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普通のコト。スキなコト。

Pivateの時間を心地よく過ごす。そのために毎日のふとした幸せを見つけて楽しもう~

王妃の館

2005年11月12日 23時42分14秒 | books
またまた浅田次郎さんの本、王妃の館

「私の生き方。一瞬を大切にすること。未来を望まない。過去はこだわらない。自分が今あるこの一瞬を、握った宝石のように大切にすること。ただそれだけよ。」
(下巻 P.300より抜粋)

霞町物語(かすみちょうものがたり)

2005年11月06日 13時13分19秒 | books
またも浅野次郎さんの本、霞町物語
舞台となる霞町は今で言う西麻布付近の町で、青山一丁目と天現寺、六本木と渋谷を結ぶ都電の乗り換えだった霞町の交叉点は、首都高速の下である西麻布付近のこと。この本は胸がキュンと熱くなる、切なくて時折泣きたくなる本。
祖父・伊能夢影が撮った最後の3枚(僕、キーチ、良次の卒業写真)の節がよく覚えている。これって、シチュエーションこそちがえ、誰にでも起きる事だよね、と思いながら。

鉄道員(ぽっぽや)

2005年11月06日 12時59分27秒 | books
浅田次郎さんの鉄道員(ぽっぽや)。映画は見たことがなく、縁があり素敵な方からこの本を旅の途中でいただいた。帰りのフライトの待ち時間に一気に読んでしまった。
この本は短編集でタイトルである鉄道員(ぽっぽや)は50頁ほど。これを読みながらまたもや目頭が熱くなり何度読むのを中断したことか。。浅野さんは奇蹟が起きてほしいけど実際には起こりえないことを「もしかしたら起こるかもしれない」と思わせてくれる作家だなぁ。

椿山課長の七日間

2005年10月27日 10時33分43秒 | books
浅田次郎さん著の椿山課長の七日間。先日九州に旅に出たときに、この本を持っていくことにした。浅田次郎さんはいままで読んだこともなく、鉄道員(ぽっぽや)も映画で見たことがなかった。けれどピピッと何か感じるものがあり連れて行くことにしちゃった。
読み進めていくと、タイトルと文庫のイラストからは想像つかなかったような展開で止まらない、けれど一気に読んでしまうのはもったいないような気になった。またところどころでナミダがじわっと出てきて、何度となく本を閉じココロを落ち着かせなければならなかった。きっと旅先だから、というのも手伝ってか物語にのめりこんでしまったのかな。(本当は日常生活でのこの感覚は持ち続けてたいな。)

特にココロに残ったのはこれ。
7、8歳の子供(連ちゃん)にたいして、(本当はボケていないんだけれど、周りの人のためにわざとボケたフリをしてる椿山さんの)おじいちゃんが子供扱いしない理由を説明しているところ。

「それはだね、連ちゃん。君をひとりの人間として尊重するからなのだよ。誰よりも長く福祉の仕事にたずさわってきたおじいちゃんの結論です。体の不自由な人も、お年よりも、子供も、社会的な弱者ではあるけれどもけっして人間的に劣っている人ではないんだ。人間に強弱はあっても優劣はない。だから大切なのは、お世話する人の意思ではなく、ご本人の意思なんだよ。わかってもらえるかな?」
すごくわかりやすい。目からウロコです。


ほんと思わず息を呑んでしまった。
浅田さんの文章にはこのようなフレーズがさらっとでてくる。ほんとさらっと。

この旅ではある人と連城三紀彦さんの話から浅田次郎さんの話になり、鉄道員(ぽっぽや)を頂戴した(この話はまた今度)。今は浅田さんの本に読みふけっている。いやぁ、止まらない。。


