先日衝動買いしてしまった簡易ECメーターでEC値を測定しました。
水道水 0.2mS
500倍ハイポニカ溶液 1.25mS
木酢液追加時(1000倍の濃度) 1.4mS
溶液タンク(溶液補充前) 1.5mS
溶液タンク(溶液補充後) 1.3mS
木酢液10cc追加 1.4mS
1.5mSだった溶液タンクに、1.4mSの溶液を補充したら、1.3mSになりました。
これは多分正しくありません。
水道水0.2mSも水道水をバケツに入れた状態で計測したもので、すでに何か溶けていると思われます。
しばらくしてから溶液タンクを計りなおしたら1.5mSでした。
時々計測してみようと思いますが、500倍ハイポニカ溶液を補充しながら使い続ける限りあまり大きい変動はないような気がします。
<6/17追記>
6/10の測定値です。
水:123μS、ハイポニカ500倍溶液:1233μS、溶液タンク補充前:981μS、溶液タンク補充後:1060μS
病害虫予防の目的で、木酢液や、スギナ、ニンニク、唐辛子などの抽出液を利用していますが、葉面への着きを良くするために石鹸を溶かして入れています。
1リットル当たり石けん5グラム程度で良いようですが、石鹸がなかなか溶けません。
今回は割とうまくいきましたのでその方法を紹介します。
しばらく放置しておくと全体がどろりとした感じになるので、スプーン等でさらにかき混ぜてから溶液に入れます
全体をかき回すと完成です
次回は、お湯の量を300cc程度に増やして試してみたいと思います。
<6/17追記>
前回以上に石鹸を細かくして(実際にはナイフで薄く削りました)、お湯を300cc程度に増やした結果、どろりとした感じではなく、完全に溶けました。
スギナ抽出液がまだ熱いうちに漉して、石鹸水を混ぜて、水で薄めれば完璧です。
前回、きゅうりに雌花が咲いたときに雄花がなく受粉させることができませんでした。
今日は、逆に雄花だけが咲きました。そこで、雄花を保存しておいて、次に雌花が咲いたときに受粉に使えないかとWebで探したところ、雄花を摘んでケースに入れて冷蔵庫に保管すれば1週間くらいはもつとありました。
その他以下のような情報を発見
・保管の際、乾燥剤を一緒に入れると良い
今回は、フィルムケースに少量のシリカゲルとともに雄花を入れて冷蔵庫に保管しました。
雌花が咲いたときに試して、結果を追記します。
<2007年7月2日追記>
きゅうりは、単為結果を行うため雄花が咲かなくとも結実するということです。
ただし、我が家では7月2日現在、単為結果は見られません。
自宅消費用の野菜なので、できれば農薬を使わないで育てたいと思っています。水耕栽培では植物自体が元気なので病害虫にも強いそうです。とはいえ、何もしないとやられるので、人体に害のなさそうなもので、虫が嫌うもの、病気予防に役立つものを利用することにしました。
①ニンニク、唐辛子入り木酢液
②スギナを煮出した液
③マリーゴールドを一緒に植える
ニンニク:アブラムシ、ハダニ予防、ベト病、ウドンコ病、サビ病などの予防
唐辛子:モザイク病、輪モン病などの予防
スギナ:ベト病、ウドンコ病、サビ病などの予防
マリーゴールド:コナジラミ、センチュウなどの予防
①、②は、今までは薄めた液をそのまま散布していましたが、1リットル当たり粉石けん5グラムを溶かして散布すると葉の表面に薬剤を付着させることができるため効果が長持ちするそうなので、今度試してみるつもりです。
<6/17追記>
最近四角豆①にハダニが発生し、朝除去しても昼にはまた付いているという状態になり、よくよく見てみると隣に植えてあるマリーゴールドがハダニだらけでした。そのため四角豆のハダニを除去してもすぐに移動してきたと思われます。とりあえずマリーゴールドを隔離しました。マリーゴールドが病害虫予防に役立つといっても、マリーゴールド自体も害虫に狙われるということを覚えておかねばなりません。
<6/17追記②>
①、②ともに農薬と違い、虫を殺す作用はないと思われ、いったん虫が付いてしまうとこれだけではダメなようです。
虫を寄せ付けないために、かなり頻繁に(少なくとも週に1、2回は)散布しておく必要がありそうです。
