こんな映画を見て来ましたっ!

鑑賞作品:｢この世界の片隅に｣

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関連作品
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っ｢姪が名画座に!｣:｢夕凪の街 桜の国｣

(切り口と画像が違うレビューは｢この世界｣をCLICK!)

能年玲奈改め｢のん｣(｢グッモーエビアン!｣)、改名後初仕事。
彼女の声はこの映画に間違いなくチカラを与えている。彼女でなければこの作品はこの｢形｣にならなかった。

…オープニングから絶妙フワフワ感一杯のコトリンゴ｢悲しくてやりきれない｣がガッチリと観客を掴んでいく。

片渕監督が実際に何回も現場を訪れて足で調べた街並みと人々の声が丁寧に描かれ物語が紡がれていく。

なにより昔から絶賛されていた原作者:こうの史代の独特の作風が動画になって更に冴え渡り、細かい描写が伏線になって意外な所に繋がる…ずっと後になって｢…!!｣と思わせる。

とにかく丁寧に、それでいて淡々と…陰に隠れて目立たない、けれど一生懸命な｢人々の日常の暮らし｣を描きつつ、笑わせ、泣かせ、共感を呼び…。

ほんとにゆっくりとではあるが、この映画の良さが年の瀬の街に広がって行くのを実感している。

できるだけ多くの人に｢斜めから｣でなく｢正面から｣見て欲しい。


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｢鑑賞評価:☆☆☆☆△｣

蛇足…エンドロール、クラウドファウンディング協力者の名前がスクリーンにドバーっと。その背景に何気なく映画本編のオマケ映像が二種類…これ絶対見逃しちゃ駄目。

…ほんと外野の雑音が凄く邪魔(｀皿´#)