山下達郎「私の音楽は不要でしょう」発言で大炎上…“裸の王様”と化しファン落胆の必然
7/11(火) 13:30配信
108コメント108件
山下達郎「SOFTLY」
シンガー・ソングライターの山下達郎(70)が自らの発言で窮地に陥っている。 山下は9日放送の「山下達郎 サンデー・ソングブック」(TOKYO FM系)で、ジャニー喜多川氏の性加害問題に関してメディアで言及したことを理由にスマイルカンパニーから契約解除された音楽プロデューサーの松尾潔氏(55)との件について弁明。番組の最後に「このような私の姿勢を、忖度あるいは長いものに巻かれていると解釈されるのであればそれでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう」と捨てゼリフともとれる発言で締めた。これが大炎上し、山下の人権意識や社会性が問題視されるにとどまらず、過去のこの手の傲岸不遜な発言やエピソードがクローズアップされているのだ。 「スマイルカンパニー契約解除の全真相」弁護士を通じて山下達郎・竹内まりや夫妻の“賛成事実”を確認 山下はシュガー・ベイブを経て、76年アルバム「CIRCUS TOWN」でソロデビュー。「RIDE ON TIME」(80年)でブレークし、代表曲「クリスマス・イブ」(83年)は、「週間シングルTOP100入り連続年数」記録を2022年にも37年連続で更新中。 「サンデー・ソングブック」(当初はサタデー・ソングブック)は92年の放送開始からすでに30年以上。08年からは、それまで10年以上休止していた全国コンサートツアー「PERFORMANCE」を再開させ、コロナ禍での中断を経て、毎年1年間で50~60公演をこなしている。 もはや国民的ミュージシャンであることは自他ともに認めるところだが、流行りのサブスクでは、「クリスマス・イブ」〈30th ANNIVERSARY EDITION〉1曲をのぞいて、彼の歌は一切聞くことができない。 ■サブスク解禁は拒否、コンサートで観客に説教 さる音楽業界関係者はこう話す。 「彼はサブスク否定派で、“サブスク解禁は一生しない”と公言しています。かつてサンソンで『表現に携わっていない人間が自由に曲をばらまいて、そのもうけを取ってるんだもの。それはマーケットとしての勝利で、音楽的な勝利と関係ない。本来、音楽はそういうことを考えないで作らなきゃいけないのに』と話しています。時代に流されない職人肌と言えば聞こえはいいですが、時代とズレたわがままなガンコ親父ですよ。サザンやユーミンなど他の大物ミュージシャン、そして妻の竹内まりやでさえ解禁しているのにもかかわらず、です」 復活させたコンサートに関しても、独自のスタンスを貫いているという。 「確かにあの年齢で3時間以上に及ぶコンサートをこなすのはすごいし、声量、演奏とも日本屈指のものですが、見ているこちらも緊張を強いられます。コンサートでは曲の途中に退席した観客に対してステージから怒ったこともありました。楽曲に合わせて一緒に歌っている観客について『それは一番迷惑です。お客さんはあなたの歌を聞きに来てるのではない』とラジオで話していたこともあります」(同前) さらにこんな話もある。 「17年の大宮ソニックシティのコンサートでは、曲の始まりや終わりの拍手を他の観客より長く大きくやっていた観客がいたんです。確かに少し会場では浮いていたんですが、達郎はそれで『潮騒』のピアノソロのイントロを弾き間違えた。それで、壇上からその観客を指さして『あなただけさっきから拍手のタイミングがおかしい。2500人の観客のうち、ひとりのために2499人が迷惑する。ライブは生き物。ひとりのためにすぐ壊れるんです』とキレた。会場はシーンと静まり返り、その中で達郎は弾き直した。最後は、『今日はイヤな思いをさせたおわびに』とアンコールを1曲追加していましたが、正直怖かったですね」(会場にいた観客) こうした完璧主義かつ頑迷なスタンスは音楽業界からも不満の声が漏れ伝わってくる。 「大物すぎて業界の中では、もはや意見を言える人は誰もいません。周りはイエスマンばかり。今回のラジオでの発言も達郎さん自身、自分が話せば乗り切れると判断したのでしょう。結果はSNSや記事のコメント欄を見ればわかりますよね。いつの頃からか、完璧を期すという理由でアルバムのリリースが遅れることも日常茶飯事となり、ラジオでも『山下達郎のアルバムが予定通りに出るわけはないんですよ』などと開き直って話しています。振り回されるスタッフは大変です」(レコード会社スタッフ) いくら山下の音楽が素晴らしくても、こんな頑迷固陋な“裸の王様”ではファンの落胆も当然。大いに晩節を汚すことになる。