横浜市港北区日吉本町一丁目の宅地開発事業における記録

日吉本町1丁目30番地は横浜市指定緑化地域のはずれで起こった地元住民対開発業社(株式会社成建)とのリアルな記録

中田宏横浜市長宛にあてた陳情書公開

2005-07-11 22:54:49 | 住民側からの情報
7月11日

前日、開発業者(成建)が自宅にやってきた、本件に関しては、戸別訪問説明のみとし、地元住民への説明会は開催する予定がないという事だったので、改めて地元住民への「説明会」を要望したが、成建の回答は会社に持ち帰り検討するという曖昧な回答だった。

そのため地元住民に対する、開発業者(成建)からの正式な説明会の開催を要望する中田宏横浜市長宛の陳情書を、横浜市役所にある「横浜市まちづくり調整局指導部宅地指導課」におもむき、加藤暢一北部指導係長と、緑地保存の要望も含まれていたため「横浜市環境創造局 環境整備部 用地調整課」村本義彦担当係長も同席の上、手渡しした。


平成17年7月11日
横浜市長 中田 宏殿

拝啓
横浜市民のため日頃のご尽力有り難うございます。
地下室マンションに規制がかけられることは斜面地の多い横浜市民にとってもやっと心配の種がひとつ小さくなったかと思います。
これも市長の市民に向ける目がまっすぐのあかしと今後にさらなる期待を込めて緑地保全のお願いを申し上げます。
日吉に住んで30年子供を育て地域の活動にも参加、近頃は残りの人生をふと考えたりもして花を育て庭の草をひき静かな生活がなにものにも替えがたいものと実感しています。
木々の緑と小鳥の声、周辺地主のご理解と横浜市の環境創造局の皆様のご努力のたまものと思いつつ東横線から緑の帯を誇らしい気分で見上げるのです。
その東横線に面した緑の東端部が法人の手に渡った瞬間から緑の急斜面の開発の話に振り回されて来ました。その間にも100年かそれ以上か黙って立ち続け四季折々に葉の色を変えて木々は人々の目と心を癒してくれます。
又、突然に看板が建てられ強引に私道を作り山を開発するという。
南は急傾斜しかも東は東横線にむかって急傾斜という特殊な地形でありそのほとんどは緑地保全地区として標識も建てられております。
赤門坂がみるも無惨な姿になり傍若無人な工事に泣かされている今残り少ない緑をなんとしても守ってほしい。
素人がみても全山の開発の入り口作りであり今止めなければ貴重な緑はあっという間に無くなるいえ亡くなるのは目にみえています。
風致地区であったにもかかわらず殺された赤門坂の林の二の舞だけは避けたいのです。
土地の名義もまだ換わっていないいま緑地の確保をせつにお願いします。
敬具

                           横浜市港北区日吉本町1丁目
                                     住民