多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

ワールドサーカス 演目紹介

2014-03-28 17:19:00 | Weblog
ワールドサーカスの演目紹介!

(オープニング)
大きな旗を持ち颯爽と現れる青年、ドラリオンのヤオをふと思い出してしまいますが、
これがワールドサーカスのショーの開演を告げる瞬間です。
旗を降るのはワン・イータオという27歳の好青年。
なんで名前まで知ってるかって?
直接聞きました(笑)。
ワールドサーカス、一番のアーティスト、一番のイケメンは?
と聞かれれば私は即答します。
ワン・イータオ、その人だと!
公演後に外で行われる大車輪体験ってのがあるんですが
そこに居るんですよね~、そこが声を掛けるチャンスでした(笑)。
ちなみに名前や年齢を聞くぐらいの中国語なら勉強しましたよ。
と、話がオープニングから逸れちゃいましたが
彼の登場を皮切りにほぼすべてのアーティストが次々と現れます。
オープニングでそれぞれの演目の衣装でまず御披露目するのは
昔からのオープニングですが、私は結構好きなんですよね。
こういうことするのかな~とかいろいろ思いながらしっかりと一人一人を眺めながら心のなかで全員の安全を祈りながらこれからのショーへの期待で胸をふくらませます。
オーソドックスだけど、オーソドックスにはそれがオーソドックスになっただけの魅力があると思います。

(跳扳蹬人)
ティーターボード(シーソー)とイカリアンゲームを組み合わせた演目。
イカリアンゲームっていうのが聞きなれないと思いますが、
一言で書くと”人間車輪”です。もしくは”人間フットジャグリング”。
もっと分かりませんね。
椅子に一人が背中を下、足を上に向けて座ります(寝転ぶ?)。
そしてもう一人のアーティストを足の上で
回したり、飛ばしたり、キャッチしたりするんです。
シルクドゥソレイユだとヴァレカイの超人気演目。
このイスをシーソーの真ん中に配置し、ティーターボードの要素と
イカリアンゲームの要素を融合させた、しょっぱなからの大演目です!
そして演目を演じるアーティストはほぼ全てが子供たち。
子供たちがここまでの演目を団体で完成させる、
そう、これはチーム演目なので一人の天才だけではダメなんです。
子供の頃、私たちもまた学校で教わったチームプレイ、コンビネーションというものの結晶を
この演目を通じて私たちに披露してくれます。
子供たちが互いに協力しあうことで生まれる空気を
演目を見ながら大人は感じるでしょう。
そして子供たちは、自分達と身近な雰囲気な子供たちが自分達だけで
成し遂げる姿からいろんなことを感じとり学んでくれると思います。
まさしく”子供たちの可能性”を体現した演目です。
ちなみにこの演目こそ期待したい!
という方には”BOX席最前列”がお勧めです。
、、、オマケ、、、
横でじっと立ち、見守るワン・イータオ。
彼はこの演目ではこれといったことをするわけではありません。
ただシーソーの横に立ち、子供たちを見守る。
何かあったときの支えです。
彼のその見守る姿の力強さといったらなのって。
大人はただ見守ればいい、
何かあったときだけ、ぱっと支える。
そういう一つの姿を体現しており、そして
彼の大きな存在が影にあるからこそ目一杯の技を披露できる。
目には見えない、しかし確かにそこに存在する”絆”を感じます。

(人体三分)
ワールドサーカス2つ目の演目は”マジック”です。
ツッコミどころ満載で、私はある種のワールドサーカスのクラウンアクトと思ってます(笑)。
このブログを読んでくださてる方ならご存知かもしれませんが
私はサーカスにマジックが入ることが好きじゃないです。
どこか”タネ”というものがある部分が受け入れられないんですよね。
もちろんマジックやイリュージョンのショーというのは好きですよ。
ただサーカスの中に入るのがダメなだけです。
が、、、
そんな私でもこの演目を受け入れちゃうのは
その”ツッコミどころ”となによりアーティストの持つ独特の雰囲気なんです。
マジックショーなんであまり内容を書かない方がいいと思いますが、
サーカスのステージでいきなりクローズアップマジック!
BOX席のお客さんがおおはしゃぎで
S席の方はその様子を見て楽しみます(笑)。
でも律儀に一般指定席の最前列とか回るあたりがいい人だ~
なんせ見た目がどこかすご~~~くなつかしい、、、
子供の頃、どこかで、、、
あ~お腹すいたな~
あっ!アンパンマン!!
そう見た目がアンパンマンなんです。もう私にはアンパンマンにしか見えない!
優しい雰囲気がそれをさらに加速させてくれる。
彼がステージでマジックをするとき、そこには優しい雰囲気が溢れます。
こういうのってキャラクターだなぁ~って思う。
ちなみに演目名のマジックは是非ご自身でお確かめください。
なおこの演目こそ注目したい!
そういう方にはBOX席もしくは一般指定席最前列がお勧めです。

