最近はまた少年の犯罪がテレビで取りざたされている。
いじめの報復に火炎瓶(爆弾?)を隣のクラスに投げ入れて捕まっちゃった人とか、両親をめった刺しにして殺してしまった人とか、毎日テレビのニュースを盛り上げている。
今日、朝早くからなんだかえらそうな人たちが一つの机に集まって、そんな青少年の事件について真顔で討論していた。
「最近の子供たちは、人との関わり方が下手で思春期の心の拠り所である“友達”ができない。だから自分の殻に閉じこもって、1人の考えが回ってこういった犯罪に走ってしまうんです」
だとか…
「インターネット。やはり問題はこれでしょう。どんな人でも、嫌なやつがいれば殺したいって思うことはあるでしょう。でも、そういった感情は妄想的で2ヶ月もすれば消えてしまうんです。でも、今はインターネットという媒体から、すぐに情報が得られるからすぐ行動に移せてしまうんです」
だってさ。
そういえば、何年も前に「榊薔薇」という少年が事件を起こしたときにも、毎日のようにこんな討論が所狭しと繰り広げられたいたものだ。でもそれだって1年もしたら関係ない人たちは忘れていく。そして、今回のように同じような事件が起きると、また「そういえば」なんて言って思い出すんですよ。
最近の少年は…
そんなことをまじめに語っているえらい人。そんな問題点があったなら、事件が起こる前にいろいろ手を打ったりすればいいのに…と思う。
大人はズルイ
事件が起こった後に「あーだ、こーだ」ってあたかも前からこうなるんじゃないかと思ってたんですよ、みたいな顔して薀蓄(うんちく)を垂れあうんですよ。知ってたのに、何もしなかったあんたは犯人の共犯だよ!って言ってやりたい。
いじめは見て見ぬフリする人も加害者なんでしょ?
じゃあ今回みたいに、死人まで出てしまうような事件に至ってしまうようなことだったらもう牢屋に入れちゃえばいいんだよ。なんでもかんでも、でしゃばってくる大人たちにはそんな仕打ちをしてやってもいいんですよ。
…なんてね。
そんなことになるわけないんだけど、加害者の少年に誰かが手を差し伸べていたらこんなことにはならなかっただろうって思うのは僕だけなのかな?
人生80年
15歳で両親を殺して、刑務所とかに入れられたらもう人生なんて「お先真っ暗」 生きている意味なんて見つけることできないと思う。そして自分が年をとって、振り返ったときすごい罪悪感と虚無感だけがその子を包み込んでしまうんだ。
あんなことしなければ…
過ぎた過去を後悔して、夢見て、でも自分は「殺人者」。その事実は一生消えることはなくて、逃げることさえできない。だからこそ、こうなる前に止めてほしかった。
家族
友達
学校
先生
地域
社会
国 …
こうなってしまったのはその少年のせいだけでなく、この事件を起こしてしまった社会の責任だったということを認識していかなければ、第二・第三の「榊薔薇」が生まれていってしまうんですよ。
お願いだから、もうこんな暗い景色ばかり見せないで。
子供たちが夢さえ見れない世界になってしまうから…
けっきょくは上から下にモノを言うでしょ??
「子供だから」もよく聞きます。
毎日のようにこんな事件が起こってアタフタして…
恥ずかしいよね。
こんな事件が起こるってコトは大人と子供や、この国の中で共生になってないですよね。
共に生きよう。
助け合うとか難しいけど…誰でも嫌いな人はいるし…
でもそれが大きくなって、殺人を防げるような、共生社会を作っていけたらイイですよね。
☆思いやり☆がみんなの心に届きますように。。。
てへっ★