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「高桑氏族」 覚書(113)

2013-09-16 11:43:12 | 歴史

高桑の社(やしろ)(3)

高桑八幡神社

高桑八幡神社は、古くは「八幡社」と称し、高桑村の氏神であった。高桑訪問の折に参詣したが、約400坪の広い境内と荘厳な本殿の佇(たたずまい)は、氏神として、高桑村民結束の核となり、崇敬の的であった事が感じられた。

八幡社であるから、祭神は第15代・応神天皇であり、母は神功皇后と伝える。それで、天皇と母が、「八幡信仰」の中心に据えられている。「八幡」は、応神天皇の「神霊」(神格化)である。

日本武尊は、応神天皇の祖父とされる。伝説的色彩が濃いが、この4世紀後半は、大和政権の武威による内外(大和・朝鮮半島)への躍進を伝える。

処で、応神天皇に付いては、歴史家の間でも、諸論議があるようだ。先ず実在の天皇であるか、否かであるが、実在濃厚とされているようだ。

しかし応神天皇の第2皇子で、実在確実な第16代・仁徳天皇との同人説もあり、必ずしも実在とは、断定出来ないが、若し実在なら、最古の天皇となる。

それで、初代・神武天皇から第14代・仲哀天皇迄は、神話上の天皇となる。当ブロガーの様な、戦前の旧制中学生は、歴史で、神武・綏靖(すいぜい)・安寧・懿徳(いとく)・孝昭・孝安・・・・と、第124代・今上(きんじょう)天皇(昭和天皇)迄、暗記させられた。小生は脱落したが、達成自慢の生徒がいた。

「八幡社」は、京都・「石清水八幡宮」・鎌倉・「鶴岡八幡宮」を初めとして、全国に1万~2万社を数えると云い、稲荷社に次いで、第2位の数であると言う。源義家は、石清水八幡宮で、元服したので、「八幡太郎」を称した。

仁徳天皇の実在を疑う者はいないが、「仁徳天皇陵」に付いては、考古学的に矛盾が多く、学者は否定的で、この天皇陵に限らず、「何々(地名)陵古墳」と称している。「仁徳陵」は、「大仙陵古墳」である。この陵は、墓域の広さでは、エジプト・中国を抜いて、世界第一である。

写真は、「宇佐八幡宮」
八幡総本宮 大分県宇佐市

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