光と影のつづれ織り

写真で綴る雑記帳

六義園 ラスト

2012年07月01日 | アート 建築・庭園

 内庭大門近くの雪見灯篭。   傘の大きい雪見型の灯篭は、池面を照らす灯篭として水際に置かれるものが多い。
 

 

大門近くに、茶室が二つあります。   その一つ、「心泉亭」。  灯りがついていて、茶会でもしているのでしょうか。

 

心泉亭から池に戻ります。  玉藻磯が見えてきました。

 

妹山・背山の正面となります。

 

 

柳沢吉保が晩年を過ごした六義園の館が近くに建っていたようだ。    吉保が実際に和歌の浦に行ったことがあるのか不明ですが、幕府の実力者がつくった自作の庭園、楽しい日々を送ったことでしょう。  

 

少し歩くと、池の中央に蓬莱島。  向こうには舟屋も

 

石灯篭の少し先は、指南岡(しるべのおか)。  石柱には当て字で「志るへの岡」と書かれています。  こんもりとした1mほどの高さの盛り土です。

 

滝の茶屋に向かう途中は木立に覆われて薄暗い。  そのなかにアジサイが目立ちます。

 

 

 

滝の茶屋。   スクリーンをみるような感じで撮りました。

 

凝った石組です。  滝ははっきりとはわかりません。

 

下流方向。

 

石樋が使われています。  橋は千鳥橋。

 

水分石などの説明板があるのですが、よくわかりませんでした。

 

 

滝を越して、山景色の道に入ると、道の分岐点に「尋芳径」などと、書かれています。   いろいろと見立てるものです。

 

「尋芳径」を1,2分歩くと、吟花亭跡に。

 

基礎部分しか残っていません。

 

 

花も今の時期はアジサイだけです。

 

さらに進むと、「水香江」と「芙蓉橋」の説明板。  昔の方は、香りにこだわりがありますね。

 

水香江と思われる、ちょっとした窪み。  土で埋まっています。

 

下に見える「芙蓉橋」も橋の下が埋まっています。

 

下流側。  池面が少し見えます。

 

芙蓉橋から少し上ると「つつじ茶屋」があります。

 

風情はあるのですが、今にも倒れそうな感じ。

 

 

下から眺めた茶屋。  紅葉シーズンも良さそうです。

 

 

白鶴橋が見えます。  やっと一周してきました。

六義園は、五代将軍徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保が、精魂こめてつくった庭園。  将軍も何十回と訪れたようだ。

幸い、江戸時代の大火や関東大震災、空襲などの被害も受けず、当時の面影を偲ぶことができる、大都会のなかのオアシスとなっている。

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