私塾 成趣館

広島県東広島市の古流沖縄空手道場。稽古日は火・金。幼年部5時~少年部6時半~一般部8時~10時。(木)7時半〜中高生の部

お手伝い

2012-09-23 19:27:17 | 空手

9月も終わりにさしかかり、

長かった残暑ももう過ぎ去ってしまったようです。

やっと、空手の稽古(自分用)もペースを取り戻しつつあります。

今、私の所の神社ではぼちぼち秋祭りの準備が始まり、

道場として使わせて貰っている神楽殿には、注連縄に使う稲藁が

保管されています。

さすがにそのままですと稽古の邪魔になりますので、

稽古前に稲藁の束を外に出しています。

今週の金曜日も稲藁を出していると、早く来た子供達が、

「僕も手伝う」

といって藁を運び出してくれました。

最初は初心者クラスですから、

幼稚園児から小学校低学年が中心なので、

自分より大きな藁束を抱えて外に運び出してくれるのです。

しかも、わたしは一言も手伝ってくれとは言ってません。

私の日頃の指導の素晴らしさを垣間見ました(笑)うそです。

 

子供というのは自分を保護してくれる人の役に立ちたい、

自分を認めて貰いたいという気持ちが多分にあるものですので、

本来お手伝いが大好きなんだなと思わされました。

ですから、親や指導者が自ら率先して働いていると、

自然と子供達も一緒になって働いてくれるものです。

こういうのを見ると、子供を指導できることの喜びを感じます。

子供が笑顔でいるとこちらも自然と笑顔になります。

こちらが笑顔でいると子供達も笑顔でいます。

良い相乗効果ですね。

 

稽古終了後は、最後は一般クラスなので、

勿論、一般の大人達が中に入れてくれました(笑)。

 

 


無想会同好会稽古報告

2012-09-03 22:41:44 | 空手

9月2日に無想会同好会の稽古を行いました。

今回もまた、新たにこのブログを見て参加された方が

ありました。

出身は沖縄のSさん、高校時代に全空連系の

空手をされていたそうですが、

スポーツ空手の動きにずっと疑問を持っておられたとのこと。

それから自分の納得のいく空手を探し求めていたそうですが、

見つからずいたところに、ここのブログに行き着いたそうです。

 

今回は前回より、基本的な動きに的を絞り、

突きを行う際に使う広背筋の動きの確認と、

正中線を動かさずに片足を上げる事に時間を割きました。

(写真:イスを使っての片足上げ。右の2人は蹴上げを試みている所。)

この稽古は非常に地味で効果が分かりにくいのですが、

これが出来なければ、どんなに型を行っても

ただの体操になってしまいます。

本来はこれを1年くらい掛けて稽古すればいいんでしょうけど、

これだけを根気よく続けられる人がどれだけいるのか。

かくいう私自身もこれだけしか稽古メニューがなかったら

きついです(笑)

 

稽古の後は、みんなで夜の街(?)に繰り出して食事会。

いつものように空手談義から何気ない雑談まで、幅広く、

またSさんは、職業、看護師さんで手術室を担当されているという事で、

多くの興味深い話が聞けました。

さらに話していく内に、驚いた事に、

うちの門下生(全くの空手未経験からうちの道場に通い出した)は、

新垣先生の事を、なんと、もう既に亡くなった故人だと

思っていたそうです!!(笑)。

先生の著書を見て、明治か大正生まれの高名な先生で、

白黒写真しか残って無いのだと思っていたとか。

確かに白黒写真が使われていますけど・・・

知らないって怖いですね。

まあ、こんな失礼ながら楽しい話が出来るのも

稽古後の食事会(最近は車では酒はなかなか飲めませんね)の

醍醐味です。

 

今回もしっかりとした稽古が出来、無事終了させる事が出来ました。

この稽古会も徐々に回数を増やしていき、

定期的に出来るようにしていきたいと目論んでおります。