
北緯38度21分、西経8度2分、ヴィアナ・ド・アレンテージョ県、
アレンテージョ線、Linha do Alentejo、
2017年9月20日撮影

駅の名前はヴィアナ駅。ポルトガルでヴィアナと言えばヴィアナ・ド・カステロを思い浮かべる人が多いが、この駅はヴィアナ・ド・アレンテージョ。文字通りアレンテージョ地方のど真ん中。

鉄道駅はその町外れ。ヴィアナ・ド・アレンテージョの町からは5キロほど離れている。

これは元貨物駅舎。線路は現在も使われている。

初めてヴィアナ・ド・アレンテージョを訪れた時はローカルバスで来た。ローカルバスはヴィアナ・ド・アレンテージョが終点。その町で泊まるつもりであったが、見回したところホテルの1軒もペンションの1軒もなかった。大急ぎで引き返そうとするバスの運転手に聞いたところ、そこの自転車屋が宿泊を受け入れている。とのことでその2階に泊めてもらったのを覚えている。自転車屋はミシン屋も兼ねていた。

食堂を尋ねたところ、噴水の前にレストランがあると教えてくれた。そのレストランの郷土料理が美味しくて、その後は、クルマを買ってからもそのレストラン目的でヴィアナ・ド・アレンテージョには時々訪れている。

その最初にヴィアナ・ド・アレンテージョにローカルバスで来た時は金曜日の夕方であった。ローカルバスは土日の運行は1本もなく月曜日まで待たなければならなかった。そんなに待てないと思い、翌日、隣町アルカソバスまでの12キロの道のりにタクシーを奮発した。タクシーの運転手は途中で「ここが鉄道駅だよ」と教えてくれたのが印象的であった。

ヴィアナ駅はヴィラ・ノヴァ・ダ・バローニャとアルカソバスの中間駅。

現在は乗降不可。

駅舎隣接の手洗い所には洗濯台が。

駅舎の白いアズレージョ壁に寄り添うようにバラが寂しげに花を付けていた。
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Estações ferroviárias de Viana do Alentejo