(立縄)

ステージに垂らされる2本のロープ、そしてアジアンテイストな音楽とともに始まる演目。
雰囲気はうってかわってどこか大人っぽい雰囲気に包まれます。
男性が下でロープを回し、女性アーティストが空を舞うように演じます。
コントーションのような動きから、最後にはサーカスならではの離れ業まで。
この演目全体では大人っぽいというよりは、年頃の男女が仲良くみんなで遊ぶ
そんな中高生ぐらいの楽しい雰囲気かな。
最初の演目から少し大人になった、そんな成長を流れの中で感じます。
ちなみに男性アーティストは毎回同じですが、女性アーティストは私が
見た限りだと3人ですね。
気になる方は2回目と3回目をチェックしたら両方見られると思います。
この演目こそ注目したい!
そういう方にはS席がお勧めです。
空中での演目はやはり少し距離と高さをもって見た方が美しい。
あとムーブメントごとのポーズが後ろを向いてるときもあるので
自由席ってのもありですね。

(頂壇)
これはもう中国ならではの演目です!
私がこのショーで一番好きな演目であり、そして、、、
そうです、ワン・イータオのメイン演目、ソロ演目です!
字を見ただけでは想像できないと思いますが
壺を頭の上でバランスを取りながら回した投げたり、そういう演目。
ジャグリング?でも使うのは本物の陶器の壺!
体が人間じゃね~~~って感じます。
人の体って鍛えるとこんなことができるのか、、、
私が大絶賛するこの演目は是非見てもらいたい!
すご技でありながら、ワン・イータオのすごいところは動きに
どこかコミカルな雰囲気を混ぜて楽しい空間を作り出すのを忘れないところ、
そしてやりきった時に見せるあのどや顔の格好よさは男でも惚れます。
こんなことを書くから私には常にゲイ疑惑が付きまとう(笑)。
さて、この演目こそ注目したい!
そう思ってくれたあなたは是非BOX席最前列を!!
目は口ほどにものを言うといいますが
まさしく目の表現力も素晴らしい、
演技と合体して、演目となる。
そのすべてを余すことなく満喫できるのはBOX席最前列です。

但し、、、
この演目はローテーションでたまにないです。
3公演ある日だと大抵1、2公演目はあって、3公演目が他の演目になります。
それが
”ハットジャグリング”
若者3人によるコミカルなショー!
だけど正直、演目の雰囲気と衣装があってない。
私なら音楽をかっこよくして、衣装もホストじゃないけど
帽子が似合うクールな感じにして、スマートな演目にするかな~なんて。

(溜冰)
サーカスの舞台でのフィギュアスケートペア。
もちろん突然アイスリングが現れるわけではなく、ローラースケートを用いた演目。
小さな小さな池に張った氷上で演技されるようなイメージ。
演じるのも片方は本当に氷の妖精のような女の子。
まだまだ表情には余裕はないですが、一生懸命に頑張る姿に心打たれます。
この子がステージでいろんな経験を経て、本物の妖精のように舞うとき
この演目は大きな進化をとげると思います。
見守りたいですね。

(大車輪)~ホイール オブ デス~
前半のトリを飾る演目は大車輪!別の名を”ホイール オブ デス” 死の車輪
です。
演じるのは命知らずの若者3人組。
中でも車輪の外側で演じる彼は今日本で見られる大車輪の中でも飛び抜けています。
車輪上での堂々とした演技っぷり、溢れる自信。
死の車輪と呼ばれたこの演目は彼の前で
”死すらも弾き飛ばす車輪”
へと進化します。
人間がもつ”生命力の可能性”を最大限に表現したこの演目は
まさにワールドサーカスを象徴する演目といっても過言じゃないでしょう。
ちなみに、、、
防護ネットもマットすらも引きません。
クレイジーです。
この演目こそ注目したい!
そんなあなたは迷うことなくチケット売り場で
”S席ブロック5列目周辺”
と言いましょう。そこがベストです。
自由席と一般指定席は避けてください。
回転ラインに入ってしまうので、本来の迫力は得られません。
人間の生の強さを表現した大迫力のこの演目を絶対に見逃してはいけません!

