退屈男の愚痴三昧

愚考卑見をさらしてまいります。
ご笑覧あれば大変有り難く存じます。

読書感想文雑感―困っている皆様へ―(1)

2019年08月12日 16時26分27秒 | 日記

 夏休みの宿題に読書感想文が出され書けなくて困っている人がいらっしゃるようです。
 初老男が愚痴をまじえて雑感をご披露いたしたく存じます。
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 子供の頃、夏休みは嫌いでした。
 「宿題ばかりが多くてちっとも休めない。」と親に不満をぶちまけていました。小4のときは宿題を捨てました。
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 さて、読書感想文ですか。書き方は学校で習いましたか。私は教えてもらった記憶がありません。
 教えていないのに、遠足や運動会が終わるとそのすぐ後の国語の時間では決まって作文を書かされたものです。
 書き方が分からないので「書き方を教えてください。」というと「思った通りに書けばいいのです。」といつも同じお答えが返ってきました。
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 ところが、歳を重ねこの仕事につき、若い人にレポートを書いて頂く側になったとき「やはりそうだったのか。」と強く感じたことがありました。
 それは、今でも学校では作文や感想文の書き方を十分教えてくれてはいないということです。感想文や作文を書くには技術と訓練が必要なのですね。
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 そこで、今日は感想文の書き方について考えてみましょう。
 ところで、さきほど「感想文や作文」という表現をしましたが、感想文と作文の違いを意識したことはありますか。
 これも私が小学生の頃、先生に質問したのですが「同じようなものです。」というお答えでした。
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 感想文と作文とは別のものだと思います。作文の方が感想文より広いものを表現しているような気がします。また、その狙いにも違いがあるような気がします。
 例えば、漠然と「遠足について作文を書きなさい。」と指示されたときは、遠足に関することならば何でも書けそうです。しかし、読む本が指定された感想文の場合には何を書いてもよいということは言えない気がします。
 他方、作文は書くべき対象が広い代わりに文の構成まで考えなければなりませんから難しいですね。したがって、感想文の方が書きやすいともいえるかもしれません。
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 では、感想文とは何でしょうか。
 漠然として解不能な日本語の文字列はその文字列を構成する一つ一つの文字の意味を考えると分ることがあります。
 したがって、感想文は「感」「想」「文」ですから「感じたこと、想ったことを文にしたもの。」ということができるでしょう(ちなみに、「想う」は「思う」より情緒性が高いようですね。したがって、「感じる」に近いようです。)。
 それでは、このあたりのことも含めながら次回は読書感想文の書き方についてご案内しましょう。

#夏休みの宿題、#読書感想文、#作文、#苦手

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