へなちょこおやじの自給自足入門

自給自足を目指しておそるおそる農業研修の門を叩いた俺。この先どうなることやら。ちょっと不安。

ライ麦の刈り取り

2017年06月17日 | 日記
本日は野菜コースにお邪魔しての作業です。

午前中はライ麦の刈り取りです。
ここのライ麦は去年の11月に播種したもので、
ちょうど7ヶ月目で刈り取りです。


ライ麦。


アップで。

刈り取りには「バインダー」という機械を使います。
ちなみに刈り取りのみのものを「バインダー」といい、
刈り取りと脱穀を同時にするものを「コンバイン」と言うそうです。


バインダーを軽トラに積み込んで。


ライ麦を刈り取ってます。


刈り取って結束までしてくれるんですよ。


結束するヒモをセットしてます。


刈り取り後の切り株。

ライ麦を栽培しているのは圃場の一部で、広さは大体2a弱。
刈り取ったライ麦の束数と重さを毎年記録しているそうです。
今年は、185束で、1束当たりの重量は1.66~1.94kgくらい。

畑には切り株が残ります。これを分解しやすくするために、まずボカシを播くと。
ボカシの量は、180~200kg/10aなので、畑の広さを2aとして、実際に撒くのは36~40kgですね。
ボカシを撒いたら耕耘してしばらく置きます。

その後、7月下旬にキャベツを定植する予定だそうです。
キャベツ定植後、今日刈り取ったライ麦を「ワラカッター」という機械で裁断し、マルチとして敷くそうです。
畑から出たものは畑に還元するというわけですな。

ただし、穂先は畑に入れません。
穂先の中の種(ライ麦)が発芽してキャベツの雑草になるからです。
なので、ライ麦の穂先部分は裁断して別の場所で堆肥として利用します。

作業が終了したら、使用したバインダを水洗いし、
カッター部分を動かしながらグリースを吹き付けて、そのあと倉庫に戻します。

午後は、大豆を播種した畑に鳥除け用のヒモを張りました。
何も張らない場合、ヒモ1本張った場合、ヒモ2本張った場合の3つを比較するそうです。
(写真を撮るのを忘れました(^^;))


その後は圃場周りを刈払機で草刈りして本日の作業終了です。

今日もいい汗かきました。

作業終了後に自分の畑のチェックです。
僕の畑もずいぶん賑わってきました。


手前から、スイカとカボチャ、ソバとササゲ、キュウリと空心菜と春菊、葉ネギ、トマト、落花生、トウモロコシ、枝豆

狭い畑に12品目がひしめき合っています(^o^)


つづく


なんとなく自家採種コースらしくなってきた。

2017年06月16日 | 日記
こんちわっす。
毎日暑いですねぇ。

ギラギラした日差しの下で今日もせっせと野良仕事です。
午前中は昨日と同じくレタスの雨よけを作りました。

一度経験した作業って、作業全体の流れがわかってるからか、割合スムーズにできるもんですね。
しばらく雨が降らないのと風が強いということで、骨組みだけで、ビニールを張るのは後日となりました。


