのは、グルタチオンが足りないという可能性もあります。
また難病はグルタチオンが減少、枯渇すると発症する可能性が指摘されています。
例えば有名な話としてはパーキンソン病の方にグルタチオンを静注すると改善することが知られています。
また老化とともにグルタチオン濃度は低下していきます。グルタチオン低下が老化する原因の一つとも言われています。
先にも書きましたが、がん患者のがんにはグルタチオンが集まってくるので、わざとグルタチオンを枯渇させて
抗がん剤を使うという方法があるそうです。
がんを治そうとして体内のグルタチオンががんに集まってくるのでしょう。
グルタチオン濃度が高いと抗がん剤が効きにくいのだそうです。
それから飲酒でもグルタチオンが不足します。グルタチオンは肝臓に集まります。
余談ですが、喫煙でグルタチオンは減らないそうです。
グルタチオンは抗酸化物質で、救急では急性アルコール中毒や重金属中毒、自家中毒等で使われています。
細胞を正常化、修復、がん予防、美容業界では美白にも使われています。
また、筋力低下防止にもなります。含硫アミノ酸であるグルタチオンは筋肉が溶ける、低下を防ぎます。
肝機能も改善しますし、サイトカイン(炎症)を抑制します。

実は去年、夫と長男がインフルエンザに感染したのですが、手持ちのアセトアミノフェンも効かず、39.6度の熱が出たのでリポソームグルタチオンを飲ませたところ2時間後に36.6度まで低下しました。
その数時間後に再び39.3度になり、リポソームグルタチオン(750mg)を飲ませたところ、36.7度まで低下。この繰り返しを何度も確認し治りました。
グルタチオンがインフルエンザの発熱に効いたと言わざるをえません。
インフルエンザウイルスの感染によってコロナウイルスと規模は違いますが、サイトカインストームが起こり
それをグルタチオンが抑制した、抑制効果があった、と言えると思います。
その後調べたところ、実際にそのようなエビデンスはあるようです。
未曾有のパンデミックでエビデンスを待っていたら手遅れになるという話もありますが。

残念なことに、日本ではグルタチオンは販売されていません。なぜなら医薬品扱いだからです。
グルタチオンはトリペプチド(グルタミン酸、グリシン、システインが合体したもの)です。
iHerb等で輸入するしか手段がありません。私はコロナウイルスの一報を聞いてから
リポゾームグルタチオンを備蓄してきましたが、先日とうとう販売中止、売切れ状態となってしまいました。
既に免疫に効くと言われる高容量ビタミンDも売り切れてしまいました。
日本人は何かあったらすぐに病院で薬をもらっていますが、海外ではまず予防で病院へは気軽に行きませんから
サプリメントも売り切れてしまうのでしょう。
現時点で、iHerbでリポソームグルタチオンの在庫はありませんが、還元型グルタチオンの在庫はあります。
リポゾームより効果は劣ると言われますが、私の体感では同じくらいです。
私はここ2年以上、還元型グルタチオンをメインに飲んでいます。
その場合、体内で有効活用できるようにビタミンCとトコフェロールd-アルファ(ビタミンE)を一緒に飲んでいます。
ビタミンCとEが還元型グルタチオンをリサイクルします。
またグルタチオンはキレート作用(解毒、排出)があるので、ミネラル類を排出してしまいます。
そのため、例えば朝ミネラル類を摂取したら、時間をあけてグルタチオンを摂取しないといけません。

