多摩動物公園には21頭のチンパンジー(雄6頭・雌15頭)が暮らしている。この数は国内の動物園では最多です。年齢も5歳から57歳まで幅広いため、それぞれの体長や発情状態なども考慮しながら、毎日メンバーを入れ替えつつ、群れで展示しています。

さて、動物園でチンパンジーを観察するとき,是非注目したいのが、彼らの「表情」です。群れで生活するチンパンジーは、仲間たちのコミュニケーションの際に、喜びや恐怖、不満などの.感情を多様な表情で伝えているのです。
たとえば仲良し友達とは追いかけっこやレスリングをして遊んでいるときには、笑顔を見せます。笑顔といっても彼らの笑顔は人間と少し異なります。口角をわずかに引いて。下あごの歯が見えるくらい、口を開けているのが特徴です。
一方、他の個体から攻撃や威嚇などを受けたときは、口角を強く後ろに引いて,歯と歯茎をむき出しにした泣きっ面を見せます。他にも、欲しい物が中々手に入らない時に、唇をじょうごの様に突き出して、不満そうな顔を見せる事もあります。心と表情が変わり、まるで百面相のようです。
動物園でチンパンジーの表情をじっくり観察する・・・。普段では中々やろうとも思わないことかもしれませんが、とう園にお越しの際は是非一度試して見て下さい。彼らの表情表現の豊かさに、きっと驚くことでしょう。(多摩動物園飼育係り中島麻衣さん)
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