あと、、、
是非ショーが終わったあとには皆さん自身も大車輪体験を!

写真右側に見える屋外の大車輪。
誰が乗るの?
あなたです!!
3輪の大車輪が体験できる唯一の場所がここです。
これを逃しちゃいけません。
サーカスを見てサーカスを体験する。
ワールドサーカスの思い出はこれがセットなんです。

(電鋸)
後半のトップバッターはなぜかマジック!
なぜ(笑)?
理由はともかくとして、、、
ワールドサーカス唯一のホラー演目。
ステージ上で固定された女性の体が、、、、
ギャーーーーーーーーーーーーー
皆様、是非ご自身の目でご確認ください。
あっちなみに、
ちょっと大袈裟に書いてますよ。子供でも大丈夫~

(吐火)
”ファイヤーパフォーマンス”
おそらく中国の少数民族の方じゃないかな~って思います。
火と戯れ、火を食い、そして火を吹く!
本当に炎?と疑り深い方へ、
朗報ですよ。
この演目は唯一のお客様参加パフォーマンス!
いや~正直、勇気あるな~って思いましたが
万一を考えて少しトーチが長くなったのでご安心あれ!
参加できるのはたった一名ですが、興味津々のあなた!
立候補してみてはいかが?
アーティストはなんだろう、、、
本当にそれこそ炎のように明るく暖かい雰囲気を持つお兄さんです。
中国人アーティストってどちらかっていうとああいう明るい振る舞いは
苦手な人が多いイメージですが彼は大丈夫です。
炎をあれだけ楽しそうに扱うアーティストはそういないのではないでしょうか。
この演目こそ注目したい!そんな方には
一般指定席をお勧めします。
私が見てた範囲ではお客さんが選ばれる確率が高かったです。

(綢吊) 
綢(ちゅう)とは絹織物の通称、エアリアルティッシュです。


ワールドサーカスのエアリアルティッシュは”愛が生まれる物語”
若者たちが出会い、少しお互いに心惹かれつつ
共に楽しい時間をすごす
次第にどんどん近づいていくお互いの心、
そして身を委ねられる互いの信頼が生まれ、お互いを信じあえた時
愛し合う二人だからこそ出来る大技がステージに生まれます。
二人の強い結び付き、絆を体現した大技です。
こういった一つの愛の物語がステージ上で繰り広げられます。
そこに言葉は存在しません。
でもお互いの動き、見つめる目線、そういった演目を構成する全てから
きっと愛情が生まれる物語を感じられると思います。

この演目こそ注目したい!
そんな方には是非BOX席最前列をお勧めします。
空中アクトなので全体的にはS席が見やすいですが
この演目だけはアーティストの表情にも注目してもらいたい!
そう思ってBOX席最前列をお勧めします。
特に女性アーティストの表現力は秀逸です。
指の先、座るときの仕草、すべてに心が通っています。

~マニアック情報~
実はこのサーカスにはもう一つのエアリアルティッシュがあることを
知っている人は、、、限りなく少ない。
実はかなりレアな隠れ演目なんです。
こちらは”愛を育む物語”。
演じるのはなんと、我らがワン・イータオカップル!
いえ、勝手にカップルって言ってるだけなんですけどね(笑)。
これが困ったことにこちらもまた本当に素晴らしい演目なんです。
なぜ、私が勝手にカップルと書いたか。
そうとしか見えない!
それぐらい二人は最初っから最後まで舞台で愛し合います。
もうね、お互いを求め会う表情とか羨ましすぎるぐらいベストカップル~ホイール感じがするんです。
すっごいおすすめ。
ただし、滅多に見られない、、、
私も2日間しか見たことがない。
見られた人はかなりラッキー
だけどレギュラーのペアも絶対見るべき!
あ~もう絶対どっちかなんて選べん。

(倒立)
ステージの真ん中にセットされたポール。
腕だけで体が全体を支えながら様々な美しいポーズを繰り広げるさまは
まさにステージの美術館です。
エアリアルティッシュに続く芸術的な演目を演じるのは
子供たちの中では一番ユーティリティな活躍をみせる少年です。
オープニングや空中ブランコなど見せ場がたくさんある彼の
独壇場とステージが化すのがこの演目です。
最後にはシングルハンドバランシングも披露!
成長著しい少年チームのエースの演目をご覧あれ!

