風に吹かれて、気の向くまま

人生折り返し地点を過ぎた下町男の思いつき。

47 昌平橋聖堂神田川

2007年01月17日 | 今昔 江戸名所百景 
47 昌平橋聖堂神田川


この絵は昌平橋と神田川、聖堂にむかう道が描かれている。
この絵の後ろ側は08 筋違内八つ小路である。
隅田川と繋がった事で、船で荷物を運ぶ事が可能になり、
陸揚げする河岸が設けられた。




江戸市内へ水を供給する為に掘られた神田上水の余った水は、
関口の洗堰(あらいせき)で平川に落とされ、小石川台地の南麓を経て
常盤橋の先で日本橋川に合流して隅田川に注いでいた。

ところがこの川が洪水すると、日本橋の南北の町屋が水に浸かる危険性があった。
そこで神田山を東西に掘り、掘割を作り、平川の水を小石川から浅草の南で
隅田川に注ぐようにした。

これが神田川になった。



昌平橋を渡り左に山を登っていくと聖堂にでた。
聖堂とは孔子と弟子を祀った堂であり、幕府の学問所があった。
(聖堂のすぐ脇に架かる橋は聖(ひじり)橋)


昌平橋は、元々相生橋と呼んでいたが、孔子の生まれ故郷の昌平郷にちなんで
昌平橋と呼ばれるようになった。

総武線に乗っていると、ビリヤードをしている姿を見る事が出来る。
淡路亭である。
一度も行った事は無い。


この場所から坂を登って行くと、お茶の水駅があるが
神田川を作る際に、駿河台を掘り割した時、崖面から湧水し
将軍にお茶用の水として取水した事から『御茶ノ水』と名付けられた。


その他にも江戸には名水は多く
元白木屋(日本橋東急デパート)現在のコレドに有った「白木の名水」
日本橋浜町に有った歯痛に効くと云う「山伏の井戸」等など
現在でも銀座には湧水する井戸がある。


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