私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

12/23稽古納め

2012-12-26 20:11:09 | 空手
年の瀬となり、クリスマス寒波で寒いですね(・ω・)ノ
12/23に稽古納めを行いました。
いつもは初心者の部と中級者の部と分けて稽古を行なっているのですが、この日は一同に会しました。幼少年部全員で20人、当日休みが3名なので、17人の参加でした。

改めて集めると多いなあ。

この日は、今年最後の空手の日ということで、発表の意味もこめて、道場内の試合を毎年しています。
幼年部・初心者、色帯の部と分けて型試合です。
また、幼年部・初心者の部優勝者が、そのまま色帯の部の型試合にもでます。
トーナメントに敗退しても、敗者復活トーナメントも作り、そこを勝ち上がった者が3位となります。
去年は少し、グダグダなところもあったのですが、だんだん指導者の私の方向性が定まったからなのか、かなりレベルが上がっていました。
優勝は5年生のSいな。この子は女の子ですが、組手をやりだして、型の方もいっぺんにキレを増してきたようです。

型試合のあとは、組手試合も行い、これが面白かった。
今年の8月から始まった組手部ですので、まだ5ヶ月弱しか経ってないので、交流戦といったところで、本当に発表会のようなものにしました。
人数も6人と少なく、学年の差もあるので、最初に1、2年生、4人の中でトーナメントをして、勝ち上がったものが、3年生と試合をし、最後に5年生の子と試合をするという流れにしました。
ルールは胴の防具を付けてのポイント制、顔面無しの直接打撃です。

そこで、大活躍だったのが、1年生のRりか(女の子)。自分より体の大きな男の子を相手にしても、一歩も引くことなくひたすら突進していき、たちまち撃破していき、見事1、2年生のトーナメントを勝ち抜いたのでした。
失礼ながら、このトーナメントは、2年生の体の大きな子が勝ち上がると思っていたので、次の3年生の男の子と試合をさせるのを少し躊躇していました。
しかし、勝ち上がったのだからもうやらせよう、危なかったら即中止するつもりでした。
そして、いざ試合をさせてみると、そんな私の心配をよそに、やはりRりかは突進していくのでした。男の子の振ってくる回し蹴りを物ともせず中に入っていきキレイに中段に突きを決めていくのです。何発か回し蹴りが当たるのですが、ポイントにならないことを意識してか、無意識か気にせず中に入っていく姿はまさに戦う突貫娘でした。
そして、結果は2-0で、Rりかのポイント勝ちでした。
まさに今日一番の大番狂わせでした。
私自身も生徒の実力を図りあやまるとは、まだまだのようです。
言い訳ではないですが、このRりか、見た目は、小さな体で、目のクリッとしたすごく可愛らしい女の子で、とてもこんなアグレッシブな闘いをするように見えないのです。
見た目に騙されてしまいましたσ^_^;。

その後は、5年生のSいなですが、打撃の威力は他の子とは頭一つ分飛び抜けているので、安全性を考慮して、SいなとRりかの試合はしませんでした。Sいなは、体の大きい3年生と2年生と試合させましたが、やはり実力差はかなりありました。しかし、みんなよく頑張りました。
写真が無いのが残念です^^;

