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あの日、あの時

本、音楽の感想、日々の事など思いついたまま書いています。by 太一

ステップ

2009年11月30日 | 読書(小説)
11月はじめての投稿です。 久々の出張で新幹線内で読みました。 重松清さん「ステップ」 重松さんの作品は何作か読んでいますが 正直、ウマいんですよね。 読みながら感動させるんだよね。。と 思っていてもジーンときちゃいますし。 それだけ、ウマいんだと思います。 この作品だって、結婚して3年目で急きょ なくなってしまった奥さん。 残された旦那と可愛い娘の美紀ちゃん2歳が 新しい生活を送る物語。 . . . 本文を読む
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武士道エイティーン

2009年09月19日 | 読書(小説)
待ちに待ってた3作目。ついに高校3年生の 早苗と香織の物語です。 1作目で運命的な出会いをした2人が 2作目で違う高校に分かれても同じ気持で 武士道に進んでいくことを確認しあい そして、3作目です。 今回は今までの脇役キャラクターの方々の 章がたくさんあり、この2人を囲む世界観が 明確になりました。 そして運命のインターハイでの戦い。 でも、それが物語のクライマックスではないのが いい意味で . . . 本文を読む
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チョコレートコスモス

2009年07月05日 | 読書(小説)
いやー読み応えたっぷりの恩田陸さんの 「チョコレートコスモス」でした。 主人公一人の物語というよりも話が進むにつれて 物語の主役が移り変わって行き どこがメインになっていくんだろ?と 思いつつ読んでいました。 しかし、舞台演劇のくだりに入ると 小説としてのテンションが一気に上がります。 呼んでいる僕も一気に引き込まれていき 時間を忘れるくらいの引き込まれ方でした。 舞台演劇のところは正に小説 . . . 本文を読む
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ぐるぐる猿と歌う鳥

2009年05月12日 | 読書(小説)
最近、出張時に読書モードに入っているので 今回も往復で読みました。 以前から積読本の加納朋子さんの「ぐるぐる猿と歌う鳥」です。 大人も子供も楽しめる「ミステリーランド」シリーズからの 作品ですが、大人の僕にはノスタルジーを感じる物語でした。 勝ち気で、無鉄砲な主人公高見森君が引っ越しして九州の社宅に 行き、そこでの生活で友達、そして謎の友達パックとの 出会いの中での物語で、大きな謎解きはない . . . 本文を読む
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武士道セブンティーン

2009年04月25日 | 読書(小説)
前作「武士道シックスティーン」を読んでどうしても 続編を読みたくなって、東京で買いました。 そして、大阪への帰りにまたもや一気読みしました。 前作の早苗の福岡への転校シーンから始まり 前作ではラストにインターハイで再会しましたが そこに至るまでの2人の成長と葛藤が詳しく 書かれており、実は早苗がこんなにも悩んでいたのかと 驚きました。(どっぷり世界観に入っています) 前作では香織が何のために剣 . . . 本文を読む
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武士道シックステイーン

2009年04月24日 | 読書(小説)
今年2作品目の読書ですが 「武士道シックスティーン」です。 もう、めちゃくちゃ面白かったです!!!! 会話メインで、主人公2人が交互の章になっていて 対極の2人の高校生の青春剣道物語です。 小さい頃から剣道一筋。しかし、「敵」「兵法」などと 古風で勝ちと負けが全てで、己の力のみで剣の道を 進もうとする香織。 小学生までは日本舞踊をやっていて、中学から剣道を 始め、勝ちや負けを意識するのが嫌 . . . 本文を読む
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ナイチンゲールの沈黙

2009年02月08日 | 読書(小説)
えー、病気中に読みましたのでチョット遅いですが 前作「チームバチスタの栄光」の続編にあたる 「ナイチンゲールの沈黙」です。 ストーリの引き込まれ方は前作同様、面白くて止まりませんでした。 ただ、内容的には前作が色々な人物の側面を見ながら 推理を解いていく感じだったのが今作は少しSFチックというか 読みやすかった印象です。 相変わらず、白鳥はわがままだし、そんな白鳥に振り回される 田口さんは気の . . . 本文を読む
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戸村飯店青春100連発

