Life likes whisky.

20代にしてウイスキーにハマってしまった筆者によるブログ。
Twitter:@Ruud_whisky

サントリーホワイト

2015-01-19 19:30:00 | SUNTORY

初の国産ウイスキーが今日も発売されているのをご存知でしょうか。
それが「サントリー ホワイト」です。

1929年、壽屋から初の国産ウイスキー、通称「白札」が発売されました。
赤玉ポートワインが売れに売れていた壽屋が、スコットランドでウイスキーを学んだ
竹鶴政孝を招聘しての国産ウイスキー作り。さぞ期待も大きかったことでしょう。

「醒めよ人! すでに舶来盲信の時代は去れり 酔わずや人 我に國産至高の美酒 サントリーウヰスキーはあり!」
どんだけブチ上げれば気が済むんだというようなキャッチフレーズですが、
それだけ国産第一号に込めた思いが強かったということでしょう。

このブログの読者の方ならご存知とは思いますが、白札は失敗に終わります。
ピート香がきつすぎた、と言われていますが、ピート香に理解のある
ファンが増えた今復刻されれば、結果は違うかもしれませんね。

さて、今回は先日発売されたデザイン復刻版を購入してみました。
できれば中身も復刻版にして欲しかったですね…。





サントリーのブレンデッドといえば、山崎モルト系の濃い目の甘みある香りが多いですが、
このホワイトについてはかなりキャラクターが異なる。
接着剤のような粘っこい臭いの後に、レーズン、革、土の匂い。
価格帯の近いブレンデッドでは、角瓶の黒がこの傾向ですかね。
黒よりも柔らかく、バランスが取れています。

喉を通すと思ったよりもスッキリしています。
スムースですが、モルトの甘みをそこそこ感じ、ひ弱でもありません。
ただし、ピート香はほとんど感じません。
フルーティな甘さ、爽やかさも幾分残り、香り以上に飲みやすい印象。
余韻は穏やかですがそこそこあり、爽やかな香りが残ります。
サントリーの低価格帯銘柄はほとんどがハイボール専用機と化していますが、
ホワイトはなかなか、ロックでもいけるんじゃないでしょうか。
盲目的に角瓶クラスを買われている方は、一度試してみる価値のある銘柄です。


香りC+ 風味B 厚みC+ 余韻C+ C/P B+ 総合B-

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