とりあえず骨組みだけ完成。

午後はカブの刈り取りです。


鎌で刈り取ります。


刈り取ったらブルーシートに置く。


刈り取り後に残ったカブ


育苗ハウスに運んで乾燥させます。

この後、地下足袋で踏んで脱穀し、目の粗い篩いにかけ、風でゴミを飛ばして種だけにするわけです。


さて、カブを刈り取った後には緑肥用のソルゴーを播きます。
まず熊手でカブの残渣を端に寄せ、草を取り、三角ホーで溝を掘って播種します。


ソルゴーの種。


自家採種したもので発芽率が低いので厚めにすじ播きします。


足で土を寄せて覆土し、足のつま先側で踏みます。


ちなみにソルゴーとは、イネ科の一年草でモロコシ、ソルガムなどとも呼ばれます。
また、中国ではかつてコーリャン(高粱)と呼ばれていたそうです。

つづく









雨よけをつくる。

2017年06月15日 | 日記
梅雨だというのに雨も降らず、毎日暑い日が続いております。
昼間は暑いくせに、朝晩は寒くなるんですよね~。

作物にとっては、嫌な天候です。
というか異常気象だわ。

昼間せっせと光合成して貯めたエネルギーも、
朝晩の寒さから身を守るのに使っちゃって成長にまわせない。

ところが、こんな厳しい環境なのに今日はレタスの定植です。
梅雨の時期に定植する目的は、軟腐病(なんふびょう)などの高湿度で発病する病気に対する耐性をみるためとか。
でも今のところは、カラ梅雨で乾燥していますが。。。


レタスの苗を、まずドブッと水に浸します。


穴に定植していきます。株間は30cm。

別の圃場にも植えます。
こちらは地温を下げる目的で白マルチを張ってます。

移植コテでマルチに縦に切れ目を入れて手で広げます。
その際あまり広げないように注意します。

穴を掘って苗を植え、周りの土を寄せて圧着。
マルチの切れ目がかくれるくらいの土を被せる。


こんな感じ。


炎天下でこれだけ植えるとノドがカラカラ。


午後は、前に定植したレタスの畝に雨よけをつくりました。

先のカーブした支柱を2つ合わせてアーチをつくります。
1mおきにアーチを突き刺して、てっぺんと横に補強の支柱を金具で留めます。


こんな感じ。

ハウス用のビニールを張り、補強のためにヒモで押さえつけて完成です。
補強ヒモは、らせん杭で地面にしっかり固定されてます。


らせん杭。ビニールハウスの補強にも使うよ。


らせん杭を回しながら地中に埋め込む。


ビニールを貼り、ヒモで固定した状態。

トマトじゃなくレタスに雨よけって?と思われる方もいるかと思いますが、
高温多湿を嫌うレタス、特に玉レタスは雨に当たると腐敗病に犯されやすいんです。
だから玉レタスは雨よけ栽培がおすすめだそうです。

そのあとはピーマンとナスに灌水です。
雨の降る時期に降らないと余計な作業が増えて困ります。


つまり防止用フィルター。


灌水チューブ(細かい穴が空いてます)


灌水中。霧雨(シャワー)が降り注いでます。


で、今日の作業は終了です。


つづく

トマトの誘引など

2017年06月14日 | 日記
変な天気が続いてますね。

昼間暑くて朝晩が寒い。おまけに梅雨なのに雨の降る気配なし。
野菜たちも成長が止まってます。

天気が異常だと体調崩す人も増えるんでしょうか?
僕の周りでも体調不良の人がちらほら。

と、そんな中で本日の作業ですが、
午前中は緑肥のカウピーの種蒔きをしました。

前回6/5~6にもカウピー播いたんですが、その続きです。


カウピー(ささげ)。黒いアズキだね。


三角ホーで溝掘って

足の長さを株間にして一カ所2~3粒播きです。
播いたら土をかぶせて足で踏みます。


これはやっちゃいけない踏み方。

足の前側で踏み、かかとで踏んではいけません。
かかとで踏むとかかと部分だけ深くなり、発芽が不揃いになる。

午前中いっぱいで、45mの畝4本。
早いのか遅いのかわかりませんが。

午後は、トマトの2回目の誘引なんですが、異常気象のせいか成長が遅く、
1回目の誘引からさほど伸びていない株も多くみられ、2回目の誘引をしたのは半分くらい。

ちらほら黄色い花が咲いている株もみられます。
そういう株を誘引するときは、花房が支柱を背に正面を向くように誘引してあげます。
写真がないのでわかりにくいかも知れませんが。

