こどもたちの未来へ  

Más vale prevenir que lamentar.

フルマラソンの伴走に向けた練習会に参加     

2022年11月26日 | 三重DBGランナーズ

12月18日のみえ松阪マラソンに

盲ろうランナーの伴走として走ることになりました。

 

昨年春に三重DBGランナーズに加入して

毎月の練習会に参加し

ロードやトラックで経験を積んできました。

いよいよ念願かなって大会初出場です。

前半のハーフを担当します。

しかし・・・懸念材料が二つ。

走力とコミュニケーション方法。

 

走力のほうは

一緒に走る盲ろうのMさんが

5分30秒/㌔~6分/㌔のペースで走りたい。

 

この春にハーフマラソンを

5分/㌔ペースで走りきった

ことがあるので

 

半年ぶりとはいえ

10月11月に

3つのハーフマラソン大会を走って

調整すればなんとかなりそう。

 

問題はコミュニケーション方法。

視覚障がいのランナーとは何度も走っているので

声掛けによるサポートは随分慣れてきました。

 

が、盲ろうランナーの場合は

指文字ときずなで繋いだ手による

コミュニケーションを覚えなければなりません。

 

今日はMさんと一緒に試走です。

場所は津市・北勢グリーンパーク。

後半を担当するTさんも参加。

晴天に恵まれました。走る前に

大阪から一緒に来てくれた手話通訳の方を

交えての打ち合わせ。

 

幸いMさんは少し視力があります。

近くはぼんやりですが見えているので

手話での会話が可能。

 

初めて知ったのですが

手話や指文字にも方言があり

三重と大阪では微妙な違いがあるとのこと。

 

ですので

必要だと思われるやり取りを

すり合わせしていきます。

 

三重DBGランナーズ会長の

盲ろうランナー・ころちゃん

から教えて貰った

 

カーブの合図。

手を押したり引いたり

(Mさんの場合は伴走が左側なので

右カーブは押す・左カーブは引く)

 

上り下りは

きずなを持ったまま

上下に動かす。

 

給水したい時→コップを持って飲むしぐさ

給水所を知らせる時→右手でコップの形を作る

 

以上を確認。

そして今回打ち合わせしたのは

走るペースについて。

 

前半は6分/㌔ぐらいで

後半行けそうだったら

5分30秒/㌔まで上げていく。

 

ペースを上げたいときは

手を上にグングングンとあげる。

下げたいときは下にグングングン。

 

ということで

6分/㌔ペースで

後半担当のTさんと

交互に走ってみました。

 

Mさんは走るペースが安定していて

私達もサポートしやすかったし

Mさんの評価も上々でした。

 

走ったあとにお互いに気付いたことや

気になることを話し合い

色々と決め事をまとめました。

 

1.きずなは3重にして短めに持つ

2.スタートは手の甲を3回トントントンして握った手を前に

3.きずなを持つ手は軽く振りながら走り

4.グレーチングや路面に小さな段差や窪みなど変化があるときは、ポンッときずなで合図

5.危ない時は手や腕を掴んでSPEED落とす。場合によっては一旦停止。

6.自分が給水やトイレが必要なときは引っ張っていく

7.トイレある時はWCを手で作る

8.Mさんが給水やトイレに行きたくないとき→手を横に振る

9.給水給食は一回止まる→水・スポーツどっち
水は水平上向きに手をスライド
スポーツドリンクは手を縦にして縦にふる
そして指一本立ててどっち?

10.残りキロ数は基本的に必要ないが

数字の伝え方1-10は覚えておきたい。

11.レース中止は腕でバッテン

12.故障は痛い場所をトントン

13.40km地点はトントンと合図が欲しい

14.ゴールはバンザイーー

15.以下の挨拶程度は、本番までに覚えておきたいです。

いい試走会となりました。

最後に記念撮影。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