生きがいの創造との再会

2005年10月19日 23時19分27秒 | books
福島大学経済学部経営学科の助教授である飯田史彦氏の生きがいの創造と再会した。
この本は、2001年10月半ば。そう、今からちょうど三年前に読んでいるのだ。
2001年上旬にある友人からこの本を薦められた。また数ヵ月後、別の友人から「感銘を受けた本があるから」ということでまた薦められる。でもそれでも手にとって見る気がしなかった。そして10月に三人目の友人からまたも薦められてしまったのだ。このときはもう読むしかない、ということで即購入。「生まれ変わりの科学」や、生きること、死ぬことを大学教授が著したことにとても驚くとともに、内容にもかなりの衝撃を受けた。一気に読みたかったけど一言一言大切に、かみ締めるように読み進めた記憶が残っている。
この頃の私は、かなり宗教、哲学、思想に興味があった。人生の意味聖なる予言アルケミストマザー・テレサ、カント、ルソー等上げたらキリがない。またその頃は毎週のようにさまざまな人と会い、いろんな話をしていたな。
そしてつい先日、とあるきっかげで生きがいの創造にまた再会した。それもちょうど三年前の今。私にとってはこの時期は非常に大切な意味があるのだ。
今日から早速読み返しているが、前回と感じる視点が少し違っているのに気づく。まずは自分の変化に気づいた。ひねくれた考えが出てきているのだ。素直に読みすすめられない。
近いうちにゆっくり考える時間ができる(このタイミングもどうかと思うが・・ほんと、不思議だよねぇ。うまくできてるよ。というかそのように導かれているのかもしれない)ので、そのときもう一度見つめ直してみようと思う。

31歳ガン漂流を読み終え

2005年08月31日 22時58分41秒 | books
奥山貴宏さんの31歳ガン漂流を読み終えた。
2年ほど前に立ち読みして、最近ふと思い出して奥山さんのWebサイトを会社の空き時間に読んだ。驚いた。今年の4月に亡くなっていたのだ。
今はもうアップされてないようだけど、亡くなって数日後、読者に向けた彼のサ母なる人からの言葉が掲載されていた。会社にも関わらず、涙がとまらなかった。
いてもたってもいられず、去年この本を読んだ人に話したら、本を貸してくれた。
奥山さんには「書く」という生きがいがあったから、つらい状況を耐えられたのだろう。
私は今ありがたいことに、病気も怪我もなく、不安はあるが仕事にもそれなりに満足している。けれど生きがいなるものがない。とても時間を無駄にしているように思うし、よくあせりもする。が、あせってもしかたないとも思う。
今はとても心が穏やか。こんなとき、自分のココロにいろんな事を問いかけてみてもいいかな、と思う。

ねじまき鳥クロニクル

2005年06月05日 18時46分45秒 | books
昨日やっとねじまき鳥クロニクルを再読した。
1度目はたぶん6年前。内容はほとんど覚えていないけど、東京ビックサイトでAppleのエキシビジョンがあって、それに向かうため開発途中のがらーんとした豊洲駅のバス停で没頭して立ち読みししていたことを思い出す。
この本を1度目に読んだときは、確か私は25歳だった。再読して一番驚いたのは主人公の岡田ノボル・30歳の年齢を超えてしまったこと。これはショックなような、当然のような不思議な感覚だったな。またあれから数年たった今、この本から感じることが昔とは違うのを感じた。当然だよね。昔の自分とは違うのだから。
今回どーしても、わからなかったのはシナモンが少年の時、夜中に見かけた松の木の下にいた二人の男。これは誰を指しているのか。どうしてもわからない。多分また数年後読み返したらわかるかもしれない。

良い知らせは、小さな声で伝えられる。

おかあさんとあたし

2005年05月07日 14時00分12秒 | books
ずーっと遊べる本屋でほしいなぁと思ってて、立ち読みするたびに目をちょっぴり熱くてたおかあさんとあたし。やっと購入。こどものときは何気ない日常で当たり前のことだったけど、この本を通してそのときのことを思い返すことができる。ほんと、幸せだったなぁとしみじみと実感させられる。いつかこの本を母にプレゼントしよう。

バッテリー

2005年03月16日 01時11分08秒 | books
恐らくのんびりできるのは今週まで。。なので今のうちに一気に読んでしまおう、、ということで、話題の児童文学。あさのあつこのバッテリー
確かに十分楽しめたけど、読んでてイライラしてしまう箇所が多かった。
多分気持ちを素直に表現できない主人公「巧」とちょっと似てるところあるからかなぁ・・?