taraの日常

好きなものいろいろ

SMAP×SMAP

2007-10-08 23:10:02 | TV
今日は会社に行こうかとも思ったんだけど…スマスマが見たかったので止めた。(どんだけ会社にいるつもりだったんだ
だってだって!アラン・ドロン見たかったのぉ~きゃ~いや~ん72歳なんて、そんな~。ビストロでも媚びないあの態度、普段いいもの食べてるから言える言葉よね。「美味しいけれど、これはブイヤベースではありません」…ひえ~天下のSMAP様にそのお言葉!やるわね、アラン!
宝塚×SMAPも本日のお目当てだったんだけど、その前にスマスマキャラクター祭り?結構面白いじゃん。木村拓哉のセロは相変わらず凄いね、そっくり。弘前でロケってとこもGJです。それから、IKKOさん!あんなドッキリ仕掛けられても笑顔だ!できたお方だなあ。IKKOさんと言えば、お洋服はウンガロが多いのよね。…ウンガロって前々から日本人には無理なブランドだな~と思ってたけど、そうかあ、IKKOさんのような人(ってどんな人なんだ?)が着るお洋服なんだな~ってなんだか納得。
さて、今夜のもう一つのお目当て宝塚×SMAP。えっ!タニちゃん?ええーっ!って思ってたら、良かった~あさこちゃんも登場。娘2人もそれぞれ可愛いかったし(でも陽月華ちゃんって…ねぇ)かなみちゃんはさすがの歌姫っぷり。ダンスは宙組、蘭とむと北翔くんのタキシードがいいねえ。全体としてなかなか卒なくまとまってたのではないでしょうか?しかし…これは宙全ツの宣伝なのかな?でもチケット売れてるよね?

明治座・・・

2007-10-08 09:46:42 | 観劇
10月6日明治座に大奥をこっそり見に行きました。ミュー友は多分だれも行ってくれないと思って一人で。
地下鉄の浜町についたあたりから、「明治座あなどれず!恐れ入谷の鬼子母神っ!」って感想が多分私の頭上にビックリマークとともにふきだし状況でぐるぐるしてたと思う。まず、明治座建物の傍に意気揚々とはためく幟。「浅野ゆう子さん江」「安達祐美さん江」おお~!お花じゃないのね。そして会場入りしてトイレに行ったけど…すいてる?その謎は後で判明。そしてトイレ個室の内扉には「尿漏れパッド」の広告シールが…おばちゃんトイレ近いからねえ。そして5分前に席に座ったけど…???あれ?満席って聞いたのに全然空席ばっかり?と思ったら、みんな5分前なんて関係ないの、開演時間になってから入ってくる、入ってくる…トイレ空いてるわけだよ。明治座もそこんところはわかっているらしく、最初10分は大奥スリーアミーゴズ(「美味でございますぅ」のあの方たちね)の余興みたいのでまずはつなぐような構成になっているのね。蛍嬢も開演後10分が勝負!って感じでご苦労さんです。そして1幕が始まるわけなんだけど…みなさん、ビックリの観劇マナーで、怒る気にもならん…まず、前は和服のお婆さんクラブママ風(厚化粧で和服のセンスもどう見ても素人じゃない)と中年オジ(水色のネクタイと3つ山折の水色のポケットチーフ!三つ折のチーフって礼服用だろ!濃すぎる鼈甲眼鏡とぴたぴたのオールバック…これも普通のビジネスマンじゃないよ、なにやってんだかって感じ)のカップル!オジが頭でかくて邪魔な上、寄り添うんだよね、そのたびにオペラの視界にはいってくるんですけど。さらにビックリなのはとなり。こっちは完璧おばちゃんで、ずっとスーパー袋をシャカシャカさせてたし、途中堂々とみたらし団子を食べてました…もういいです。きっとお家でテレビを見ている感覚なのね。お団子食べてもいいんだけど、音と匂いが周りの迷惑になるなんて想像もつかないんだろうなあ。
1幕は我慢したけど、2幕からは2階席に変えてもらった。対応してくれた明治座のおねえさんはとても感じのよい真矢みきちゃん似の美人さん。どうしても、おばさんは袋シャカシャカさせてしまうし、どうしてそれが迷惑になるのかもわからないのも、もう仕方ない。でも、そういう演劇に無縁のおばさんが興味を持って劇場に足を運んでくれるのは、演劇ファンの私にとっても嬉しいことだから、せめて、売店の袋をシャカシャカしないものに変えるしかないと思うのね、不織布の手提げにするとか…なんてことをちょっとお話した。おねえさんも帝劇とか日生とか時々行くらしくて、「そうなんですよね~。なので、ウチのパンフレットの袋はかえたのですけど…売店のほうが…」大変だのう、そうなの、明治座ビックリ!のもう一つは売店と休憩時間(30分休憩が2回もあるっす)のおば様達の売店への群がり方が凄いことなの。売店は…凄いよ~オバ向けの洋服からカバン、アクセ、象牙細工、それからお饅頭、人形焼、さらには納豆とべったら漬まで…。でさ、買うのですよ、みなさん。(かく言う私も柴崎納豆買っちゃったけど、さすがに終演後ね)

