久喜市長 田中 暄二(たなか けんじ) ~久喜市の発展のために~

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構造的な問題

2013年10月15日 | 日記
回復の見えない地方経済の落ち込みと若い世代の『映像メディア志向』や『文字文化・新聞離れ』が、経営基盤の脆弱な地方新聞への大きな打撃となり、経営が困難な状況に至っているといいます。

複数の地方新聞が発行されていた県では、バブル経済の破たん以降、特に発行部数の少ない地方新聞が廃刊される場合がありましたが、そのような状況の中、それぞれの地方新聞は、ライバル新聞を意識するようになり、雑な取材や執筆活動に陥る傾向があると言われます。

このような状況が続くと、取材のしやすさやニュースのインパクトばかりを考えた取材活動に偏り、結果として、米国に見られるように、取材空白地域が生まれる可能性も指摘されています。

また、地方新聞の衰退は、突き詰めれば、伝統ある地方文化の衰退にもつながることも懸念されます。


しかしながら、若い世代の文字離れがあるとしても、大きく言えば、東京の一極集中という我が国の構造的な要因とも関係しております。
そして、このことは、地方の衰退と空洞化にもつながる大きな問題なのではないでしょうか?


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