うらー！ ついに追い詰めたぞ、師匠の仇！ こちらの荒れ狂う殺意を知らぬ気に女はこちらに向き直り、意外な気軽さでこちらに近づいてくる・・・俺の予想通りなら、お前は・・・
あれっ！ 何っ！ てっきりドローガンの友人、エルフの魔術師だと思ったのに！ 顔はちょっと（怖いところが）似てるけど、エルフじゃないどころか、メデューサ！ ま、まずいっ！
うごごご・・・イカン・・・体が・・・石になっちまったー！ メデューサは俺の懐からクリスタルを抜き取ると高笑いを残してテレポートしてしまった・・更に・・もともと仕掛けがしてあったのだろう、同時に遺跡が崩れだした・・完全にしてやられた
もちろん頼りにならない相棒も一緒に石になってるので、もう、どうしようもない・・・師匠、仇を取れませんでした・・
メデューサは俺から奪ったクリスタル「ミスラル」を手に入れて魔法王国のテクノロジーを復活させ世界に君臨するつもりなのだ、そしてもう、誰もその野望を食い止めることは出来ないのだった・・・
しかし・・・遺跡の崩壊に巻き込まれたところまでは覚えているのだが、どういうわけか気づいたら目の前にトカゲの化け物が。どうやら俺はこのトカゲどもに「値打ちものの彫刻」だと思われて安全な場所に運び込まれたらしい。
トカゲどもは遺跡を専門に荒らす盗賊団（おそらくギャリックを襲った連中だろう）であった。その首領にしっかりと人間であることを見抜かれて「強制」の魔法を込めた首輪をはめられる事に・・・
崩壊しつつある遺跡からお宝を漁るのを手伝うのと引き換えに俺の自由を約束する。トカゲ男・・・仕方ない正義と（自分の）自由のために立ち上がろう！ けど、こんな事やってる場合じゃないのになぁ・・
トカゲ男最初の要求は遺跡内をガードする１０体のゴーレムを全て破壊すること・・・ゴーレムごときは敵ではないが、10体全てって・・・面倒すぎる！
遺跡の大広間には強力な魔法障壁に囲まれた塔が・・・これってもしかしてメデューサが中にいるってことか？ どうやったら中に入れるんだ！
主人のいなくなった遺跡をメンテナンスし続ける哀れなゴーレム、そのチーフがこの執事ゴーレムだ。他のゴーレムとは違って意思の疎通が可能だったので出来れば破壊はしたくなかったが、10体のうちにこいつが入ってる、悪いけど・・・
ゴーレム破壊の後、脱出路が掘りあがるまで「テキトーに時間を潰していろ、自由にするのはその後だ」とのトカゲ男からの指令で、遺跡を散策する俺。中には図書館、魔術師の塔などの施設があり、その中に１つずつ魔法装置の解除キーが隠されているという・・・どうせ時間があるわけだし・・・と忍び込み、各施設を支配する魔法生物からキー（クリスタル）を奪い取る、まず１つ！
どうやら魔法の風をガラスに封じ込めたものらしい・・風流なもんをキーにするんだなぁ・・
地下では探索に行き詰ったかに思えたが、たまたま拾ったポータブル次元転移装置を使ってゲートを作りそこをくぐると・・・ちなみに、メデューサと対決する前に「なんとなくいやな予感がして」相棒から返してもらっておいた魔法のフランジャー＋４に装備を変更、盗掘団にも相手にされなかったドナの弔い合戦だ！
ようやく敵の本拠に突入成功、ぶったギッテやる！
二つ目のキーゲット！
最後のキーを求めて図書館へ。奥に大判の本が見つかる。内容は美しい女性に恋する物乞いの哀れな話なのだが・・読んでいると・・・！
どわぁ！ 本に吸い込まれた。目の前にいる物乞いに話を聞くと・・なるほど先ほど読んでいた本と同じ内容だ。つまり、文字通り本の中に入り込んでしまったというわけか・・・彼の話ではちょっと先にある家の中に意中の人が捕らえられていて、助けたいのだが勇気が湧かないのだという、しょうがねぇな～！ 俺が助けてやろう！
って、捕らえられてるって言うけどドラゴンと一緒につながれているではないか！ ドラゴンは倒したが・・・
女性はすでに死体と化していた・・・・あらら・・・・
が、ドラゴンの死体から謎の羽ペンを発見する。使うためにはインクが必要らしいが・・・はて？
家の奥にはまたもや大判の本が・・・タイトルは地獄の・・・？ 読めないが内容は破滅的でどうしようもないものだった・・・
その瞬間、またもや本に吸い込まれた！ 中には古代魔法王国の偉大な魔法使い、カーサスが・・・。王国がまだ空中にあったころ、その魔力制御に携わっていた古代王国屈指の魔法使いであったらしい。が、王国崩壊の原因ともなってしまった事を悔やんで自分が作り出した地獄で責められ続けていた・・・
発狂して襲い掛かってきたカーサスを仕方なく殺して奥へ・・・・そこには更にカーサスの告白という罪を悔いた本が置かれており、またもや吸い込まれてしまった！
気づくとそこは図書館の一室だった。戻ってこれたわけだ・・・カーサスの死体からインクつぼを入手していたわけだが・・・これと羽ペンを利用して、この不思議な本の内容を書き換えたらどうなるのだろうか？ もしや・・・？
あっ！ みすぼらしい物乞いだったウィリアムは（俺が書いたとおりに）立派な騎士に！ 彼と協力して美女（？）イェンドラを救い出し、二人は晴れて結ばれるのであった、めでたしめでたし・・・
そして彼はこのお礼に「キー」探索の手伝いをしてくれると申し出るのであった・・・別にいらんけど
部屋の奥でカーサルの本を書き換える。彼はすでに罪滅ぼしを終えて、許されている・・・と
先ほどはカーサルがデーモンに拷問を受けていた場所だが、誰もいない。と、そこへ何かが現れた、なんとアークエンジェル・・高位の天使だ！ カーサルはすでに罪を許されて天界で暮らしているのだという・・へぇ～めでたしめでたし
後は簡単だ、図書館へと戻り「キー」となる魔物を戦闘がしやすい砂漠に出現させるように書き込む。そしていざ本の中へ！
騎士君と協力して（・・って言っても別にいなくても良いんだけどね）風を倒してキーをゲット！ ようやく３つそろったな
砂漠からの帰り道、岩陰を見るとカーサルがいるではないか。心配して様子を見に来てくれたのだろうか？ めでたしめでたし・・
とうとうそろった３つのキーを装置にセット！
ついに魔法障壁は取り去られ、謎の塔への道は開かれた！ いったい何があるのだろうか・・そしてトカゲ男たちの脱出路掘りはどうなってるのだろうか？
つづく・・・