さて肝心の舞台ですが、結構よかったんだよね、これが。ストーリーはなんか無茶苦茶だったけど、瀧山や和宮の生き方に焦点を持っていっているから、あまりドロドロしてなくて「働く女の喜び・哀しさ」(大奥ってプライベートも仕事みたいな世界なのかも…和宮でさえも結婚というより、将軍の御台所という地位に就職したって感じだし)がジワジワ感じられて。それから、やっぱり江波杏子・浅野ゆう子が上手いというのは勿論なんだけど、安達祐美が結構上手くって存在感あってなかなかでした。三者三様の「働くオンナの気合」が感じられて、そこいらのOLドラマ見てるより、よっぽど面白かったしかつ泣けた。ほんとはここに木村多江が入るとまた良かったんだろうけど、中山忍だとちょっと看板3人に負けちゃってたかな。
お目当ての衣装は瀧山はシャープな大胆柄で金銀・黒白のコントラストがはっきりしてるお衣装。しかし、あの時代にこんな内掛あったのか?…似合っているからいいけど、もう少し地味っぽいけど良く見ると贅沢~みたいなお衣装でもよかったかも。なんとなくあれじゃ「黒革の手帖」のママじゃん…でした。よかったのは安達祐美のお衣装。鴇色や薄紅を基調にした古典柄で愛らしい感じでまとめていて。
それから、もっとも難しいだろうと思ってた舞台美術は、盆を多用してなんとか頑張ってた。でも、途中暗転がとても多くて、ちょっと気がそがれるとこがあったけど…ま、観客のオバ達がセキしたりハナミズを拭く間合いとしてはいいのか?
舞台転換前のスポット照明と決めセリフも大衆演劇っぽくってなかなか良かったです。特に瀧山の「御覚悟めされいっ!」はちょっとマイブームな感じ。お友達のみなさん、わたしがこれ言ってたら「よっ!瀧山!」って声掛けてね。

いろいろあった観劇でしたが、自分としては結構気にいったらしい。だって、楽日のチケットとっちゃったんだもん。オバちゃん達の観劇態度はいただけなかったけど、でもでも、普段はおうちでジャージとか着てゴロゴロしてるであろうオバちゃん達が一生懸命おしゃれしてお出掛けして、拍手して涙して…というの見てたらなんかだんだん微笑ましくなってきちゃった。私もどっちかっていうと年齢的には明治座オバちゃん達に近いので、もし貧乏サラリーマンに嫁いで専業主婦やってたら、あんな風になっちゃってたかもしれないと思うと、あの社会性のなさ、周囲への配慮のなさ加減もわからないでもないし。

そうそう、それからもう一つ、明治座は結構いい日本画を持っていて惜しげなく掛けてある。何気なく掛けてあるけど、おおっ…これは深水、青邨っ!誰も興味がないらしくゆっくり見られるので、次回(多分明治座に行くのは次回の大奥で最後になるでしょう)のんびり見てこようかな。それから、大きな声では言えないけれど、また柴崎納豆と今度はべったら漬を買ってこよっかな…などとオバちゃんのことは言えねーなーなわたくしなのでした。