あたいのこばなし。

日々の様々な思いを発散すべく、書きつづり。

キャッチ。

2007年08月26日 12時58分30秒 | 今日の小話。
久しぶりに我が家に帰るとお母さんが
『ピアスのキャッチの穴が見えないから入れて』
と、ピアスとキャッチを持ってきた。

金属アレルギー用の半透明の樹脂のキャッチ。
キャッチを見ると全然穴が見えない。
ってゆーかキャッチらしからぬ、イビツな形をしている。

何だコレ。。。

何が何だか分らずとりあえずピアス刺してみる。。。

なんか変。

よ~く観察してみるといびつな形をしたソレは・・・

米粒だった。

そりゃ、穴見えないわ。
つーか、米粒に穴空いてないし。
無理やりピアス刺してみた私って。。。

ごはんがちょっと乾いて樹脂のキャッチと同じ透明感と弾力を醸し出していた。

『あら?じゃ、キャッチはどこかしら』
と言って、その後お母さんは茶の間を這いずり回って探していた。

2007/08/11

2007年08月11日 23時20分04秒 | 今日の小話。
あたい結婚できないかも。
どーしても家事をやってると泣きたくなるほどイライラしてくる。

あたしは家事やってあげてるのに、なぜあなたはそんな態度なの?なんでもっと感謝してくれないの?的な怒りにも似たような感情がふつふつと沸き上がってくる。

ストレス溜まる。

これが一生続くなんて考えただけでも嫌になる。

いつもありがとって、おいしいって、いっぱい誉めてくれたら、気持ち和らぐのに。

だからあたいはそろそろ実家に帰らせて頂きます。

ねぇさん。

2007年08月09日 02時38分36秒 | 今日の小話。
ねぇさん事件です。

今日は朝一で、おばあちゃんがファンデーションを買いにいらっしゃった。

おばあちゃんは、ついでにマッサージをしてちょうだいと言った。
他にお客さまがいなかったので、私は快く引き受けた。
実習でマッサージをするのは初めてだった。
今考えると、もっと改善すべき点が結構思い当たる。
おばあちゃんは、旦那様の事、お孫さんの事、ボランティアで老人ホームを回ってる事、12月には文化会館でプロの楽団とコンサートをする事、バイクをず~っと乗っていて、今のバイクが4代目って事、いろんな事を楽しそうに話してくれた。

途中で他のお客さまがいらっしゃると、
おばあちゃまは『先に他のお客さま応対してあげて。すみませんね~。』って、とっても気を使って下さった。
私は、決して要領が良くないなりに、丁寧に迅速に応対する事を心がけた。           
それでもやっぱり間違えたし、時間かかった。             
おばあちゃまは、私が新人だとわかると、『新人さんなんですって。覚えていってくださいね~』と、他のお客さまに声を掛けてくださった。
他のお客さまも、『あら、私も今度いろいろ教えてもらおうかしら。
眉毛の描き方が難しいのよね~』って。

あたい、うれしくて満面の笑みで答えた。

マッサージとフルメイクで30分のお約束をしたが、途中でお客さまが来て何度も中断しまい、かなり時間オーバーしてしまった。

しかし、おばあちゃまは嫌な顔など微塵もみせず、『お客さんたくさん来て良かったわね~』って言ってくださった。
心があたたかくなった。

ひとしきり落ち着くと、おばあちゃまはこんな事を私に告白した。

『実は、あたし、昔、メーキャップや着付けの先生をしていたの。12単衣とかも。うふ。』

唖然。大先輩。。。
あたいの接客、知識、技術の善し悪しなんて一瞬でわかるだろう。。。
おばあちゃまはこう続けた。
『やまのあいこさんのモデルもやってたの。
先に言っちゃうと、緊張しちゃうと思って。うふ。』           
まいった。。。

やっとの事でメイクを仕上げて、お帰りの時、おばあちゃまは、とてもとても堅い握手をした。

『あなたは接客上手よ。頑張るのよ』
と、右手で堅い握手、左手で背中をポンポンとしてくださった。
おばあちゃまは、なぜか涙をうかべていた。
私は心があたたかくてキューっとなった。
そしてグッとくるものがあった。
あたしにとっては、この上ない激励だった。
人との出会いって、こんなに感動できるんだ。

あたい、もっともっと頑張れそう。      

おばあちゃまが帰ったあと、カルテを整理していたら、ファンデーションの種類を間違えてお渡ししてしまった。
ガーン。
すぐにおばあちゃまに電話したら、『そ~ね、間違えていたわね~。でも、色は合ってるからコレ使ってみるわ~』って言ってくれた。。。

やっぱりおっちょこちょいのあたい。笑。

〓エリ。より〓