それからウイルス感染で重要なこととして、ビタミンAがまず挙げられます。
麻疹は体内のビタミンAが少ないと重症化することは知られています。
アフリカではビタミンA不足で毎年何万人も亡くなっています。
ビタミンAは粘膜や皮膚を強くします。つまりビタミンAが足りない状態ではウイルスが侵入しやすくなり感染しやすくなるということです。
がんにもかかりやすくなるでしょう。がんははじめは上皮内新生物、つまり粘膜層からがん化するわけですが
ビタミンAが不足すれば当然その確率が高まると思われます。
日本人は絶対的ビタミンA(レチノール)不足であると思います。そのために病気が多い可能性もあります。
うなぎ、レバー、バターを週1回以上常用していなければほぼビタミンA不足でしょう。
野菜に含まれるベータカロチンは20%しかレチノールに変換されません。これではビタミンAが足りません。
ビタミンAというのは重要で肝臓は500000IU貯蔵します。それほど重要なビタミンです。
しかし、ネットでビタミンAを調べると過剰症についての記載ばかりが目につきます。
このため、おそらくビタミンやミネラルをサプリメントで摂取している方も、ビタミンAを避けているのではないでしょうか。
手にできるイボなども、ビタミンA不足の可能性があります。
ビタミンAというのは非常に重要な役割を果たしています。
まず粘膜ですが肺も粘膜、皮膚の一種です。歯のエナメル質。内臓(子宮などはもっとも影響を受けるでしょう。子宮疾患)
粘膜ですから肺の疾患、胃(胃潰瘍、胃炎、逆流性食道炎など)
それから目、脳。特に海馬。更には副腎。ビタミンA不足だと脳下垂体前葉萎縮、副腎肥大となります。
すると内分泌系にも異常が出るでしょう。例えば甲状腺の異常(バセドウ病)や高血圧(副腎の肥大によりアルドステロン等の異常分泌)になる可能性もあります。
更には記憶力が低下したり様々な影響が出ると思います。
ビタミンAは天然レチノールでないと副作用が出やすいということです。天然レチノールはあまり問題にならないと思います。
なぜか?例えば焼き鳥のレバーを食べるとします。好きで3本食べました。さてビタミンAをどれくらい摂取したと思いますか?
約14000IUです。1日の摂取基準を大幅に上回ります(1日上限2700IU)でも何も起こりませんよね。
私は天然レチノールのサプリメントで25000IUを実験として、数ヶ月、毎日摂取してみましたが、特に異常はありませんでした。
食べたものがそのまま蓄積されるわけではなく、粘膜や皮膚(毎日再生していますね)や内臓に使われて、余ったものが蓄積されるわけです。
確かに私の場合は少々ビタミンAを取りすぎると自分で思いましたので、それ以降は週に3回程度摂取しています。
しかし物理学者である故三石巌氏の話では、1日60000IU必要だった人もいるということで、個人差があるようです。
注意点としては、妊婦の方は過剰摂取を控えてください。

日本の医師はとかく薬信仰でビタミンなどの栄養をバカにしますが、それは医学部では栄養失調がない前提で教育を受けているということが原因かもしれません。
またビタミンは効かないという医師を調べてみると、製薬会社から資金提供を受けいているかもしれませんね(ワセダクロニクルのサイトで検索できます)
カロリーは足りていても栄養素が足りない可能性を考慮せず、薬で解決しようとします。
そうではなく、一度、栄養面を見直す必要があるのではないでしょうか。

ベンゾジアゼンピンの離脱症状には、これが必須その2

2018-06-26 | 医療
前回記事でベンゾジアゼンピン(向精神薬)の離脱には、コレ、という記事を書きましたが
実はまだまだ効きそうなものがございます。

神経変性及び興奮毒性から守ってくれるCDP-コリンです。

Jarrow Formulas, シチコリン, CDPコリン, 250 mg, カプセル120粒

ベンゾジアゼンピンなどで異常をきたした神経や、重症筋無力症の原因となるミエリン鞘の回復にも海外では応用されているそうです。認知症にも効くか…
炎症を悪化させるPLA2の活性を阻害するそうです。

コリン→ホスホコリン→CDP-コリン→ホスファチジルコリン

手に入りにくい場合は、コリンやホスファチジルコリンのサプリでも効果はあると思いますが
できればCDP-コリンがよいと思います。


それからこちらのイノシトールもかなり効果あり

Jarrow Formulas, イノシトール, パウダー, 8 オンス (227 g)

イノシトールはドーパミンなどに関与
イノシトールが足りないと神経に異常が出ます
離脱の不安や動悸、パニックに
12〜18gほど摂取すると良いそうです(お腹が緩くなるかも)

