風に吹かれて、気の向くまま

人生折り返し地点を過ぎた下町男の思いつき。

09 筋違内八ッ小路

2007年01月17日 | 今昔 江戸名所百景 
09 筋違内八ッ小路


筋違御門の内側は、防火や延焼防止の為の広場が設けられていた。
この広場は八つ小路とか、八辻が原と呼ばれ8方向に通じていた。

1、筋違御門(万世橋と昌平橋の間にあった)
2、昌平橋(47-昌平橋聖堂神田川) 
3、駿河台(御茶ノ水駅方向)
4、小川町
5、連雀町(神田須田町1丁目辺り)
6、日本橋
7、柳原
8、小柳町 (神田鍛冶町3丁目辺り)
の八方向。

八つ小路の北側の縁は、神田川南岸の土堤で
柳が植えられていた所から柳原堤と名付けられた。

この絵の堤の真中辺りに立っている小屋は、八つ小路の警備に当たった
辻番所。

日本橋を出発した中山道は、八つ小路を通り辻番所の背後から
神田川に架かる昌平橋を渡り、湯島聖堂と神田明神の間を抜け
本郷に向かっていた。(現在の国道17号にあたる)



この写真の右側のレンガの建物の上を、中央線の線路が走っているが
元々は万世橋駅舎だった。
右後ろは、昨年閉館した交通会館がある。

 
絵が描かれた場所は、交通会館の前の中央通りから
神田消防署の辺りまで描かれている。

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