多摩爺の「時のつれづれ(葉月の7)」
コロナウイルス探知犬
今朝のニュース番組を見てて・・・ こりゃ、凄いって思ったんだけど、
お昼や夕方のニュースでは、このことについて一切触れないので、ちょっと不安なってしまったが、
中東のUAEでは、コロナウイルス探知犬が活躍してると云っていたし、
ドイツ、イギリス、チリなどでも、もうじき探知犬がデビューすると云っていた。
新型コロナウイルスに感染すると、汗から独特の臭いが出ているらしく、
それを犬が嗅ぎ分けているというのだ。
しかも・・・ 感度90%というから、PCR検査の70%を遥かに凌いでいる。
しかも、探知犬の訓練には1週間程度あれば良いというから、驚きというか・・・ 凄すぎる。
もちろん、それなりの素養を持った犬種で、専門の訓練をする人たちがいての話だと思うが、
空港や港湾の検疫では、普通に麻薬探知犬が活躍してるんだから、
コロナウイルス探知犬がいても別に不思議じゃない。
課題になるのは、どうやって汗を提供してもらうかだろう。
唾液ぐらい要ると言われたら、それだけの汗を掻いてもらうには、
サウナに入ってもらわなきゃならないので無理だが、
少し湿度の高い部屋に10分程度入ってもらって、額からじわり汗を掻いたタイミングで、
脇の下から脱脂綿で拭きとったぐらいのもので判別できるなら・・・ これは使えるだろう。
もちろん正式なPCR検査は必要だと思うが、PCR検査の前工程で、探知犬による検査を行い、
そこで探知犬が陽性反応を示した人だけ、PCR検査をやってもらえば、
検査人数と検査時間が、大幅に短縮できることだけは・・・ 確かだ。
最大の難関は、犬の嗅覚に頼ることが、科学的かどうかと云われたら・・・ どうするかだろう。
申し訳ないが、その問いに科学的かつ論理的な回答をだすことは極めて難しい。
とはいえ、感度90%がもし本当なら、これを活用しない手はない。
多く見積もってみても、陰性の判定を出すのに1時間程度あれば十分だから、
低コストで、短時間での検査を見逃す手はない。
空港や、港湾での検疫に活用すれば、多額の費用をかけずに済むだろう。
多くの入国者がやってくるオリンピック・パラリンピックに、極めて有効ではなかろうか
ぜひとも・・・ UAEやドイツ、イギリス、チリなどに担当者を派遣し、
実態を調査してほしいと思う。
そんなに何匹も、コロナウイルス探知犬を養成することはできないかもしれないが、
ひょっとして、ひょっとしたら・・・ 近い将来、新型コロナウイルスの検査は、二段階方式になり、
保健所や病院のPCR検査の前に、
最寄りの警察署か保健所の駐車場で、お犬様の判定を仰ぐことになるかもしれない。
新型コロナウイルスに感染してるか否かを、犬の嗅覚に委ねることに、不満がある人もいるだろうが、
低コストかつ、短時間で陰性判定が出せるなら・・・ これは、妙案だろう。
前向きに検討しても良いんじゃなかろうか。
ただ、困ったことが・・・ 一つだけ、出てくる。
陰性を証明する書類の、証明者のところに、犬の名前があったら・・・ どう思うだろうか?
まさか、探知犬が所属する警察署か保健所の所長名を書くわけにも行かないだろう。
よって、あまり価値を感じることができない証明書になるかもしれないが、
こればっかりは致し方ない。
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