◆3.20高浜全国集会 案内
■■形だけの福井県説明会 2月9日■■
■再稼働に進む福井県・関電■
2月9日に福井県主催で開催された「原子力発電所の審査に関する説明会」は、
昨年12月4日に大阪地裁が原子力規制委員会の大飯原発3、4号機の審査に対し、
「地震規模の数値を上乗せする必要があるかどうか検討していない。
看過し難い過誤、欠落がある」として設置許可取り消しを命じたためにおこなわれた。
県による「県民説明会(県内在住者を対象としていた)」は、福島原発事故以後で
初めてだったのではないかと思う。貴重な説明会に、嶺南・嶺北の方たちと共に
参加してきた。説明会が老朽原発(高浜1、2号機、美浜3号機)の危険性に関する
重要なテーマであるにもかかわらず、県は市町に対し、住民に広く参加を呼び掛ける
ということをおこなっていなかったと思われる(若狭町、越前市への聞き取りから)。
県にとっては開催自体が目的であったのだろう。
福井県主催 説明会 21.2.9
説明会は、規制庁の審査の説明を前半、参加申し込みの際の質問への回答と
会場参加者の質疑の後半として、後半を40分程度延長したけれども、
規制庁の「経験式が有するばらつき」を、「断層長さ及び断層幅」への不確かさへの
反映で考慮したとする説明には納得できない。説明内容が科学的・技術的に
高度なため、専門家でない私には、1度目の説明会での疑問点をもとに
2度目に参加するという説明会でないと理解は深まらない。
私だけでなく他の参加者から「嶺南での開催」を求める意見が出たけれども、
野路安全環境部長は、「市町と検討する」と木で鼻をくくったような発言で
会を締めくくった。
以上が説明会の「予定調和」の流れであるが、もっと大きな「予定調和」が背後で
進んでいることを2月12日に知った。杉本知事が、同日、関西電力と
梶山経産大臣と面談し、その結果「議論に入る前提がクリアされた
(2/13朝日新聞)」とし、老朽原発再稼働の是非について県議会に
議論を促すと報じられたからだ。
今、約束も疑問も不信も飲み込んで再稼働へと進もうとしている。
抗議と怒りの声を県に関電に、国にぶつけよう!
(サヨナラ原発福井ネットワーク 若泉政人)
■■2月5日、「2.9説明会」に対し、申し入れ行動■■
■ 県民への「説明」とは程遠い現状 ■
2月5日、福井県主催県民説明会について申し入れに行ってきました。
2月5日、県主催「原子力発電所の審査に関する説明会」についての事前申し入れを、
オール福井反原発連絡会でおこないました。(8名参加)
井県原安課の山本課長補佐が対応。申し入れ内容は、
①嶺南地域の参加がしにくい。多くの県民が参加できることを考慮してほしい、
②判決に対する説明会であるならば、原告の説明会も検討してほしい、
③参加できない人への質問を受け付け公開する方法を考慮してほしい、
④説明会の延長や事前に時間配分を明示してほしい、
の4点でした。
福井県の回答は、
①ユーチューブでライブ配信する(1週間ほど配信)。嶺南での開催は考えていない、
②今回は、基準地震動の策定について規制庁に説明してもらうのが主旨で、
原告とのやり取りは裁判でするものである。原告を呼んでの説明会は考えていない。
③質問は説明会後も1週間ほど受け付けることを考えている、
④時間配分は、説明と質疑は半分半分、時間で質疑を打ち切ることは考えていない。
柔軟に対応する。
参加者からは、説明会について各市町に問い合わせたが、県主催の説明会なので
市町として広報することはしない、また市町議会には連絡すら来ていない状況と伝え、
これでは県民への説明とは程遠いと訴えた。また、以前は県主催で
原発推進、反対両方の学者による説明会もあった。今回も両方の意見を
聞くようにすべきと述べました。しかし、考えていないと答えるばかりでした。
参加希望者数については、60人ちょっとの答えでした。
申し入れへの山本氏の対応は、できるだけ申し入れに応えようとする姿勢は
感じられ、事実説明会は約1時間延長されたことにも現れています。
しかし、県民に対する広報努力もせず、何のために説明会を開くかの意欲も
感じられないアリバイ作りのためかと疑われる説明会なのがはっきりしました。
現行の耐震審査では、私たちの生命、健康、財産は守られないことを
多くの住民に伝えたいと思います。
(若狭町 石地優)
■■約束破りの関電許すな!2.15緊急行動に参加して■■
■「脱原発」 自然(じねん)に沸き起こる運動 ■
久しぶりの雨の15日、ラインからの緊急の呼びかけで、泉南市から
