今年を振り返る小説ですが今年は10作品しか
書いておりません。
昨年が24作品ですから、いかに今年は本を
読んでいなかったか・・・
出張時に本は読んでいたんですよね(サン○ーとかマガ○ンとか)
時間のある時は読んでいたんですけどね
(21世紀少年、PLUTO、リアルなど・・・)
言い訳ですね。今日部屋の掃除をしたときに
積読本が8冊ハイ、チャンと確認しております。
早く読まないと、同じ作家さん . . . 本文を読む
久々の読書はこれまた久々の瀬尾まいこさんの
「ありがとう、さようなら」です
小説ではなく、瀬尾さんのエッセイですが中学教師でもある瀬尾さんのクラスでの
出来事をつづったものです。
冒頭で教頭先生が「学級通信と区別がつかない」(笑)と言われたようですが
われわれ読者にとっては、瀬尾さんが普段どんな中学生達と接しているのかが
非常に興味もあったのでこの企画はうれしかったです。
小説のようにふわふわ . . . 本文を読む
久々に本が読めました。
出張続きでも中々本を読む状態にはなれなかったので…
たくさんある積読状態から読めたのが僕にとっては
初めての作家さん
吉野万里子さんの「秋の大三角」です。
学園ファンタジーというジャンルでちょっと
恩田陸さんの感じなのかな~と思いながら
読んでいましたが、
主人公の演劇部中学2年生の理沙と同じ中高一貫の
先輩でありあこがれの人の真央の謎に迫るうちに
いろいろな出来事に巻き込 . . . 本文を読む
久々の小説です。
あのバッテリーの続編といいますかサイドストーリ的な
話で瑞垣が主人公のお話でした。
本編で書かれていなかった最終話の横手二中との試合前の
心境から始まり、瑞垣の高校での生活が書かれています。
独特のキャラクター(中学生にしてはあまりにも大人びた)
の瑞垣の心理を描いた話はどちらかと言うと葛藤という
テーマで書かれています。
彼が何故高校に入って野球から離れていくのか。その部分 . . . 本文を読む
最近仕事の方が忙しく折角の出張時にも音楽や本より
思い切り睡眠時間に費やして文化的な楽しみを送っていませんでした。
久々に金曜日東京からの帰りに読む気になって
重松清さんの「きみの友だち」を読みました。
第3者的な表現の「きみ」という言葉を使って小説の中に一人一人スポットライトを
当てた主人公の物語がつづられておりその中でも「恵美」と「由香」この2人が
キーマンとなり物語は進んでいきます。
正 . . . 本文を読む
ずいぶん前に読みました「ミカ」の続編の「ミカ×ミカ」です。
前作では小学生だった双子のミカとユウスケも中学生になり
家族みんなが色々な出来事に遭遇し
前向きに成長していきます。
相変わらず冷静なユウスケとオンナオトコと言われても
やはり中学生、好きな人も出来そして振られて
女らしさを改めて考えるミカ。
お互い双子の兄妹だからこそ言えること、言えない事も
思春期には出てきます。
今回は謎の自称幸 . . . 本文を読む
いよいよ最終巻の一瞬の風になれ3です。
2巻目を読み終えてからはもうすぐにでも続きが読みたくなるような
展開でしたが、この3巻目もやはり一度読み出すと
止まらなくなりました。
新二が自分自身を鍛えに鍛え少しづつ自分の力が付いて来ているのを
実感しながらいよいよ雲の上だった連を仙波を意識しながら走る姿は
ワクワクしました。
もちろんライバルであり良き友人である連自身も自分の力がついたことに
対し . . . 本文を読む
1作目ですっかりこの小説の世界にはまってしまいました
佐藤多佳子さんの一瞬の風になれ2です。
1作目が登場人物達の紹介と新二と連の関係を描いた導入部とすれば
2作目は新二、連の心の中を描いた物語になっています。
新二の速く走りたいと言う気持ちの元になっている兄との関係や
谷口若菜との淡い気持ちのつながり。そして連への憧れから
ライバルになるという心の変化。そして自分の中での憧れ、ヒーローだった
. . . 本文を読む
今回GW中の帰省の電車で読んだのが積読本の1冊
佐藤多佳子さんの「一瞬の風になれ1」でした。
佐藤さんで前回読んだのが「黄色い目の魚」でこれは高校生の物語でしたが
今回は同じ高校生でも真正面から「スポーツ、青春」を扱った小説で
ある意味「バッテリー」にも通じる世界観はありました。
主人公の新二、才能あるもう1人のキーマン連、そして同じクラブの親友根岸の1年生
からの陸上の物語で理解のある先生、 . . . 本文を読む
久々に本を読む事が出来ました。
1月以来だからずいぶん読んで無かったですね。
積読状態だった1冊です。重松清さんの「リビング」です。
12編の物語でその内同じ主人公の話が4つあります。
意外だったのがこの物語全部が「婦人公論」に連載されていた事です。
ある意味家族の物語としては納得しましたが。
何気ない日常のある家族を一つ切り取って物語にしたような
そんな話が多く、シチュエーションの上手さに . . . 本文を読む
今年最初の1冊目は昨年末から読み始めていた
豊島ミホさんの「エバーグリーン」です。
豊島さんの青春物の作品って全部読んだわけじゃないけどほろ苦い
作品が多いなって思いました。またドラマや漫画にしたら盛り上がるだろうなって
映像のイメージが凄くしましたね。
実際恋愛まで行ってない高校生の2人が卒業式の日に10年後この場所で
会おうという設定がなんともメルヘンですね。(笑)
ただ、お互いが夢を持っ . . . 本文を読む
今年最後の紹介は、12月に入ってから時間を見つけて
読み始めた豊島ミホさんの「檸檬のころ」です。
豊島さんは最近注目している作家さんですが、今回は帯のコピーに
書かれているように「地味なりの青春に涙がポロリ」とは正に
この事だなと感じました。
短編集で主人公が入れ替わり、本編に出てくる脇役が別の作品では
主人公になっている構成ですが、田舎の高校生活がとても
普通でゆるやかな流れで進んでいますね。 . . . 本文を読む
今日ニュースを見ていたらいきなり飛び込んできたのが
このニュース。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061123-00000060-mai-peo
びっくりしました。
最近は読めていませんでしたが、大学の通学時に偶然読んだ
「太陽の子」が物凄いインパクトがありこの本のおかげで
児童文学の存在や他の作家さんへの興味、また本当に間に合えば
先生になりたいく . . . 本文を読む
雑誌で豊島ミホさんを紹介していて
ストーリーに興味を持ったのでまずは
デビュー作を読まなくちゃと思い買ったのが
この「青空チェリー」です。
最初の「ハニィ、空が灼けているよ。」は現実的な話の中
戦争と言う非現実的な問題が入ってきて一気に物語りに
引き込まれました。
田舎から飛び出して東京で颯爽と生きようとしている麻美が
戦争という非現実な出来事で田舎に戻り、嫌だった田舎の
生活が、バカにしていた . . . 本文を読む
偶然にも今世間で問題になっている時期に
瀬尾まいこさんの「温室デイズ」です
主人公(ダブルキャスト?)のみちると優子、さらに自称「ぱしり」の
斎藤など、「いじめ」に会う子供達のそれぞれの気持ちが
現れていますが、現役の中学教師でもある瀬尾さんがあえてこのテーマを
取り上げてそして、教師が解決するのではなく子供達が
自らの力で立ち向かうという話に瀬尾さんが書くと言う所に
非常に興味を持ちました。
. . . 本文を読む