リレーデモ通信 （５日目） 11月12日

＜琵琶湖西岸を　近江今津から　高島へ　南下！＞


５日目の朝は晴天。窓から差し込む黎明に誘われて、浜辺へ。


この美しい琵琶湖を放射能で汚すな！


すでに、日は水平線を離れ、ゆりかもめの群れが宿の主の餌を求めて
群れては、飛び立つ。
仲間を起こして湖畔に遊ぶ。湖の印象は、大海原とは全く違う。
これは、自然が人間に与えてくれる財宝であり、遺産という
実感がひしひしとして、今日も、リレーデモを頑張ろうという
気概が湧いてくる。

老人たちは、「名誉も身分もいらない、子や孫のために、頑張る」
と言っている。

今日の出発地点は、JR近江今津駅。

様々な放射能汚染を回避したい、原発を廃棄したいというグループが
結集しはじめ、その数は、35人。

さっそく、よせがきの横断幕を拡げて書き込んでもらう。


歩き続けるひとびとに、手をあわせるご老人、
硝子戸の中から、全身で声援をおくる店番の女性、
ごくろうさん、よろしく頼みますよ、という声こそあれ、
敵対的な態度をする人には未だ会っていない。


新旭の駅で全員、昼食。
視聴覚教室を、みなのために貸してくれた。
汗が冷える休憩時間には、やはり、寒風はつらい。

いよいよ、午後一時には、高島市庁舎で、申し入れと意見交換会。
防災監、政策部総合防災課長、原子力防災室長ほか３名が、
立派な会議室に待機していた。



申し入れは、白永昇次さん（ネットワークたかしまのわ・共同代表）。

木原壯林さん（若狭の原発を考える会）は、
むだなことをいっさいせず、再稼働をやめるべきと力説。
避難問題にはまったく実がないのだから、
再稼働には断固、反対せざるを得ないのだが、
質問すると、結局、地元の西村さんなどが迫ったように、
住民の要請に全く誠実な応答をしてこなかったことが暴露された。

役人さんは、対話を積み重ねるのではなく、
聞き流していることがあきらかになった。

高島市庁舎前で、「再稼働反対！」のシュプレヒコールをあげて、
この日の最終地点、JR近江高島駅へ。




安曇川大橋を渡る。


JR近江高島駅に到着後、宿舎へ移動。

夕食後の交流会に地元県会議員の海東さんが、おみえになり、
リレーデモを歓迎してくれました。

明日は、近江高島駅を10時に出発し、JR志賀駅まで行進する予定。


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