光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

映画「怪しい彼女」を観て

2014年07月21日 | 音楽・映画

7月20日(日)、久し振りに映画を観ました。

 

良かったですね。  館内は笑声が絶えなかったのすが、ラスト近くでは涙に変わります。

私も涙腺が弱いので、涙が溢れてきました。

 

これは途中の回想シーンでの主人公20歳の頃。

 

 

結婚して1年ばかりで、夫は海外で死亡。
女手一つで、子供を育てるため、苦しいなか、恩を仇で返したりすることも。
気性も強くならざるを得なかった。

 

 

最愛の息子は、大学教授となり、自慢の息子に。  しかし、嫁姑の関係はいずこも同じで、

儒教思想の強い韓国では、長幼の序が厳しく、主人公に毒づかれて嫁がノイローゼで倒れてしまう。

このため、息子が母を老人施設に入れることを考え始めたことを知り、主人公は夜の街の青春写真館で

遺影写真を撮ることにし、お化粧をしているのがこの場面。

 

写真館をでてみると、主人公が20歳の頃に戻っていた!…映画ですね。 ここから、ドラマが展開。

 

若い頃から歌もうまかった主人公は、老人施設で歌を披露。・・・ここで主人公役の女優シム・ウンギョンは吹き替えなしで見事にバラードを歌います。

 

 

70歳の老人の心でありながら、20歳の声で歌う、細かな振る舞いも老人の癖をつかんで、この女優、驚きました。

 

 

主人公の孫役で韓国の人気ロックグループのB1A4のジニョンも出ていましたが、この映画の監督から役者まで、私は何も知らないのでした。

甘っちょろい孫達のバンドに対し、喝を入れる主人公。

 

 

新人オーディションで熱唱し、観客の喝采に若いときに出来なかった夢がかない始めた主人公。

 




TV局のプロデューサーは、主人公の歌を聴き、彼女に傾いていく。  プロデューサーが主人公をつけていた時、気づいた主人公が

ストーカーと勘違いし、逆襲した場面。 

 

TV出演することも決まる。 

 

ストーリーはこの辺までにします。

感じた点をいくつか。

・社会や歴史の流れと、現在の問題も、ストーリにちりばめ、うまくまとめています。

・笑わせる仕掛けも、ケレン味がなく、エンドシーンもニコッと笑って締めくくれる。

・主人公役の女優の圧巻の演技、歌唱。

・韓国を舞台とした映画ですが、日本と変わらない親近感。

・英題の「Miss Granny」がふさわしいですね。

韓国の映画界、素晴らしい勢いですね。  

見終ったあと、隣の二人連れのおばさんが「いい映画だったわね」と言っていました。

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