(晃圈)
読めね~~~~~
想像できますか?
フラフープです。
メインが1人の5人チーム。
ステージの雰囲気は前の2つの演目とはうってかわって一気にお祭りムードへ。
ワールドサーカスでもっとも明るく華やかに演じられる演目がこのフラフープ。
楽しくそして華麗に!
小さな女の子には身近なフラフープを近所で一緒に遊んでくれそうな
お姉さんぐらいのアーティストが演じるので”サーカス”というものをすごく身近に楽しんでもらえるんじゃないかな~って思います。
次の日学校でフラフープをする可能性は100%!
そんな感じ。
すごい勧めるわけじゃないんだけど、地味に好きな演目です。
個人的にはちょびっと失敗したぐらいの方が親近感がわいて好きです。
S席がおすすめです。

(空中ブランコ)
サーカスの大トリはやはり”空中ブランコ”
うってかわって重厚な音楽から始まるワールドサーカスの空中ブランコは
まさしく”大トリ”を飾るに相応しい大演目。
アーティストが登っていくあたりからワクワクしてきます。
そして音楽が変わると同時に一気に照明に明るく照らされるステージ!
演じるの我らがワン・イータオを中心とした8名のアーティスト。
(7人の時もあって微妙に構成も代わります)
左に上下2つ、中央高くに1つ、そして右側に1つ。
4箇所のジャンプ台とキャッチャーから構成された舞台から繰り広げられるジャンプの数々は
まさに3次元を越えた立体感をうみだす異次元の空中ブランコ!
特に注目してほしいのは中央一番高いところから一気に舞い降りる少女!
まっすぐに伸びた体が描くスピンの美しさはまさに芸術的なアクロバット飛行そのもの。
戻るときも体を捻らずそのままの、そう後ろ向きの状態で中央高くのジャンプ台へ。
そう、まさしく練習を重ねた結果生まれた絶対的な信頼関係と連携プレイ。
純白の衣装から私は勝手に”ホワイトインパルス”とこのチームを名付けています。
この最後の大演目でも全ての飛行を支える重要なキャッチャーを勤めあげるのが
もう名前を覚えましたよね。
ワン・イータオです。
本当にすごい働きです。
支えるのがワン・イータオ兄さん、そしてそれを信じて飛ぶのが子供たち。
なにか昔なつかしい近所付き合いの中での子供たちの繋がりを思い出しますね。
こういうところが私がワールドサーカスを”身近なサーカス”と感じる一因だと思います。
そしてだからこそ、子供たちの心に残るものも必ず大きいはず。

空中ブランコはもちろんのこと、ワールドサーカスのショーを通じて
子供たちには”自分達にも潜む可能性”
そういうものを感じてほしいし
そういうサーカスだと私は思います。

この最後の大演目にこそ注目したい!
そういう方にはS席の後方をお勧めします。
大胆にいうと”最後列”が”最高列”です。
なかなか後ろの方って言うのに抵抗を感じるかもしれませんが
もし空中ブランコを一番と思うならS席最後列です。
Cブロックよりもキャッチャーよりのブロックがよりよいのですが
それがBかCかが私には分からないです。

(フィナーレ)
最後はやはりオールキャスト登場!
私は下手な演出が加わるよりはじっくりとアーティスト一人一人と
その演目を思い起こしながら目一杯の手拍子&拍手が送れるこういうフィナーレが好きですね。
是非皆さんそれぞれの心に受け取ったものを感じながら
拍手を送ってあげてください。

出来れば!
フィナーレ前に帰るのはやめて欲しいかな~って思います。
素晴らしいショーには是非皆さんそれぞれの最高の喝采を送ってあげてください。

サーカスのショーが見られるのはサーカスのテントの中だけ!
もし紅白の綺麗なテントを見かけたら、そのときがまさに”その時”です。
是非楽しさと、ワクワク、美しさ溢れるサーカスのショーを見に行ってみてください。



ちなみに、、、
”ワールドサーカスは写真撮影禁止”です。
なので写真撮影はダメですよ。
美しさと楽しさ、力強さに
サーカスが人がもつ全ての可能性を体現したワールドサーカスのショーを
是非自分自身の記憶のなかに深く刻んで下さい。
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2 コメント

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チョッコリー♪ (naoちゃん フロム佐野)
2014-02-23 23:06:16
色々と、ありがとうございました!!

こちらのブログ読んでから、サーカス観るのが、さらに楽しくなりました☆
たくさんの人に、楽しさが、感動が伝わればいいなぁ(^ ^)
返信する
巧克力! (多聞)
2014-02-26 08:14:07
nao さん

不用U+8C22。
二月的周末完了!加油吧!!
享受和U+9A6CU+620FU+56E2在一起的U+65F6U+95F4吧!

文字化けするかも(笑)
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