因みに私が試したら、18〜12gでは多いようでした。
私は今はパニック障害はありませんが交感神経過剰の症状はあります。
イノシトールを飲むとすごく気分がよくなります。
私はナイアシンフラッシュを続ると、むくみや歯が浮く感じ、軽い頭痛になるのですが(おそらく血管拡張作用のため)
イノシトールも同じ症状になりました。
しかし気分がとてもよくなり、眠くなります。
今まであらゆるビタミンやミネラルのサプリを試して来ましたが(メガ量)
ここまで効いたのは、ビタミンAとイノシトールだけです。
数年間、ビタミンCもメガ量(通常3000mg、多い時は10000mg以上)ビタミンBコンプレックスも100mg
ビタミンDは5000IU、ビタミンEは400〜800IU、ナイアシン(ビタミンB3)500〜1500mgを飲んでも
あまり効果は感じられませんでした。
タウリンも少しは効果がありましたがイノシトールほどではありませんでした。
イノシトールとビタミンAは効果覿面でした。
周囲を見るとどうもビタミンA不足の人が多いように思います。

追記:重要なことを書き忘れていました。
マグネシウムは必須です!
市販のサプリは酸化マグネシウムです。
酸化マグネシウムは4%しか吸収されませんから、塩化マグネシウム(ニガリ)
グリシン酸マグネシウム、タウリン酸マグネシウムを1000mg。
それからマグネシウムを吸収するにはカリウムも必要です。
個人的にはピリピリしますが、マグネシウムオイルをおすすめします。






いずれもiHarbで購入できます。
紹介クレジット“FRF759”を紹介コードに貼ると5%引で購入できます。



ベンゾジアゼンピンの離脱症状には、これが必須

2018-06-08 | 医療



バラの開花は暴風と重なって散々でした。 残念ですね… 今はトマトやぶどうが元気よく伸びています。
ところで、今日は植物関係ではない話題です。 ベンゾジアゼンピンの離脱症状の話です。 私の周りやネットを見るとベンゾジアゼンピンの離脱症状で苦しんでいる方が沢山います。
最近ベンゾジアゼンピンの処方が規制されています。
それまでは規制もなくベンゾジアゼンピンを何剤も処方されていたのに 突然の規制で減らされて苦しんでいる方、また、ベンゾジアゼンピンの害が明らかになるにつれ 減薬を試みる方も増えているようです。
ネットではベンゾジアゼンピン離脱症状に対する様々な緩和方法が紹介されています。
ですが、その通りにサプリメントを飲んでも緩和されない方、治らない方が非常に多いと思います。 なぜか? それはその緩和方法のアプローチが違っているからではないのでしょうか?
もしもアプローチが正しければ、もっと改善する方が増えているはずです。 しかし実際にはそうではありません。
ということは、その緩和方法は的外れなのかもしれないと疑問に思いませんか? 私はそう考えます。
一般に、ベンゾジアゼンピンの離脱症状にはメガビタミン、メガミネラルが言われています。 具体的には、ビタミンCを数g、ビタミンBコンプレックス100mg、ナイアシン、ビタミンE、あるいはビタミンD。 マグネシウムを特に多く。GABA、プロテイン。糖質制限。 といったところでしょうか。
しかし私に言わせるとこれでは緩和されないと思います。 重要なものが抜け落ちているからです。
そもそもベンゾジアゼンピンの離脱症状がなぜ起こるのかは解明されていません。 薬のダメージで脳そのものが壊れた説、薬が体内に残っているから排出されるまで離脱が続く説。 栄養不足説。
それぞれ考察すると .脳そのものが壊れた→それでは治る人はいない。でも実際には治る人もいる
.薬が体内に残っている→減断薬して相当年数を経過しても離脱が続く方がいますので、これもどうか。
.栄養不足説→それならメガビタミン、メガミネラルで治るはずが、実際は治らない人が多い。
となれば、上記以外の何か、別の原因があるはずですね。 そこで私は、内分泌異常説を提唱したいと思います。
他にも思うことはあります(例えば重症筋無力症と症状が似ているなど。
この場合はミエリン鞘がダメージを受けた) つまりベンゾジアゼンピンによって内分泌ホルモンのバランスが乱れたことが離脱症状の悪化に繋がっているのではないか?という話です。
なぜこのように思ったのかというと、私自身の経験からです。
私は2012年、石郷岡病院事件の後、突然パニック障害になり内科でベンゾジアゼピン類2種(デパス、ソラナックス)それから、吐き気止めとしてドーパミン遮断薬を1年以上飲み、やめたら酷い離脱で本当に死ぬかという思いをしました(今は離脱は全くありません)
私は2008年からバセドウ病を患っており、年に3〜4回血液検査をしていました。 ベンゾジアゼンピンを飲む直前と断薬した直後の数値を見て驚きました。 ベンゾジアゼンピンを飲む前は明らかにバセドウ病の数値でTSH0.02以下、FT4も1.9(バセドウとしては軽度)だったのが(2008年〜数年間変わらず一定) ベンゾジアゼンピン断薬直後はTSH0.4、FT4が0.7となんと低下症の数値にいきなりなったのです(その1年後にはまたバセドウに戻りました)
これはまるで中枢性甲状腺機能低下症のような数値です。 つまりベンゾジアゼンピンが下垂体に何らかの影響を及ぼしたと考えられるのです。
そして、私の周囲でも薬を飲むまでなんでもなかったのに、薬を飲んだ後、甲状腺に異常が出たという方もいます。
また知人の精神科医は、臨床で患者を診て、どうも内分泌系に異常がある事が多いのではないか、と気付いていたそうです。 下垂体は甲状腺だけでなく様々なホルモンを分泌します。
そして下垂体、視床下部、副腎はそれぞれ影響を及ぼし合います。
近年提唱されたベンゾジアゼンピン眼症といって、ベンゾジアゼンピンを飲むと眼の異常が出る場合がありますが、これもベンゾジアゼンピンが視床下部に影響を及ぼすことが原因だそうです。
日本ではベンゾジアゼンピンと内分泌系についての論文が殆ど無いように思いますが、 海外論文では結構見つかりました。
例えば
※URLを貼ると、このブログでは「不正な文字」と出て投稿できませんでしたので、原文をご覧になりたい方は、タイトルを検索してください。