往復1760円の電車賃を払って関電大阪本店前に着いたら、釜ヶ崎の
白いタオルを巻いた三浦さんが原発労働者の問題を話していた。
木原壯林さんが、関電が、核ゴミの中間貯蔵地を示す約束をもう2度も反故にして、
また、「2023年末までに示す」と、報告し、福井県知事がこれを受けて、
老朽原発再稼働について、県議会に論議を促したことを話されていた。
この関電の約束破りに抗議する緊急行動だった。
福井県庁でも同時刻に、申入れや抗議行動がおこなわれているという。
約束やぶりの関電ゆるすな! 関電前 21.2.15
私も発言をさせていただいた。前を通る関電の警備員も、人間に生れてきた喜びを
感じる脱原発の生き方に変われると思って訴えた。
私が日頃から考えているのは、「原発のない社会からのスタート」である。
そこにすべての存在が到達するものとしてあると思う。
反原発運動は、一人でもやる。しかし、「みんなで」という世界を持っている
「一人」である。
一人でも、また、多くの人が参加しても、意味や力に増減はない。
それはまた自由に、違いを認めあう世界、豊かで楽しい世界である。
この運動は疲れない。疲れてもこころよきものである。
原発を動かすことはまったく意味がない。そのことはみんなよーく知っている。
意味が無く、罪な原発はいらないと、気付いたものによる責任に立つ運動である。
原発がいらないということに気付いた我々は、原発はいらないと言った先人が
居たことの発見でもある。原発がいらないと気付いていない人たちに、
原発がいらないという真の生き方、楽しい生き方を、私ひとりものとしてはおれない。
敬意をもって働きかけていく責任があると考えている。
関電に向かってシュプレヒコール 21.2.15
他の満足をもって私の満足とする。自己に出遭えた喜びからの自然(じねん)に
沸き起こる運動である。脱原発行為そのものの中に、
「脱原発(平等と他に対する尊敬)」が見いだされる運動である。
(泉南市 小山広明)
上関原発反対運動への連帯行動(写真を撮って送りました)
★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第37号』
ダウンロードは → コチラ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トップページに戻る
■■形だけの福井県説明会 2月9日■■
■再稼働に進む福井県・関電■
2月9日に福井県主催で開催された「原子力発電所の審査に関する説明会」は、
昨年12月4日に大阪地裁が原子力規制委員会の大飯原発3、4号機の審査に対し、
「地震規模の数値を上乗せする必要があるかどうか検討していない。
看過し難い過誤、欠落がある」として設置許可取り消しを命じたためにおこなわれた。
県による「県民説明会(県内在住者を対象としていた)」は、福島原発事故以後で
初めてだったのではないかと思う。貴重な説明会に、嶺南・嶺北の方たちと共に
参加してきた。説明会が老朽原発(高浜1、2号機、美浜3号機)の危険性に関する
重要なテーマであるにもかかわらず、県は市町に対し、住民に広く参加を呼び掛ける
ということをおこなっていなかったと思われる(若狭町、越前市への聞き取りから)。
県にとっては開催自体が目的であったのだろう。
福井県主催 説明会 21.2.9
説明会は、規制庁の審査の説明を前半、参加申し込みの際の質問への回答と
会場参加者の質疑の後半として、後半を40分程度延長したけれども、
規制庁の「経験式が有するばらつき」を、「断層長さ及び断層幅」への不確かさへの
反映で考慮したとする説明には納得できない。説明内容が科学的・技術的に
高度なため、専門家でない私には、1度目の説明会での疑問点をもとに
2度目に参加するという説明会でないと理解は深まらない。
私だけでなく他の参加者から「嶺南での開催」を求める意見が出たけれども、
野路安全環境部長は、「市町と検討する」と木で鼻をくくったような発言で
会を締めくくった。
以上が説明会の「予定調和」の流れであるが、もっと大きな「予定調和」が背後で
進んでいることを2月12日に知った。杉本知事が、同日、関西電力と
梶山経産大臣と面談し、その結果「議論に入る前提がクリアされた
(2/13朝日新聞)」とし、老朽原発再稼働の是非について県議会に
議論を促すと報じられたからだ。
今、約束も疑問も不信も飲み込んで再稼働へと進もうとしている。
抗議と怒りの声を県に関電に、国にぶつけよう!