そのあと、種取り用のカブの刈り取りです。


種とり用のカブ

晴れの日が続いてるからか、カラカラに乾いてます。
ハサミで切って刈り取り、トロ船に入れます。




拡大画像

今日は行いませんが、この後、足で踏んで脱穀する予定です。
足で踏むときは、長靴より地下足袋がいいんだとか。


本日はこれにて。








キュウリの誘因など

2017年06月12日 | 日記
晴れてはいるけど、なんか風が冷たい。
そんな一日でした。

以前茅野市で食べた粗挽きそばの美味かったのを思い出し、
粗挽きそばの店、松本にもないんかいなとネット検索してて、
荻窪の本村庵がひっかかった。松本やないやんけっというツッコミはなしでね(^^;)

おおっ、懐かしいって感じ。
実は僕、17年前にサラリーマンを辞めて、うどん屋を目指したことがあったのです。
で、うどん作り学ぼうと働き始めたお店が千歳烏山の〇〇というお店。

そのお店、うどんだけでなく、そば、寿司、鰻と、和食を代表する料理を色々やってた。
まぁ当時の僕の頭の中はうどん、特にさぬきうどんでいっぱいで、他の料理にはあまり興味がなかったわけですが。

でも、そばに興味を持ち始めた今、当時のことを思い出してみると、あそこのそばめっちゃ美味かった。
そう、そこのそばがつぶつぶの粗挽きそばだった。

当時、こんな美味いそば食ったことないって思ってたよな。
で、今思い返しても、たぶん今までの人生で一番美味いそばだったんじゃないか。

で、その千歳烏山の〇〇というお店が、そば打ちを教わったのが荻窪の本村庵なわけです。
最初、聞き違えて、親方や先輩がホームラン、ホームランと言ってるのを、
ええっ、ホームランなんて蕎麦屋があんのか?って思ったのをよく覚えています。

今日一日、農作業をしていて、“ほんむらあん”という言葉が、ずーっと頭の中に浮かんでました(^^;)
あと“粗挽きそば”という言葉も(^^;)

さて、本題に戻り、今日の作業は、キュウリとメロンの畝の草取りをやり、
そのあとキュウリの誘引作業をしました。その間も頭の中は“ほんむらあん”と“粗挽きそば”でしたが。。。

誘引というのは、キュウリを横にある支柱に引き寄せながらヒモで固定することなんですが。
そもそも何故誘引をするんでしょうか?

大きくなると垂れ下がってくるからですね。
ましてや実がなりだしたら重くなりますしね。

じゃあ、垂れさがると何故いけないのか?

垂れさがると、脇芽が上にくるでしょう。
植物には、鉛直方向の幹を伸ばそうとするオーキシンというホルモンがあるんですが、
そのホルモンが働いて、脇芽がどんどん成長していくと、主軸をさしおいて。

そういう事態を避けるために誘引をしていると。
もちろん幹や実の重さを支えたり、風が吹いても折れないようにとかの理由もありますが。

あとは、垂れさがると光が当たりにくくなるとかの理由もあります。

ちなみに、誘引は午後にやるのがいいそうです。
多少乾燥していて折れにくいからだとか。
午前中は水を多く含んでいるので折れやすいから避けた方がよいそうです。

キュウリの株、よく見ると雌花とその下に小さな実がついてます。
これは取ります。できるだけ小さな段階で取り除きます。

成長の早い段階で、下部節から実大きくさせて収穫すると木が弱るそうです。
9節目までは我慢我慢。
9節目から実を大きくして収穫を始めます。

初期の収量を犠牲にしてでも、
ある程度成長してから実を取り始める方が、トータルでは多く収穫できるそうです。


話は変わって、昨日そば打ち道場で自分が打ったそばを寮で食べたんですが、プツプツ切れて箸でつまめない。
どんでもない駄そばなわけで。。。

粗挽きそばは、普通のそばより打つのが難しいというし。
あぁ、いつになれば、あの美味い粗挽きそばが打てるようになるんだろうか。。。


つづく