Effects of benzodiazepines receptor agonists on the hypothalamic-pituitary-adrenocortical axis.
Google翻訳:翻訳:以前の研究は、古典的なベンゾジアゼピンが視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質(HPA)軸活動を減少させることを実証した。逆説的に、高用量のベンゾジアゼピンはまた、いくつかの状態において基礎循環性コルチコステロンレベルを刺激する。ベンゾジアゼピンアゴニストは、それらが結合する-アミノ酪酸(GABA)(A)受容体のいずれかのサブタイプにほとんど選択性を示さないので、明白な結果は、視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質の軸出力。これを試験するために、マウスにおける様々なベンゾジアゼピンリガンドの投与後に、視床下部室傍核における基底ホルモン産生およびFosの誘導を測定した。選択的1サブタイプアゴニストであるゾルピデムは、血漿副腎皮質刺激ホルモンおよびコルチコステロンの非常に強い増加をもたらしたが、逆アゴニストFG7142は、血漿コルチコステロンのわずかな上昇を誘導した。より驚くべきことに、非選択的完全アゴニストジアゼパムおよびゾピクロンは、ゾルピデムよりも循環コルチコステロンのより低い増加を誘導した。対照的に、アルファ(2,3,5) - 選択的ベンゾジアゼピンアゴニストおよび1アンタゴニストL-838,417は、コルチコステロンレベルに影響を及ぼさなかった。ゾルピデム、ジアゼパム、およびゾピクロンに応答して、心室核のFosの強力な誘導が見出されたが、L-838,417の後には見られなかった。最後に、ゾルピデムより前のL-838,417の前投与は、コルチコステロンに対するゾルピデムの効果を強く阻害した。同様に、非選択的アゴニストであるジアゼパムおよびゾピクロンは、単独でコルチコステロンに影響を及ぼさない用量でも、ゾルピデムの効果を阻害した。まとめると、これらの結果は、ベンゾジアゼピンリガンドが、部分的に反対のメカニズムを介して、視床下部 - 下垂体 - 副腎皮質の軸を調節することを示唆している。正味の効果は、それらが結合するGABA(A)受容体サブユニットの組成に依存することを示している。