2008年11月22日 | 読書(小説)
6月以来の小説ですが、いやー良かったです。 これまた久々の瀬尾まいこさんの「戸村飯店青春100連発」です。 タイトルを見た時はもっと年齢が上の話かなと 思いましたが、18歳、19歳のコウスケ、ヘイスケ兄弟の物語。 それぞれが主人公の章で話は展開していきますが とにかく会話の大阪弁のテンポ、愛すべきキャラクター そして、ホロリとさせる展開とベタですが 青春版吉本新喜劇のような贅沢な時間を過ごせま . . . 本文を読む
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リリイの籠

2008年06月28日 | 読書(小説)
今回は久々の豊島ミホさんの 「リリイの籠」です。 短編集だったので少しずつ読み続けてようやく終えました。 表紙がちょっと昔風の女の子チックだったので 買うときは少し勇気がいりましたが… 豊島さんと言えば、「檸檬のころ」」 「夜の朝顔」「青空チェリー」の3冊を読みましたが 女の子の心情をさらりと描いているのが高校生の時は ひたすらクラブに熱を上げていた僕には新鮮でした。 短編なので結構濃い内容 . . . 本文を読む
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チームバチスタの栄光

2008年04月29日 | 読書(小説)
通勤途中に読み始めましたが あまりに面白くて一気に読みました。 「チームバチスタの栄光」です。 映画化された時はチョット興味があったのですが タイトルからして難しいのかなと遠慮してましたが 今回文庫本になっていたので思い切って購入しました。 読後の感想としましてはキャラクターが生き生きしてドラマ、 映画向きの小説だなーと思いました。 主人公の田口さんのキャラクターに読者目線で読んでいましたが . . . 本文を読む
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鹿男あをによし

2008年04月20日 | 読書(小説)
いやー、最高に面白かったです。 「鹿男あをによし」 積読本で早く読まないといけないと思いつつ ようやく読めました。 読み始めてからすっかり世界観に魅了されました。 舞台の奈良というのも一つのポイントでした。 両親の実家なもので非常に親しみがありました。 主人公の自分が大学院から追い出された気持で 向かった女子校の先生という立場のやるせない気持ちに 何故か喋る鹿という全く関連のない取り合わせから . . . 本文を読む
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大きな熊が来る前に、おやすみ。

2008年04月07日 | 読書(小説)
今回も島本理生さんの「大きな熊が来る前に、おやすみ。」です。 前作のクローバーがコミカルだったのに対して今作は どちらかというといつもの島本作品でした。 ただ、短編3作で主人公の女性達はみんな過去の恋愛で 苦しみを持った方々ばかりでそのみんなが新しい出会いと 恋愛に踏み切れるかという物語でした。 それぞれの作品で個性のある主人公でしたが 表題の作品と2作目は怖かったですね。 表題作なんてDVの . . . 本文を読む
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クローバー

2008年03月30日 | 読書(小説)
今週は出張続きだったので積読本が 読めました。 島本理生さんの「クローバー」です。 前作「ナラタージュ」があまりにも激しく痛い 恋愛小説だったのでこれは気合を入れて 読まないとっと思いながら読み始めたのですが あら、ビックリ。軽い軽い、コメディーかい?! と思えるような設定と展開です。 感心したのは男の子の描き方がなかなか良いです。 気持ちの持ちようは「分かるなー」って思えましたから。 な . . . 本文を読む
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玻璃の天

2008年03月22日 | 読書(小説)
久々の読書でした。 積読本の中から北村薫さんの 「玻璃の天」です。 前作「街の灯」に続いての昭和初期の物語です。 時代の背景描写がやはり北村先生ならではで 非常に上品で美しく情景が浮かんでくる様子です。 主人公の花村英子さんも前作よりも思慮深く、ベッキーさんの 力をいつも借りるのではなく、最後に助けてもらうように 少しずつ成長しているようにも感じました。 物語ですが、今作はメッセージ色の強い . . . 本文を読む
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ランナー

2008年02月24日 | 読書(小説)
久々の小説です。 あの「バッテリー」のあさのあつこさんの 「ランナー」です。 どうしても陸上ものだと先日読んだ「一瞬の風になれ」と比較 してしまいますが、どちらかと言えば「バッテリー」の 陸上版という方が近いでしょうか。 家庭の事情と自分自身の気持ちをごまかすために 陸上部を退部する主人公加納碧李とそれを取り巻く人々という ところでしょうか。 陸上のレースのシーンは殆どありません。 それだけに碧 . . . 本文を読む
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