最後の旅を始めよう

-黒の英雄譚・零-

MAYA Python どっ基礎講座‗04 『コマンドリファレンスの使い方』

2024年01月04日 | その他・スクリプト
前項
MELのログをPythonに翻訳し並べる事で
Mayaの操作をスクリプトに置き換える事が出来る様になりました。


しかし、この方法では
ログに表示されない様な、詳細設定を行いたい場合には限界があります。
そんなときに使えるのが「コマンドリファレンス」です。




コマンドリファレンスの使い方




それでは試しに「spaceLocator」コマンドを調べてみたいと思います。

スクリプトエディタの
[ヘルプ]>[Pythonコマンドリファレンス]
からコマンドリファレンスを開きます。

もしくは以下のURLから直接飛ぶ事も出来ます。
https://help.autodesk.com/view/MAYAUL/2024/JPN/index.html?contextId=COMMANDSPYTHON-INDEX




「By substring(s)」に「spaceLocator」と記入すると
「spaceLocator」関連のページがアソートされます。





「spaceLocator」のページを開くと、このコマンドの情報が閲覧できます。
特に「フラグ」の項目に注目です。コマンドで出来る設定がこれになります。





試しに「name」フラグ欄を参照して、名前を設定したロケータ作成をしてみましょう。





引数タイプが「string」となっているので「”」で囲む文字列として記入します。

#---------------------------------------------------------------------------------------------------
import maya.cmds as cmds
cmds.spaceLocator( name ="TestName" )

#---------------------------------------------------------------------------------------------------


これを走らせると「TestName」という名前のロケータを作成出来ます。

この様にコマンドの詳細を調べる事で可能性が広がりますので
コマンドリファレンスは使い慣れておく事をオススメ致します。



それと、少し裏技的な使い方になりますが
MELをPythonの文法に翻訳するのが面倒なときは
リファレンスページの下の方にある「Python 例」に
文法も載っておりますので、これをコピペするとちょっぴり楽出来ます。






次項 → 05_条件分岐
前項 → 03_MELのログをPythonに翻訳
一覧へ

関連-------------------------------------
Python_MAYA機能メモ
Python_MAYA_ちょっとしたツール集
Python_エラーメモ
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