映画「タイタニック」放送 後編も「潜水艇探査機のシーンが含まれています」とテロップで注意喚起
フジテレビ社屋
フジテレビは1日、映画「タイタニック」(後9・00)の後編を放送、カナダ東部沖で発生した見学ツアー潜水艇死亡事故を受けて、前週に放送された前編の時と同じく本編放送前にテロップで注意喚起した。 同作は、1912年に発生した豪華客船タイタニック号の大西洋での沈没事故をもとにして制作された、映画史に残る不朽の名作。同局では6月24日の前編と2週連続で放送されたもので、「本日の土曜プレミアム『タイタニック』後編では潜水艇探査機のシーンが含まれています。ご懸念のある方は、視聴をお控えください」というテロップが表示された。 23日には公式サイトで「タイタニック号見学ツアー中の潜水艇で乗客乗員が死亡する事故が発生しました。犠牲となられた方々に心より哀悼の意を表します」と記載した。 タイタニック号をめぐっては、沈没した客船の残骸を海底まで見に行く見学する潜水艇が消息を絶つ事故が発生。潜水艇は18日朝にカナダ東部沖で潜水した後、洋上の母船と連絡が取れなくなっていた。潜水艇の破片が海底で見つかり、全周囲からのすさまじい水圧で押しつぶされる「爆縮」により破壊されたとみられる。潜水艇には操縦士を務めたツアー会社の最高経営責任者(CEO)、英国人の実業家とフランス人の海洋専門家、パキスタン有数の財閥一族の父子2人が乗っていた。