10月の観劇は風髑髏。相変わらず遮るものが何もない市場前駅からの眺め。夜景がキレイです。
10月14日ソワレ/10月25日ソワレ IHIステージアラウンド東京
【キャスト】 捨之介/天魔王:松山ケンイチ/無界屋蘭兵衛:向井理/沙霧:岸井ゆきの/極楽太夫:田中麗奈/贋鉄斎:橋本じゅん/兵庫:山内圭哉/狸穴二郎衛門:生瀬勝久
会場には、松ケンの3D人形と逆木さんのレゴ作品が。
松ケン×新感線は「蒼の乱」以来。「蒼の乱」では正直松ケンの印象が今一つ薄くって…今回はどうなんだろう?と思っていましたが…いや~今回の捨之介、とても良かったです。久しぶりの1人2役、爽やかでスケベでお茶目な捨之介と冷酷無比な天魔王の演じ分けが素晴らしかった特に天魔王。自分の中では、今までで一番信長らしい天魔王だった。茶筅髷、口ひげ、南蛮カラー、マント、笑っていない目、細面…おお!これぞ信長。日本人ならDNAのどこかにINPUTされている信長メルクマール。殺陣も軽やか。べらんめぇ調のセリフ回しもずいぶん頑張ったよね~(だって東北の子だもん!)
対する蘭兵衛。ビジュアルが!ビジュアルが!とにかく美しい。顔ちっちゃくでオペラでも表情がよくわかんない(笑)。殺陣は…まあ、いいや。とにかくキレイだったので、良しとする。長身でスタイルの綺麗な捨蘭ツーショットはこれぞ眼福~って感じです。
廻りを固める役者さん達もベテラン揃いで、笑いとシリアスの配合具合が程よく、心地よく舞台を楽しめます。じゅんさん贋鉄斎(なぜ蕎麦屋…そして「男の子」好き!)の黒馬鬼、ずるい~(笑)。河野まさとさんの裏切り三五も今回も絶好調。なんなの、あのぬいぐるみ芸は?「るーるるるー♪」…ってこんな大箱でやっているのに、小劇場丸出しの小ネタで大笑い。そして河野まさと43歳…そうですか。月日が流れるのは早いなぁ。山内兵庫もただただ元気なだけでなく、ここ一番では渋い男をみせていましたね。んで、毎日の「くんろ」ネタ、お疲れさまでした~(笑)(ちなみに14日は「クロードチアリ」25日は「く(ん)ら寿司」でした)そして!生瀬狸穴二郎衛門。冒頭の磯平とのやり取りからぐっと観客のココロを掴む芸達者さ。おえまの死を悼み感情を露わにする熱い演技、家康として数々の修羅場をくぐってきたであろう冷静な殿様っぷり。渋い…渋すぎる!私の中で相当な上位にランクインする狸穴二郎衛門でありました。
髑髏、これまでいろいろ観てきましたが、今回の風髑髏はなんていうか、王道っていう感じ。笑いとシリアス、新キャストと新感線キャスト、すべてのバランスが良いと思いました。そして、松ケンと向井くん、生瀬さんは信長や森蘭丸、家康としてさもありなん!という説得力があり、リアリティがある(お芝居なのにリアリティってのも何だか変ですけど…)。そう「地に足が付いた」髑髏城でした。
次は上弦の月・下弦の月、なんとか1回ずつは押さえました。極楽大夫がベテランのお二人なので楽しみです。あ…でも磯平がいない寂しいなぁ~。さて、どんな髑髏城を見せてくれるのかな?
10月14日ソワレ/10月25日ソワレ IHIステージアラウンド東京
【キャスト】 捨之介/天魔王:松山ケンイチ/無界屋蘭兵衛:向井理/沙霧:岸井ゆきの/極楽太夫:田中麗奈/贋鉄斎:橋本じゅん/兵庫:山内圭哉/狸穴二郎衛門:生瀬勝久
会場には、松ケンの3D人形と逆木さんのレゴ作品が。
松ケン×新感線は「蒼の乱」以来。「蒼の乱」では正直松ケンの印象が今一つ薄くって…今回はどうなんだろう?と思っていましたが…いや~今回の捨之介、とても良かったです。久しぶりの1人2役、爽やかでスケベでお茶目な捨之介と冷酷無比な天魔王の演じ分けが素晴らしかった特に天魔王。自分の中では、今までで一番信長らしい天魔王だった。茶筅髷、口ひげ、南蛮カラー、マント、笑っていない目、細面…おお!これぞ信長。日本人ならDNAのどこかにINPUTされている信長メルクマール。殺陣も軽やか。べらんめぇ調のセリフ回しもずいぶん頑張ったよね~(だって東北の子だもん!)
対する蘭兵衛。ビジュアルが!ビジュアルが!とにかく美しい。顔ちっちゃくでオペラでも表情がよくわかんない(笑)。殺陣は…まあ、いいや。とにかくキレイだったので、良しとする。長身でスタイルの綺麗な捨蘭ツーショットはこれぞ眼福~って感じです。
廻りを固める役者さん達もベテラン揃いで、笑いとシリアスの配合具合が程よく、心地よく舞台を楽しめます。じゅんさん贋鉄斎(なぜ蕎麦屋…そして「男の子」好き!)の黒馬鬼、ずるい~(笑)。河野まさとさんの裏切り三五も今回も絶好調。なんなの、あのぬいぐるみ芸は?「るーるるるー♪」…ってこんな大箱でやっているのに、小劇場丸出しの小ネタで大笑い。そして河野まさと43歳…そうですか。月日が流れるのは早いなぁ。山内兵庫もただただ元気なだけでなく、ここ一番では渋い男をみせていましたね。んで、毎日の「くんろ」ネタ、お疲れさまでした~(笑)(ちなみに14日は「クロードチアリ」25日は「く(ん)ら寿司」でした)そして!生瀬狸穴二郎衛門。冒頭の磯平とのやり取りからぐっと観客のココロを掴む芸達者さ。おえまの死を悼み感情を露わにする熱い演技、家康として数々の修羅場をくぐってきたであろう冷静な殿様っぷり。渋い…渋すぎる!私の中で相当な上位にランクインする狸穴二郎衛門でありました。
髑髏、これまでいろいろ観てきましたが、今回の風髑髏はなんていうか、王道っていう感じ。笑いとシリアス、新キャストと新感線キャスト、すべてのバランスが良いと思いました。そして、松ケンと向井くん、生瀬さんは信長や森蘭丸、家康としてさもありなん!という説得力があり、リアリティがある(お芝居なのにリアリティってのも何だか変ですけど…)。そう「地に足が付いた」髑髏城でした。
次は上弦の月・下弦の月、なんとか1回ずつは押さえました。極楽大夫がベテランのお二人なので楽しみです。あ…でも磯平がいない寂しいなぁ~。さて、どんな髑髏城を見せてくれるのかな?