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20代にしてウイスキーにハマってしまった筆者によるブログ。
Twitter:@Ruud_whisky

山崎12年

2016-03-24 03:48:34 | SUNTORY

余市と並び日本を代表するシングルモルト、山崎の12年をご紹介。


サントリー創業者、鳥井信治郎と、ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝。
日本ウイスキー史の2大巨塔が揃って携わった唯一の蒸留所、山崎。

日本初の本格モルトウイスキー蒸留所として建設された山崎は、
今や世界でも最高クラスの品質を誇る、ジャパニーズでも特に人気の銘柄に成長。
各ウイスキーコンペでも、毎年のように何らかのラインナップが金賞を受賞しています。

特にこの12年は人気が高く、一時期都内ではほとんど見かけない時期もあったほど。
現在は比較的在庫を目にしますが、入手可能金額は9000円程度でしょうか。





さてさて、テイスティングへ。

うっとりするような果実香が特徴的。
洋梨、りんごのような爽やかなものと、レーズンのような重厚なもの。多層的。

味は甘め。シェリー樽由来の芳醇な香りを伴った甘み。
それなりにスモークも利いていて、甘み一辺倒という訳ではない。
良くも悪くもやや若さもまだ見られるものの、嫌なアルコールの刺激はなく、
むしろ程よいパンチ力を生んでいる。
余韻まで心地良い甘みは長持ちし、飲み干し、吐く息まで美味しい。

オールドの良いとこだけを集め、さらに濃縮させたような味わいですね。
値段が6倍程度違うので仕方ありませんが、こうして山崎を飲んでしまうと
オールドの力不足、物足りなさに気づかされてしまいます。
方向性が近いので、オールドに少量の山崎をブレンドしてあげると、
風味の底上げをしてくれて美味しくなることは、以前ご紹介した通り。

どこかのテイスティング評で、山崎は18年がピーク、というのを見ましたが、
熟成感等、まだ良くなりそうな印象も感じさせます。
(しかし18年からはべらぼうに高いからなぁ…)


香りA+ 風味A 厚みB+ 余韻A C/P B- 総合A


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