(サヨナラ原発福井ネットワーク 若泉政人)
■■2月5日、「2.9説明会」に対し、申し入れ行動■■
■ 県民への「説明」とは程遠い現状 ■
2月5日、福井県主催県民説明会について申し入れに行ってきました。
2月5日、県主催「原子力発電所の審査に関する説明会」についての事前申し入れを、
オール福井反原発連絡会でおこないました。(8名参加)
井県原安課の山本課長補佐が対応。申し入れ内容は、
①嶺南地域の参加がしにくい。多くの県民が参加できることを考慮してほしい、
②判決に対する説明会であるならば、原告の説明会も検討してほしい、
③参加できない人への質問を受け付け公開する方法を考慮してほしい、
④説明会の延長や事前に時間配分を明示してほしい、
の4点でした。
福井県の回答は、
①ユーチューブでライブ配信する(1週間ほど配信)。嶺南での開催は考えていない、
②今回は、基準地震動の策定について規制庁に説明してもらうのが主旨で、
原告とのやり取りは裁判でするものである。原告を呼んでの説明会は考えていない。
③質問は説明会後も1週間ほど受け付けることを考えている、
④時間配分は、説明と質疑は半分半分、時間で質疑を打ち切ることは考えていない。
柔軟に対応する。
参加者からは、説明会について各市町に問い合わせたが、県主催の説明会なので
市町として広報することはしない、また市町議会には連絡すら来ていない状況と伝え、
これでは県民への説明とは程遠いと訴えた。また、以前は県主催で
原発推進、反対両方の学者による説明会もあった。今回も両方の意見を
聞くようにすべきと述べました。しかし、考えていないと答えるばかりでした。
参加希望者数については、60人ちょっとの答えでした。
申し入れへの山本氏の対応は、できるだけ申し入れに応えようとする姿勢は
感じられ、事実説明会は約1時間延長されたことにも現れています。
しかし、県民に対する広報努力もせず、何のために説明会を開くかの意欲も
感じられないアリバイ作りのためかと疑われる説明会なのがはっきりしました。
現行の耐震審査では、私たちの生命、健康、財産は守られないことを
多くの住民に伝えたいと思います。
(若狭町 石地優)
■■約束破りの関電許すな!2.15緊急行動に参加して■■
■「脱原発」 自然(じねん)に沸き起こる運動 ■
久しぶりの雨の15日、ラインからの緊急の呼びかけで、泉南市から
往復1760円の電車賃を払って関電大阪本店前に着いたら、釜ヶ崎の
白いタオルを巻いた三浦さんが原発労働者の問題を話していた。
木原壯林さんが、関電が、核ゴミの中間貯蔵地を示す約束をもう2度も反故にして、
また、「2023年末までに示す」と、報告し、福井県知事がこれを受けて、
老朽原発再稼働について、県議会に論議を促したことを話されていた。
この関電の約束破りに抗議する緊急行動だった。
福井県庁でも同時刻に、申入れや抗議行動がおこなわれているという。
約束やぶりの関電ゆるすな! 関電前 21.2.15
私も発言をさせていただいた。前を通る関電の警備員も、人間に生れてきた喜びを
感じる脱原発の生き方に変われると思って訴えた。
私が日頃から考えているのは、「原発のない社会からのスタート」である。
そこにすべての存在が到達するものとしてあると思う。
反原発運動は、一人でもやる。しかし、「みんなで」という世界を持っている
「一人」である。
一人でも、また、多くの人が参加しても、意味や力に増減はない。
それはまた自由に、違いを認めあう世界、豊かで楽しい世界である。
この運動は疲れない。疲れてもこころよきものである。
原発を動かすことはまったく意味がない。そのことはみんなよーく知っている。
意味が無く、罪な原発はいらないと、気付いたものによる責任に立つ運動である。
原発がいらないということに気付いた我々は、原発はいらないと言った先人が
居たことの発見でもある。原発がいらないと気付いていない人たちに、
原発がいらないという真の生き方、楽しい生き方を、私ひとりものとしてはおれない。
敬意をもって働きかけていく責任があると考えている。
関電に向かってシュプレヒコール 21.2.15
他の満足をもって私の満足とする。自己に出遭えた喜びからの自然(じねん)に
沸き起こる運動である。脱原発行為そのものの中に、
「脱原発(平等と他に対する尊敬)」が見いだされる運動である。
(泉南市 小山広明)
上関原発反対運動への連帯行動(写真を撮って送りました)
★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第37号』
ダウンロードは → コチラ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トップページに戻る