風に吹かれて、気の向くまま

人生折り返し地点を過ぎた下町男の思いつき。

10 神田明神曙之景

2007年01月12日 | 今昔 江戸名所百景 
10 神田明神曙之景

江戸開府以前、神田明神は神田橋御門の近くの芝崎村
平将門塚の近くに鎮座していたが、江戸城の拡大に伴い駿河台の鈴木町をへて
元和2年(1616年)湯島台地に移って来た。

この絵は、元旦早朝に若水汲み儀式を終えた神官・巫女・下男が
東の空が明るくなるのを見つめている様子を描いたものと思われる。




神田明神は湯島台地の東端に建っているので
ここから眺めると、眼下の町屋その先の海の景色は素晴らしく
初日の出、月見、雪見の場所として親しまれていた。

今じゃ…。秋葉原のビル群しか見えないね。






神田明神は、江戸城から見て鬼門である東北位置にある
江戸幕府の総鎮守の神社
ちなみに裏鬼門を守るのは日枝神社(山王神社)。

祭神は大巴貴命(おおなむちのみこと)[大国主命の別名]と少彦名命平将門の3神


若水とは…元日の早朝に井戸から水を汲み神棚に供える事。
また、その汲んだ水の事。
若水は邪気を除くと信じられ神棚に供えた後、その水で年神への供物や家族の食事を作ったり、口を漱いだり茶を立てたりした。
元日の朝早く人に会わないうちに汲みに行き、もし人に会っても口をきかない仕来たりであった。
若水を汲むのは年男の役目とされたり、その家の女性が汲んだりした。
若水を汲む時には「黄金の水を汲みます」など縁起の良い言葉を唱えた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%A5%E6%B0%B4" より作成

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