オトナの定義

このところ、「花より男子」のＤＶＤにはまり、寝ても覚めてもマツジュンのことを考えていたため、更新ができませんでした・・・。

以上、言い訳・・・。

さて、久しぶりに一人で映画に行きました。
見たのは「リトル・チルドレン」。

アカデミー賞３部門ノミネート、ケイト・ウィンスレット主演、「大人になりきれないオトナ」がテーマの映画。

舞台はボストンの郊外住宅街。

テーマ通りに子供っぽい大人が、次から次に登場してくる。

３歳の子供をあまり愛せず時に八つ当たりしてしまう主婦サラ。

司法試験浪人中で３度目の試験が迫ってるのに、働く妻の目を盗み、結局勉強をさぼっているブラッド。

警官を辞めてやりたいことが見つからないまま、ターゲットに対して執拗ないじめを繰り返すことにしか生きがいを見つけられないラリー。

刑務所を出ても幼児性愛を克服できず、母親の庇護の元で暮らす４８才のロニー。

サラとブラッドがお互いの子供を昼寝させて不倫を始めるのは、まるで、
親の目を盗んであいびきをするティーンエイジャーのようだし、
近所の奥さん達が、不倫しているサラを避けたり、嫌味を言ったりする様子は、
女子校のいじめみたい。

この通り、親になっても大人になったとはいえないし、経済的に自立しているからといって大人なわけでもない。
現に高収入のＰＲコンサルタントのサラの夫は、アダルトサイトに夢中になってたりして、様子は中学生と変わらない。

うーん、大人になるって難しい。
年を重ねてもダメらしい。

でもそんな大人いっぱいいるし。逆に子供っぽくない大人を探すのは難しい気がする。

ふむ・・・とすると、大人の定義って何なのでしょう?
映画では、みんな最後は分別のついた行動を取ります。
それぞれが理性を取り戻さざるをえない状況に置かれます。

じゃあ大人になるって

「甘えないこと」?
「自分が本来正しいと思う道を選択すること」?

でも、人生それだけじゃ楽しくない気がするし。
と、考えるのは、欲がありすぎるのでしょうか?

ま、いいか。

こうして「あいまいなまま決着つけずにほうっておける」
のも大人な気がしたりして・・・・。