濃度
肥料ごとに、適正な希釈倍率が決まっていますので、それに従うのが基本だと思います。
蒸発等により、濃度が変わる心配をしましたが、思った以上に頻繁に補充が必要なので、大きくぶれることはないような気がしています。
濃度を測る機器として、導電率計(ECメータ)というものがあり、簡易タイプは1万円台から入手できます。
先日、通販で衝動買いしてしまいました。今度の休みの日にでも希釈したときの値、プランターに入っている溶液の値など調べてみたいと思います。
適正EC値は、植物の種類、時期によっても異なるようですが、おおむね1.0~3.0の範囲のようです。
pH
水耕栽培では、5.5~6.5くらいが適切だそうです。
水道水は、地域によってはpH7以上あるようです。また、エアレーションするとpHが上がるといったことがどこかのホームページに書かれていました。また植物によって、pHを上げるもの、下げるものがあるそうです。
pHが高くなると、肥料の中の鉄やカルシウムなどの金属類が 吸収できなくなるそうです。
pH計は、6000円程度から入手できますが、導電率計を買った事もありこちらは我慢して、pH試験紙なるものを購入しました。pH1~14まで色の違いで計れますが、あまりはっきりとはわかりません。水道水を調べましたが、なんとなく7と8の間のような色になりました。
溶液のpHを計ると、7程度からやや8に傾いているような感じの色合いになりました。
もう少しpHを下げたいと思い、Webで検索すると、pH調整液が売っていますが、5000円くらいするので躊躇しています。
今回、試しに木酢液を使ってpH下げを行いました。
水道水1リットルに対して、2.5cc程度(400倍)入れるとなんとなくよさそうな感じでしたがpH試験紙の精度では怪しいので、入れないよりはまし程度に考え、800倍程度に薄まる量を入れました。
※EC計を買うより、pH計を買ったほうが良かったかなと若干後悔しているところです。
<2007年7月2日追記>
pH調整に、木酢液、穀物酢を使いましたが、結果的には、これらは一時的にpHを下げますが、すぐに(少なくとも半日もすると)元に戻りました。pHダウン剤を使ったところ、一度調整すると、その後は安定しています。追加する溶液のpHが7.1くらいなので、若干調整が必要となります。
pH調整液が5000円くらいすると書きましたが、500cc程度のものだと、1500円前後で売っています。送料を入れて2000円台前半です。1回目はpHが高かったので5~10cc程度使いましたが、その後は毎回1cc程度の使用量です。水耕栽培には必需品だと思います。
・pH測定(6月末)
水道水:7.5
500倍に薄めたハイポニカ溶液:7.1
水耕栽培を紹介しているサイトがたくさんできていて、そこでいろいろ紹介されています。
よく見かけるものに、大塚ハウス肥料、ハイポニカ肥料、微粉ハイポネックスなどがあります。
私は、ハイポニカ肥料を使っています。
たまたま目に付いたのと、20年ほど前、筑波万博で見た巨大な水耕栽培のトマトの印象が強かったことが理由です。
※筑波万博のトマトはハイポニカ肥料を使って育てたそうです
A液、B液をそれぞれ500倍に薄めて使います。
より効果的に根から栄養分を吸収するために、
①水の流れを作るために、溶液が循環するしくみ
②エアーポンプによる空気(酸素)の補給
を行っています。
循環方式の利点は、上記のほか、溶液を1箇所に補充すればよいこと、プランターの中の溶液の水位を一定に保てることが挙げられます。
プランターを段差をつけて設置し、プランターの両側に穴を開け、プランター同士をホースでつなぎます。
溶液タンクから、一番上のプランターに水中ポンプで溶液を汲み上げ、そこから順番に下のプランターに水が流れ、最後に溶液タンクに戻ってきます。
プランター間のホースのつなぎ方、水中ポンプの選定など、別の投稿で紹介します。
◆全景です。風が強いので頑丈にしましたが、横幅、高さ調整とも無駄だらけになりました。
◆溶液タンクです。中に水中ポンプが2つ入っていて、2ヶ所に水を上げて、循環して戻ってきます。