時のつれづれ(北多摩の爺さん)

下り坂を歩き始めたら
上り坂では見えなかったものが見えてきた。
焦らず、慌てず、少し我儘に人生は後半戦が面白い。

アニソンのアニキ・・・ 逝く

2022年12月14日 | 時のつれづれ・師走 

多摩爺の「時のつれづれ(師走の31)」
アニソンのアニキ・・・ 逝く。

歌手の顔が見えない、アニメソングというジャンルを、メジャーに持ち上げただけでなく、
世界に普及させて、この国の価値を高めた、アニソンのアニキこと・・・ 水木一郎さんが、
肺がんとの闘病生活に力尽き、今月6日に亡くなられていた。

メディアによっては、アニソンの帝王という報道もあったが、
豊かな表現力で、多くのファンを笑顔にしてくれたことに、親しみを込めて、
拘る必要はないと思うものの・・・ 私はアニキと呼ばせてもらいたい。

水木さんの歌と云えば・・・ 直ぐに思い浮かべるのは「マジンガーZ」と「バビル2世」だが、
「ハレンチ学園」や、「キューティーハニー」など、お色気路線が売りだった永井豪さんが、
本格的に悪と闘うバイオレンスものに取り組み、大ヒット作となった「マジンガーZ」を、
強烈でインパクトのある声で支えたのが・・・ 水木さんの歌だった。

また、「水滸伝」や、「仮面の忍者赤影」など、歴史物、時代物の巨匠でもある横山光輝さんが、
本格的に悪と闘うバイオレンスものに取り組み、世間をあっと言わせた「バビル2世」を、
軽快なテンポながらも、心を強く揺さぶったのが・・・ 水木さんの歌だった。

私が漫画に没頭していた頃は「鉄人28号」や、「鉄腕アトム」の時代だから、
世代が違っていて、個人的には・・・ 漫画そのものに馴染みはなかったものの、
現役時代に、仲間と繰り出した夜の街(カラオケ)で、
誰かが必ずアニソンを歌い・・・ その場を盛り上げていたことを思い出していた。

そういった背景もあってと思うが、アニソンを押しも押されぬ文化にまで押し上げたのは、
水木さんの功績といっても、けっして言い過ぎではないだろう。
慎んでご冥福をお祈りしたい。

師走だからと・・・ いうんじゃないが、
ここにきて、著名人の訃報が増えたように思えて、なんだか寂しくなってきている。

そろそろ年賀状でも作ろうと思ってた矢先だから、少し思考が止まってしまった感があるが、
昨年今ごろは、父、義父母の3名を、昨年の春、夏、秋に相次いで亡くしていて、
3名を偲んで綴ったブログを読み返しながら、欠礼状の文面を思案し、
早く作って出さねばと、気が急いていたことを思い出していた。

綴ったブログは、父を偲びつつ、残った母に思いを寄せて綴った「散る桜 残る桜も 散る桜」、
義父を偲んで綴った「山霧の里」、義母を偲んで綴った「長州の女」、
さらには葬儀のこと、お墓のことに思いを寄せて綴った「お葬式のパラダイムシフト」であり、
けっして、気が利いたことを綴ってるわけじゃないが、
下記にリンクを貼ったので・・・ 宜しかったら、読んでいただければと思う。

追伸
リビングのソファに横になって、昼寝をしていた女房が・・・ 突然起きてきて、
リビングの真ん中辺りまで入ってくる日差しに「もぉ、カチカチ山だよ。」と文句言いながら、
「早く年賀状作ってよ。」と、強い口調で指示をだしてきた。

分っちゃいるが・・・ 命令はされたくはない。
「言い方がキツいんだよ。」と思うが、
こればっかりは、毎年私の仕事だから・・・ 頑張るしかないだろう。


◯ 昨年の春に亡くなった・・・ 父を偲んで

 

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◯ 昨年の秋に亡くなった・・・ 義父を偲んで

 

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◯ 昨年の夏に亡くなった・・・ 義母を偲んで

 

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◯ 親を見送って、ふと思った・・・ 葬儀のこと、お墓のこと等々

 

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