最後に掃除を終わらしたら、クジ引きをして、私からのプレゼントです。




このあと、一般部の皆さんと私の部屋で忘年会を行いました。
みんな、来年も元気に稽古に励みましょう。(=゜ω゜)ノ

天才っているんだなあ

2012-12-16 17:57:21 | 空手
現在、車のバッテリー交換に来ています(・ω・)ノ

昨日、私の通っているジム、Atherで忘年会がありました。
そこのスタッフで栄養管理士の旦那さんのI藤さんがいらしていました。この方、大学時代まで空手をやってらして、国体選手だったそうで、いろいろと空手談義に花を咲かせました。
私は全空連系の空手には関わったことがないので、私の知らないいろんな情報が聞けて楽しい時間になりました。
I藤さんは、元国体選手だけあって、ナショナルチームクラスの選手とも稽古をしていたそうです。
その話の中で、選手の名前は忘れたのですが、重心を前にかけたまま、前の足で蹴りを放っていた、という興味深いことを聞きました。
これは、まさに今私が稽古している蹴りそのものなので、ナイファンチをしっかり修行すれば出来ないことはない技ではあります。
ただ、I藤さんは、有り得ないとまで言っておられ、常識的には考えられないようでした。
確かに、私も新垣師範にナイファンチを教わるまでは、そんな技、考えもつかなかったのは正直なところです。
つまり、I藤さんの反応は当然なもので、一般の生活をしていたら決して出来るものではありません。
しかし、前出の選手は、恐らく誰に教わるでもなく、勝つ為に最も早く、且つ反応されにくい技をやってのけてしまったのでしょう。
我々が長年、師を求め、今まで考えもつかなかったことを教わることでやっとその入口に立つことが出来ることをである。
これはまさに天才と凡人の差なのであろう。
そんな恐るべき天才の話を聞くと、凡人である私は今以上、ナイファンチを追求しなければ、真の武の道には到達出来ないと思い知らされてしまいました。

こんな話をカキコしましたが、忘年会自体は穏やかな和気あいあいとしたものでした(=゜ω゜)ノ

Gちゃん道衣を着る

2012-12-15 00:21:53 | 空手
本日の稽古(・ω・)ノ

2、3ヶ月前からうちの道場に来ては見学と称してゴロゴロしたり、たまに稽古に参加したかと思ったら、車免許の勉強をしだしたりと、自由にしていた大学生のGちゃんが、本日ついに道衣を着たのです。

Gちゃんが、うちに来だしたのは、I原さんとAっちゃんとが話してる空手の話が楽しそうだったらしく、2人について来だしたのでした。
とはいうものの空手自体に特別興味があるわけでもなく、ただ楽しい雰囲気が好きなようです。
しかし、そんなGちゃんがついに道衣を着たので記念に撮影しときました。
見よ、この完璧な倒地法を。センスを感じますね(^ ^)

とても不思議な娘です、癒やし系ですね。
本物の武術を目指す空手と言いながら、そんな娘がいても違和感のない変な道場です、はい。

おやすみなさい(=゜ω゜)ノ

正中線について

2012-12-14 11:14:52 | 空手
この2、3週間なかなか咳が治まらないので病院に来ています(・ω・)ノ

待合の間に正中線について。
以前から組手を行う時には、私は相手の正中線を捉えるようにしていました。最近はさらに自分の正中線で攻撃するようにしています。手先足先で攻撃をすると思うと、どうしても居着いてしまうことになるようだと思えてきたので。

そうなると今度はどうもキレがでない。
空手に限らず、スポーツをやっている方ならわかると思いますが、技にキレを出す為には、勢いを急激に止める事によって、発射台から飛び出すように技を出すことが出来ます。
一般的に空手で行われている「右逆突き」を例に説明すると、右足から派生させた力を、踏み込んだ左足で急激にブレーキをかけることによって右腕が勢いよく飛び出します(かなり乱暴に端折ってます)。いわゆる脚で壁を作るといわれる動作です。
しかし、上記の身体操作では、踏み込み足に体重をかけてしまうので、結果的に武術でもっとも嫌う居着く状態になってしまいます。

そこで利用するのが正中線です。正中線を壁として利用します。
但しこの場合、力の発生源は背中になります。
私は、肘を正中線にぶつけるつもりで行なっていますが、まだ、前述の右逆突きのような分かりやすい感覚を得れたとは言い難い状況ではあります。
しかし、この身体操作の考えによって、どんどん組手に於けるスタイルが変わっていくのがわかります。
昔日の空手家が、何故型を重視していたか、今更ながらしみじみと感じています。
しかし、まだ、この正中線を壁とする感覚を完全に自分のものにしきれていないというのが現実である以上、更なる研鑽が必要ですが。

今日は、稽古日です。病身を押して頑張ろう(=゜ω゜)ノ