Benzodiazepines and anterior pituitary function.
Google 翻訳:BDZ)は、著名な抗不安薬、抗けいれん薬、筋弛緩薬および催眠薬の効果のために、最も処方された薬剤のクラスの1つです。 BDZの薬理学的作用は、2つの特異的受容体の活性化に依存する。中枢神経系(CNS)のいくつかの領域に存在する中心のBDZ受容体は、GABA-A受容体の構成要素であり、その活性化によりGABA作動性神経伝達が増大し、顕著な神経内分泌作用が続く。 GABA-A受容体とは構造的および機能的に異なる末梢ベンゾジアゼピン受容体(PBR)は、末梢組織においてもCNSにおいても、ニューロンおよびグリア細胞および下垂体においても示されている。 BDZレセプターは、脳内のニューロンおよびグリア細胞から最初に単離され、次いでいくつかの末梢組織においても単離された、エンドゾペインと呼ばれる天然ペプチドのファミリーに結合する。 Endozepinesはいくつかの神経内分泌機能を含むいくつかの中枢および末梢生物活動を調節し、合成BDZはそれらを少なくとも部分的に模倣する可能性が高い。 BZD、特にアルプラゾラム(AL)は、動物およびヒトの両方においてHPA軸の活性に明確な阻害的影響を有する。この効果は、CRHの抑制を介して、視床下部および/または視床下部のレベルで媒介されるようである。視床下部下垂体 - 副腎(HPA)軸に対するALの強い負の影響は、パニック障害およびうつ病の治療におけるその特異な有効性と一致する。 BZDはまた、視床下部または上視床下部レベルで媒介されるメカニズムを介してGH分泌を増加させることが示されているが、下垂体行動は除外することはできない。 BDAは、HPAおよびソマトトロピン機能への影響に加えて、ゴナドトロピンおよびPRLなどの他の下垂体ホルモンの分泌にも有意に影響し、おそらく視床下部および/または下垂体においてGABA作動性媒介を介して作用する。 BDZは、GABA作動性活性を調べ、脳下垂体前葉機能の神経内分泌制御における役割を明らかにする有用なツールである可能性が高い。それらの有用性はおそらく以前に想定されていたものよりも優先されます。

というように、ベンゾジアゼンピンは内分泌系に良くも悪くも影響を及ぼすようです。
だとすれば、ベンゾジアゼンピンを減薬、断薬することによって、内分泌系ホルモンがアンバランスになる可能性があります。
人間の体はホメオスタシス(恒常性)で保たれています。 例えば、今まではベンゾジアゼンピンの影響でホルモンがある一定に保たれていたのが、体内に入ってくるベンゾジアゼンピンが減ったらどうなりますか。
バランスが崩れますね。ホルモンバランスが崩れると、様々な症状が出ます。
例えばですが、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されればイライラ、動悸、不眠。足りなければ動けない、頭が回らないなど。
副腎のカテコラミン過剰の場合は、例えばアドレナリンなら高血糖、ノルアドレナリンなら動悸、イライラ、高血圧など。
プロラクチンなら生理不順、不正出血、乳汁、子宮疾患。 視床下部なら眼の症状、怒り悲しみ不安のコントロール。睡眠障害。
副腎のホルモンなら副腎疲労、又はコルチゾール分泌異常、それに付随する症状(落ち込み、イライラなど) 血圧異常。 ざっと挙げただけでも色々ありますが、ベンゾジアゼンピン(ベンゾジアゼンピンに限らず向精神薬全般)の離脱症状に似ていませんか?
先程も書きましたがホメオスタシスがあります。 例えば血液検査をしても異常値でないとしましょう。
だからといって、異常がないとは言えないと思います。 人間はDNA一つとっても千差万別です。個体それぞれに適したホルモンバランスは違うわけです。
だから血液検査一つとってみても正常範囲内が広く取られています。 色々な薬にしても、副作用が出る場合と出ない場合があります。
それはその人によって薬物代謝酵素が違うので当たり前のことです。 人間は機械ではありませんから、当然のことです。

