郷土の歴史と古城巡り

夏草や兵どもが夢の跡

樽見の桜

2020-04-12 11:16:58 | 日記

今日は晴れ。養父市大屋町の「樽見の桜」は情報では散りかけということであったが、一目見ようと出かけました。


 見学コースを写真でご案内します。





山中の駐車場は5,6台の先着があった。
駐車場から約400m。


出発点の説明板より



石垣の山道を登っていく。







 昭和初期の桑畑の跡です。この階段状の石垣は、石の多い山を掘り起こして、取り除いた石を山道に積み上げています。

 当時養蚕業が盛んで、蚕には大量の桑の葉が必要とし、10貫目(40kg)を背負って、持ち帰るという重労働でした。

 昭和40年頃には養蚕は衰退し、桑に代わって、スギやヒノキが植えられて現在のようになりました。(説明板より)



▲この石は、畑地から取り除かれた石



ミツマタが咲いています。咲き始めは黄色っぽいのですが、開花からやや日がたったようで白っぽくなっています。このミツマタは和紙の原料に使われていました。鹿が食べないので残っています。






向こうに桜が見えて来ました。





 


見上げると、木の支柱や鉄製のジャングルジム状の支えで老木を支えています。やや痛々しくも感じます。

花は少し散り、新葉の緑が目立ち始めています。















花を近くで撮影







東屋のある上からの撮影






樽見の桜

兵庫県指定天然記念物(昭和6年5月20日)品種:エドヒガンザクラ
樹齢推定千年
別名仙桜(せんざくら):出石藩の儒学者桜井石門 (桜井一太郎)が文政6年(1823)3月、樽見の大桜を見学し仙桜と命名。


樹勢回復への懸命の手当

 樹齢千年の古木で、黒い大木の内部は空洞となっています。それでも幹の内部から不定根というヒゲ根が地面に向かって栄養を求めて延びようとしています。この
不定根は、放置すれば、夏には乾燥して枯れるが、ミズゴケを巻き地面まで大事に育成し、今は、5本ほど成功しています。この命のバイパスによって自力で養分を得て樹勢がよくなり近年花の量が増えたといいます。そのほか、水や肥料、土質改良等多くの手当により樹勢回復を促しています。
情報:養父市ホームページより






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