3月10日新発売、響シリーズの「ジャパニーズハーモニー」をいただきます。
サントリーを代表するブレンデッド「響」に新銘柄が加わりました。
サントリーの世界戦略用銘柄らしく、最近多い(らしい)年数表記のない銘柄です。
価格は4000円程度で、12年より多少手頃ですが、やはりそこは「響」ですね。
ボトルはお馴染みの24面カットの専用壜。
この壜は小さいもののほうが綺麗だと思うのは私だけでしょうか。
香りは響12年と同系統。
熟した果実香の、柔らかな爽やかさ(ボキャブラリ不足)。
オレンジや花の香りのようなものも漂ってくるような。
バニラやスモーク感はほとんど感じられず。
12年も香り同様柔らかな味わいが特徴でしたが、JHはそれ以上に柔らかい。
アルコールのインパクトが薄く、さらっと口から喉を駆け抜けて行きます。
決して美味しくないわけではありません。むしろ甘さ、酸味のバランスはとても良い。
余韻はあまり残らず、飲み口も軽いので、スイスイ入ってしまいます。
個人的には柔らかな香り、味わいの銘柄は嫌いではないのですが、
さすがにちょっと個性が薄い感もあります。
12年と飲み比べると違いは明確で、香りよりもそれ以後の印象が異なる。
口に含んだ際の風味は好き嫌いもあるので一概には言えませんが、
飲んだときの余韻、満足感は12年に軍配が上がります。
サントリーは「口当たりの柔らかさ→飲みやすさ」をウリにしているフシがあり、
そういった意味ではJHはサントリーの真骨頂的銘柄になるかもしれません。
また、不思議とハイボールにすると微かなスモーク香が表に出てきます。
甘さも意外と感じられず、ハイボールが面白い銘柄かも。
(値段を考えるともったいない気もしますが…)
【更新】知多と飲み比べると、知多グレーンの存在が大きいことがはっきり分かります。
グレーンをベースに、華やか系のモルトを加えて少し重みを加えていますね。
12年と比べるとかなり軽さが目立つのも頷けるところ。
だからハイボール推しなんでしょうね。
しかしハイボールなら、知多のほうが好みかもしれません。
結果、個人的には中途半端な位置づけの銘柄になってしまっています。
香りB+ 風味B+ 厚みB- 余韻B- C/P C 総合B-
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コメントありがとうございます。
12年と異なる方向性であれば買う価値は十分にあると思いましたが、やや微妙ですね。
もし12年のフルボトルの予算がなかったとしたら私ならJHよりも12年の500mlを選びます。
(正直、好みで言えば角瓶の復刻版のほうが好きです)
JHはかなり気になっている商品だったので取り上げていただけてうれしいです。4月からサントリーのウイスキーが値上がりしたため、コスパの良い商品だったら良いと思っていたのですが、やはり12年には及ばないようですね。別のブログではローヤルなみに甘いウイスキーだと聞きました。
私もそのうち機会を作って試してみたいと思います。