時間は過ぎてみれば早いもので、この専門学校に入ってもう二年が経とうとしている。高校を卒業して、また二年学校に通うのか、と少し憂鬱になったこともあったが、なんやかんやであっという間にここまできてしまった。終わってみれば、もっとこうしてればよかった、こうすればよかった…なんてものがたくさん浮かんでくるが、それをしなかったのも、できなかったのも自分だし、それが僕の歩んできた道だから受け入れるしかないでしょう。
きっとどんな道を選んだとしても、結局後悔するんだと思うよ。高校に入った時だって、なんでこんなとこきちゃったんだろうとか思ったし、専門に入った時だって、違うことやりたかったと思ったりもした。でも、違うことやってたらこの専門にいきたかったなぁとか思うわけでしょ。
僕がここにいるから、出会えた人もたくさんいるし、経験できたこともたくさんあると思う。まぁ、それが自分にとって最高の選択だったかなんて、わかんないけどね。もう一度やり直してはじめて気づけることだろうし。後悔はどうしたってついてくるんだよね
あと10日で卒業です。うれしいという感覚はまるで無い。やっぱりこの場所、学校にいたいと思う。それは留年してもっと勉強したいということではなくて、ここにい続けたいということで。友達と話して、遊んで、ときどき勉強して…そんな生活をしていたい。ずっとここにいたい。働くようになれば、そう遊んでばかりもいられないから、子供の理由ですよ。そう、ただのわがままです。
12日には、クラスのメンバーと旅行に行こうという話になりました。正直、はじめは行く気なかったんですよ。人数も10人以上で、たくさんなんで面倒じゃないですか…そういう大人数の団体行動とか好きじゃないんです。でも結局行くことにしたんですけど。それには理由がありましてね。この二年、この専門学校で一番仲のいい、親友(こう思ってるのは自分だけで、相手はいやいやかもしれないけど…)が、僕が行きたくないみたいな話しをしたら「一緒に行こう」って言ってくれたんですよ。とてもうれしかった。その親友Rも僕も不器用で、恥ずかしがりやなんでなかなか面と向かって話せなかったりするんだけど… 卒業したらまたしばらくあえなくなっちゃうだろうからね。この旅行でいろいろ話せたらいいと思う。 でも、一緒に行こうって言われて、僕もすぐに「いいよ」とは言わなかったんだよね。条件を出したんだ「これが最後にしない。卒業してもずっと友達でいること」ってね。今、振り返るとくさいせりふだけど、きっと自分の正直な気持ちだったんだと思う。というわけで、12日から一泊で、みんなで鬼怒川に行ってきます。
時間は早い。過ぎてしまえばあっという間で、あったことの半分も覚えていないでしょ??大切なことだっていつか忘れてしまうんです。でも、今の気持ちだけは大切にしたい。
「後悔はどうしたってついてくる」
…同感です。
でも、逆もまた真だと思うのです。
たとえそれが勘違いだとしても、最高の選択だと信じられる自分になりたいといつも思っています。
卒業旅行かぁ、いいですね。2年間の思い出、今の気持ち、そしてこれからのことを、のんびり語らってきてください。
春は、一期一会を肌で感じる季節です。星の数ほど出会いはあるし、出会いの数だけ別れもある。春って素敵ですよね。
なんていうか…寂しさとか不安とか追いていく悲しみ、追いていかれる悲しみ。そういったものが一気に込み上げて…
在校生立場の時は、大好きな先輩と離れるのがすごく辛くて…先輩のいない学校は嫌で淋しくて仕方なかった。
自分が卒業生立場の時は、どんなに苦手な先生や友達でも会えなくなる淋しさでもっと一緒にいたいと思った。
卒業前は「最後だから」って気持ちが大きくて、普段出来ないことを今のうちにやっておこうっ。と思い、卒業も悪くないな。なんて思いましたが…。
やっぱり卒業はすごく淋しくてダメです(>_<)
でも、その淋しさ悲しみは入学式や入社式で消えていくような気がします。
今までもそうでしたから。だから私は笑顔で卒業生を送り、私も笑顔で卒業したいと思います。
…こんなこと言っても実際それほど強くないから上手くいかないんですけどね。