脳梗塞と禁煙
僕がタバコを吸い始めたのは21歳のころ。下宿の友だち(僕以外は全員山口県出身だった)とマージャンするときに周りが全員吸うので、ひとり吸わずに副流煙(当時はそんな言葉もなかった)ばかり吸わされてるのもバカみたいだと思って吸い始めた(マージャンやパチンコは性格的に合わなくて、大学1年でやめてしまった)。
それからおよそ30年、ハイライトを多い時には1日3箱も吸っていた。前にも書いたように、この病気は分解できない血液中の糖脂質が脳に溜まると脳梗塞(小梗塞=ラクナ)になりがちだとは知っていて、それだけは困ると思っていたけど「体に悪いことを知っていて吸い始めたのだから、絶対禁煙はしない」と公言していて、実際自分は禁煙なんてできないだろうと思っていた。
ところが、腎不全になる以前にひどい頭痛に悩まされて、酵素補充を受けに行ってた病院でMRI検査を受けてみたら、「脳梗塞になった形跡がある」という診断を受けた。「どうすればいいんですか?」と当時の主治医に訊いてみたら、タバコをやめるぐらいしかないと言う。前述のような理由で自分に禁煙は無理だろうと思っていたので、主治医に禁煙外来のある病院を紹介してもらって、禁煙パッチを使った禁煙を試してみることにした。自分に背水の陣を敷くために「タバコをやめることにした」と宣言したんだけど、その日があいにくエイプリルフールで、ぜんぜん信用してもらえなかった。ところが不思議なことに、禁煙パッチの効果だったのか、あっさり禁煙できてしまった。
あれだけタバコを吸ってきたのに、それからは食事の席でタバコの臭いが流れてくるのも許せなくなってしまったから、根っからの極端な性格なんだろうなあ。
(つづく)
僕がタバコを吸い始めたのは21歳のころ。下宿の友だち(僕以外は全員山口県出身だった)とマージャンするときに周りが全員吸うので、ひとり吸わずに副流煙(当時はそんな言葉もなかった)ばかり吸わされてるのもバカみたいだと思って吸い始めた(マージャンやパチンコは性格的に合わなくて、大学1年でやめてしまった)。
それからおよそ30年、ハイライトを多い時には1日3箱も吸っていた。前にも書いたように、この病気は分解できない血液中の糖脂質が脳に溜まると脳梗塞(小梗塞=ラクナ)になりがちだとは知っていて、それだけは困ると思っていたけど「体に悪いことを知っていて吸い始めたのだから、絶対禁煙はしない」と公言していて、実際自分は禁煙なんてできないだろうと思っていた。
ところが、腎不全になる以前にひどい頭痛に悩まされて、酵素補充を受けに行ってた病院でMRI検査を受けてみたら、「脳梗塞になった形跡がある」という診断を受けた。「どうすればいいんですか?」と当時の主治医に訊いてみたら、タバコをやめるぐらいしかないと言う。前述のような理由で自分に禁煙は無理だろうと思っていたので、主治医に禁煙外来のある病院を紹介してもらって、禁煙パッチを使った禁煙を試してみることにした。自分に背水の陣を敷くために「タバコをやめることにした」と宣言したんだけど、その日があいにくエイプリルフールで、ぜんぜん信用してもらえなかった。ところが不思議なことに、禁煙パッチの効果だったのか、あっさり禁煙できてしまった。
あれだけタバコを吸ってきたのに、それからは食事の席でタバコの臭いが流れてくるのも許せなくなってしまったから、根っからの極端な性格なんだろうなあ。
(つづく)