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播磨癒しのまち歩き

自然観察しながら散歩(兵庫県・北播磨)
イベント鑑賞や野球観戦も好きでしたがこのご時世全く行けていません。

第25回日本木管コンクール フルートの部

2014-10-18 19:34:56 | 音楽
25回もやっているんだけど、初めて聞きに行きました。
クラリネットの部と交互に開催していて、今年はフルートの部。
今日18日は3次予選。
17人の2次予選通過者の演奏を聞きました。
一人3曲づつ演奏。
フルートのことはよくわからないけど、
17人の演奏を一人20分、全部で6時間も聞いていれば
なんとなく、曲の印象とか、どんな狙いで、
演奏曲が定められているのかが感じられるようになる。

1曲目は情景を表現できるかどうか、
私がイメージしたのは氷が張り詰めた池の表面に
辺りを警戒しながら餌をついばむ小鳥の様子が浮かんできました。

2曲目は喜怒哀楽や物語を語れるかどうか。
これは経験豊富な方のほうが有利な気がしました。

3曲目は道具としてのフルートの可能性をどこまで
生かすことができるか。
あるいはフルートを演奏するための身体能力。
皆さんの演奏する姿を見ていると日本刀を裁く格闘貨にも見えました。

本線出場者はかなりの確率であたっていたから
私の感性もまんざらでもなかったかな。

こういうコンクールもたまに鑑賞しないと
感性がさびついてくるからね。
センサーをリセットしないと。

フルートはほとんどが金属製だけど、本来木製だったそうだから、
基本的には「木」の響きが感じられたらいいなと思ったけど、
一人だけしかいなかったな。

ふと考えてみたんだけど、「譜面に忠実に演奏する」って
可能なんだろうか。
そもそも、作曲者自身が音符を五線譜に落とした瞬間から
その音楽は作者の手を離れて演奏者や聴衆のものになってしまう。
演奏者は作者が音符に変えるまでに、何を見てどんなことを
感じたのかを想像しながら、再現する。
これが演奏だ。
結局、作者の意図を忠実に再現することは不可能なんだから、
演奏者がどう解釈しているかを理解して、
どれだけ、その思いを伝えられているかを聞くしかないと思う。

加東市ではいろんな施設の統廃合が検討されているが、
稀有な「鳴り」を有する東条文化会館と木管楽器の
コラボはあと何回体験できるのだろうか。



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