ＴＢＳの拉致被害者誤報報道に思うこと

金欲しさの韓国人に言葉たくみに騙されて、拉致被害者とされる写真を金を支払ってまで入手。人相学の専門家の鑑定から“本人とみて間違いない”とのお墨付きを得て大々的に報道したものの、韓国に在住する脱北者とわかり、ガセネタにたやすく踊らされやすさを露呈したＴＢＳ。

今朝のサンデーモーニングでこの件について当事者より謝罪を求められているというのにその誤報を認めようともせず一言の謝罪の言葉もなかったことに、ＴＢＳのマスコミとしての傲慢さを感じていた。

今日夕方の報道特集でやっと関係者に謝罪する…としながらも、東京歯科大学。橋本正次教授の耳の形の鑑定で別人とわかった‥と、その経緯を言い訳がましく述べていた。しかし、先の報道の時はその耳の形を含めた鑑定で同一人物と鑑定していたではないか。その時の専門家は一体どこに消えたのか？ 専門家というセンセイご本人がどんな言い訳をするのか聞いてみたいものだ‥と思ったのだが。（初めに結論ありきで最初からいなかったのかも！？）それにしてもマスコミとはなんでこんなに往生際が悪いのだろうか。

一方、写真提供者の韓国人の男。『拉致被害者家族に失望を与えてしまったことをお詫びする‥』と言いながら平然とタバコを吸っていた。これが必死に消息不明の肉親の情報を藁にもすがる思いで探す親族の心やマスコミを弄んだ人間の態度なのか‥と、このバカ男に対しても憤りを覚えた。この日記にも取り上げたが、ペテン師の占い師といい、こんな男をのさばらせておいていいのだろうか‥ とも思うのだが…。

金欲しさにニセ情報を提供するのも、なんでもにカネで情報を買おうとする安易なマスコミの取材態度にも問題があるのではなかろうか…とも思った。

参考：関連日誌です。よろしければどうぞ・・
　　◎無責任な占い師に思う　at 2005 01/03 10:15
　　◎“専門家”のいう言葉には人を欺く力がある　at 2005 01/22 23:00

●旧雑感日記からの転載です。　at 2005 01/23 18:46