震災前に見て以来のギア!!
当時は大阪の廃工場(昔の造船所)みたいなところにあって
このショーにはぴったりすぎる場所だな~って思ってただけに正直
京都に来てビルを眺め・・・
う~~~ん・・・
と思いました.
だけどその後いろいろ考えるとやっぱりここでもいいかもと思わせてくれたのがここ↓
ただの階段.でもこの細さと薄暗さ.これがイイ!
誰もこんな所に廃工場なんてあると思わない.
だけどふと薄暗い階段の先に興味と勇気をもって踏み込んだら
京都の真ん中のこんなところに廃工場があったなんて!?
まさに時の流れとともに忘れ去られた工場
そしてそこに足を踏み入れたものだけが見られる小さな物語と奇跡.
ギアでは私は“目撃者”そういう立場でこのショーを見てます.
会場そのものの位置,雰囲気,設計そういったものすべてが
そう感じさせてくれるために上手く働いてると思います.
ギアの物語を一言で表すと“小さな奇跡”
それは街のどこかで今,起きてるかもしれなくて,でもそれはさほど重要でなく
ほとんどの人は近くにいても気がつかないレベル.
子供の頃によく夢に思ったことはありませんか?
よく分からない小道を進んだらそこに不思議な世界が広がってる.
こんあ所に扉があったっけ?って扉をふと見つけてそこをあけたとたんに広がる世界とか.
そういう誰もが子供の頃に妄想したことがあるんじゃないかな~というのが
現実になったのがこの会場と作品が合わさっての“ギア”だと思います.
そこでどういう奇跡が起きるのか.
それは是非,京都の街の中の1軒のビル.そして細く薄暗い階段.
皆さんご自身で是非一歩足を踏み入れ目撃してください.
必要なものは
夢を信じる心とほんの少しの勇気
そして・・・
大人3800円,子供1800円で~~す!!
と,
突然現実に戻ってみる(笑)
さてと.
普通に書こうかな.
ギアの新しいチケット↓
これはすごく大切です.
普通のショーのチケット以上の大切です.
なぜなら普通のショーの場合,チケットはそのショーを見る権利しかないですが
なんと!!!
このチケットには次に見に来た時にチケットを1000円割引にしてくれる効果があるのです!!!!
そしてそしてそして
この時,実はある実験を行いました.
このリピ割というシステム.
HP上では京都の本公演の話として書かれてるんです.
では,その前のトライアウト公演のチケットだったらリピ割はどうなるのか!!
気になりますよね.
気になっても普通の人はダメだろ~ってあきらめちゃいますよね.
なんかけち臭いとか思われたくないとか思っちゃいますか?
私,やっちゃいましたよ~ハハハ~~
なんせギア行く前にこれを思いついて必死にトライアウトのチケット探しましたからね.
そしてチケット売り場でお姉さんに見えたら!
めっちゃ戸惑ってました(笑)
あの様子だと過去にやった奴がいないのかも.
そしてトランシーバーで上のスタッフと連絡をとった結果!!
いけちゃいました~~~~
リピ割と同じでトライアウト公演のチケットでも1000円割引です!!
ということなので,トライアウトからギアを応援している皆さん.
そのチケットにもまだ1000円割引のパワーがありますよ~~
でもスタッフのこの対応は素晴らしいです.
ギアはこれからも進化していくことをうたっているショーなのです.
トライアウトがあって今がありそしてさらに未来があるのです.
そういう意味で一繋がりのショーでトライアウトは別ってわけちゃったら
おかしいですもんね.
表記よりもギアのあり方としての意味を重要視した素晴らしい判断だったと思います.
会場入り口
正直小さくなっちゃいましたね(笑)
さっきはそれがいいんだって言ってたやん!
って思われるでしょうが,ギアカフェみたいなのもなくなっちまいました.
言ってること変わってるけど,この変化は変化で少し寂しいものなんです.
とはいえすぐ下がレストランですから,カフェやる意味がないんですけどね.
本日のキャスト~
いいむろさん以外は初めてでした.
バトンがジャグリングに変わったんですね.
ジャグリングは上手く使われてましたね.ショーの雰囲気の中で.
ボールの登場のさせ方とか話の中で綺麗でした.
そしてあの暗い中で7つボール.お見事!!
が,実はギア4回目か5回目なんですが,あることに気がついたんです.
私の中でギアは小さな奇跡が起きるのを目撃してるを楽しんでるんだって.
なので・・・
バトンかジャグリングか,誰が演じてるかがそこまで影響しないってことに.
あくまで私個人の話ね.
これ,どこかで感じた感覚なんです.
そうです.ZEDです.
ZEDでは私はまったくアーティストやパフォーマンスそのものには興味が
薄かったんです.でもZEDのショーそのものが好き.
ZEDはいうなれば大きな奇跡が起きるショーだったんです.
わかれていた世界がたった一人の無邪気な青年の旅を通じてひとつになるんですから.
まさしく奇跡が起きるステージという名にふさわしい.
それを目撃するのが好きだったんです.
ZEDを見に行く時,私はトラピスを見に行ってるわけでもハイワイヤーや
バトンを見に行ってるのでもなくただその奇跡を見に行ってました.
ギアも同じなんです.
まさかこんなところに廃工場があったなんて!
そこでまさかこんな奇跡が起きるなんて!
それは小さな小さな,世の中になんの影響も及ばさないような奇跡なんだけど
見た人の心には暖かいものが残る.
それを求めていくのが私の中のギア.
なので私の目にはあまり誰がどうで何やっててっていうのは気にとまらないんですね.
まあこれも一つの楽しみ方ですね.
ただし・・・
私の中でのギアに対する不安点もここにあります.
奇跡を見る目撃者としてショーを見ると1つ欠点があるんです.
同じものを同じように感じてしまうんです.
ZEDもそうでした.
それだとどうなるか.
飽きるんです....10回ぐらい見ると...
真逆にいたのがコルテオ.
これは見るたびに自分のポジショニングが変わりショーを見ながら
感じるものが変わったんです.
ある時は見終わった時にすごく寂しく悲しかったり,ある時は晴れ晴れと幸せだったり.
こういう場合はなかなか飽きない.
まだギアは5回目ぐらいですが,ここから先どう進化するのか.
どうして欲しい!ってのはないんです.
ただ,見るたびに残るものが微妙に違ってたらおもしろいな~って思います.
どうしたらいいかなんて私も分からないんですけどね.
と,
後半に書いたのはあくまで何回も何回も見る場合の話.
ギアと長く私が付き合っていくというのを考えた場合の話.
まだ見てない!って人には私はこう言いたい.
『小さな奇跡は思いもよらない小さなところで起きてます.
一歩踏み込む勇気.その瞬間,奇跡に向けて止まってたギアが動き始めます.
・・・あと3800円』
京都で見られる小さな奇跡“ギア”
阪急河原町駅から歩けますんでアクセスも便利.
是非一度足を運んでみてください.
(おまけ)
奇跡が起きた後↓
いったい何が起きたんでしょうかね~(笑)