さて、ここまで書いて、その内分泌とやらに効くサプリ(栄養)はなんだよ、とお感じの方も多いと思います。
そのうちの1つとして、まず私はビタミンAをあげたいと思います。
ビタミンAは過剰症ばかりが一人歩きをしていますが、私は実はビタミンA不足の人が多いのではないかと感じています。 ビタミンAはレバー、うなぎ、バター等に多く含まれる他、野菜にβカロテンとして含まれていますね。 ところでレバー、うなぎ、バター等を日常的によく食べる方っていますか?
あまりいませんよね。
人間の体はビタミンAを肝臓に500000IU貯蔵するそうです。
それほど人体にとって必要だということでしょう。
サブサハラ以南のアフリカでは毎年多くの人がビタミンA不足で亡くなっているそうです。
ビタミンAが不足すると、乾燥肌、目の症状(鳥目)粘膜が荒れるなどの症状が出ると言われています。
しかしそれだけでしょうか?ビタミンAは脂溶性です。脳組織は6〜7割が油(脂)でできています。
そして、ビタミンAが不足すると実はどうなるのか?粘膜に影響があるだけではないのではないか?

こちらも残念なことに国内の論文は1つ、それも昭和37年のものしか見つかりませんでした。
こちらは国立図書館で見つかります。

ビタミン及び酵素に関する問題、で検索してください(PDF)

その中の“120(演)ビタミンA及びDの下垂体、副腎に及ぼす影響に関する組織学的ならびに組織化学的研究(第3報)岩手医大”の部分に書いてあります。

ラットでの実験ですが、ビタミンAが不足すると「脳下垂体α細胞の変形、核萎縮があり、β細胞はやや増加する」「副腎皮質各層帯細胞の腫大」

というようにビタミンA不足は脳、副腎に影響を及ぼすようです。
※副腎細胞の腫大?続発性アルドステロン症(副腎過形成)の原因かも?

そして海外論文
Vitamin A regulates hypothalamic–pituitary–adrenal axis status in LOU/C rats

Google翻訳:LOU / Cラットにおける視床下部 - 下垂体 - 副腎(HPA)軸の低活動および低反応性におけるレチノイドの関与を調べることであった。コルチコステロイド受容体、コルチコトロピン放出ホルモンおよび11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型の視床下部および海馬の発現に対して、標準的な条件および拘束ストレスに応答して、血漿コルチコステロンに対するレチノイン酸(RA)投与ビタミンA欠乏の影響を測定した(11β-HSD1)をLOU / Cラットに投与した。興味深いことに、対照条件下で、我々はLOU / CラットにおけるHPA軸の基底活性の低下に寄与する可能性のあるWistarラットよりもLOU / Cにおけるレチノールの高い血漿濃度を測定した。ビタミンA欠乏症は、RA投与により正常化されたLOU / CラットにおいてHPA軸活性の増加を誘導した。 LOU / C対照ラットと比較して、ビタミンA欠乏ラットでは、拘束ストレスに対するコルチコステロンの応答が遅延し高まった。コルチコステロイド受容体の発現は、海馬におけるビタミンA欠損により強く減少し、これはHPA軸調にコルチコステロンによる効率の悪いフィードバックに寄与する可能性がある。視床下部のビタミンA欠乏症(+ 62.5%)は海馬(+ 104.7%)と同様に増加し、局所的にコルチコステロンの産生を高め、海馬の変化に寄与した。 RA補給処置はコルチコステロン濃度および11β-HSD1発現を対照レベルに回復させた。 LOU / Cラットの高いビタミンA状態は、それらの低いHPA軸活性/反応性および11β-HSD1媒介性有害作用に対する保護効果に寄与する可能性がある



