古社を訪ねて


大阪・奈良の『古き神々との出会い』

62 御井神社

2007-09-18 | 大和国

奈良県宇陀市榛原区檜牧に鎮座する 御井神社
式内社

御井神社
神社は三井山の麓に鎮座する。

御祭神
御井神
天照皇大神
天児屋根命
水分神

祭神について
「延喜式神名帳頭註」に御井神はスサノオの子で母は稲葉八上姫であるとし「古事記」では御井神は木俣神の別名であるとしている。
江戸期には食井明神、または気比明神・四社大明神と称されていた。
観音寺といった神宮寺があったそうだが、神仏分離で廃寺となった。



御井神社境内のツルマンリョウ自生地

昭和28年3月23日指定
ツルマンリョウは台湾、中国のほか我が国では、鹿児島県屋久島、山口県・出雲神社境内と本県に自生分布する希産種である。本県では吉野町・妹山樹叢・山口高鉾神社境内、東吉野村・八幡神社境内・丹生川上神社中社、榛原町・初生寺境内・御井神社境内にその分布を見ることができ、ツルマンリョウの自生においては奈良県は多産種といえる。そのうち御井神社の自生地は現在ツルマンリョウの北限地である。
ツルマンリョウは、ヤブコウジ科の常緑の匍匐性低木で雌雄異株である。開花期は7月中旬で果実は球形で翌年9月頃に紅熟する。匐枝は地下を浅くはって分岐し、そこから地上茎が頂生する。花は葉脈に集中して出て花弁を有する。
平成2年3月
奈良県教育委員会

ひとこと
よく参拝する神社のひとつ

「郷土探訪」



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