ベンゾジアゼンピンは下垂体、視床下部、副腎に影響を及ぼす。
ビタミンAも下垂体、視床下部、副腎に影響を及ぼす。
ビタミンA不足だとバセドウになるかもしれません(下垂体前葉α細胞の中では甲状腺刺激ホルモンが分泌されます。逆にビタミンA過剰だと甲状腺機能低下症になる?)
ビタミンA不足では炎症が起こるのではないでしょうか。
いつもなんらかの炎症が起こっていればビタミンAは枯渇するのではないでしょうか。
例えば、ベンゾジアゼンピンの何らかの作用によって脳神経などに炎症が起きたとして
そこでビタミンAがより多く消費されてしまうなども考えられます。

Now Foods, ビタミン A、25,000 IU、250 ソフトジェルカプセル


次に必要なサプリメントとしてグルタチオンが挙げられます。
グルタチオンは解毒に優れていますが、パーキンソン病や難病の方はこのグルタチオンが枯渇しているそうです。
リポゾームでなくても還元型でも効くように思います。
恐らく1日3カプセル程度は必要でしょう。

Jarrow Formulas, 還元型グルタチオン, 500 mg, 60粒(ベジタリアンカプセル)



それからタウリンも必要だと思います。
タウリンは輸入規制がかかっています(月に1回のみ輸入可)
タウリンはホメオスタシスに作用しますし、離脱症状のうち動悸など交感神経過剰症状と思われる症状に効くのではないでしょうか。

Now Foods, タウリン,ダブルストレングス, 1,000 mg, 100植物性カプセル



いずれもiHarbで購入できます。
紹介クレジット“FRF759”を紹介コードに貼ると5%引で購入できます。
iHarb.com



他にもビタミンDやEもそしてBやCも必要です。
レシチンも必須です。
それに加えて上記ビタミンA、グルタチオン、タウリンが必要なのでは?と思った次第です。
実践する場合は自己責任でお願いします(グルタチオンやタウリンはこれといって副作用は聞きません。ビタミンA過剰症は頭痛などがあるそうです。ただ、タンパク質をじゅうぶんに摂取している場合は、ビタミンA過剰症にはならないという話もあります)

ビタミンCの過剰摂取は、コルチゾール分泌低下があると却って有害だと思います。
(去年Facebookにも書いたのですが)
ビタミンCはコルチゾールを合成するために必要ですが、過剰だとコルチゾールを抑制します。
すると、炎症がある時に更に炎症が悪化する可能性があります。
コルチゾールは炎症を抑えるので、既に炎症がある場合は、既にコルチゾールが不足している可能性があります。
コルチゾール分泌低下になると副腎疲労状態になります。
低血糖、低血圧、疲れる、怠い、酷いと動けなくなります。
実は私、去年ビタミンCを過剰摂取実験をして、実際に炎症が悪化しました。
1カ月ほど1日に7000mg摂取してみました(リポゾームなので水溶性ビタミンC換算だともっとmgが多いでしょうか)
早朝コルチゾールも6.32と基準値下限。
私の炎症とはバセドウ病(これも炎症性疾患の一つだと思います)
喉の痛み、バセドウ眼症の悪化です。




くれぐれも、この内容を主治医には言わないでください(笑)
ある友人が主治医に「ベンゾジアゼンピンと内分泌は関係があるのではないですか?」と聞いたら
「エビデンスは?素人が言ってるだけでしょう」と一笑に付されたそうです。
だいたい、他科と違って精神科はエビデンス云々で患者は治せていないでしょ…ね?
そんなことを言う医師に限って患者を治せていないのではないですかねぇ。
エビデンスより臨床を重視すべきではないのですかねぇ。
そう、エビデンスより患者を見てくださいよ。
たまにはエビデンスが間違っているという考え方も必要ではないのですかね。
実際に離脱を治せない医師が殆どではないですか?

アインシュタインの言葉にこうあります。
狂気とは即ち、同じことを繰り返し行い、違う結果を期待すること(The definition of insanity is doing the same thing over and over and expecting different results)



素人からの苦言でした。