老人の寝言

頭の体操

一人暮らし

2014-02-18 10:04:09 | 日記・エッセイ・コラム

ここ10年の余一人暮らしだ 時々一人暮しの老人の死が報じられる。 核家族化してからは致し方のない現象だろうと思う、(私は女房はいます)

私は次男坊だったので 親との同居は始めから考えていなかった、 親から離れて自立することは決して悪い事ではない、 却って親に何時までも頼っているのは、如何ななものかと思う。 また親の方にも子離れが出来ない親も居る、 (ある時期親の要望で一緒に暮らしたことがある)、

只考えなければならないのは 親の老齢からの生活だ、 これがTV drama のような訳にはなかなかまいらない、 どちらかが先に逝く、 後に残った者が 自立できればいいが、中々そうわいかない。

どうしても老いに従い何処からか故障が出てくる、 その時の処置が問題だ、最近介護保険制度が出来たが 万全ではない、 何から何まで完璧に遣ってくれるわけではない、  金銭的に余裕のある方は、高級介護老人mansionに入ればいいし、 金を払って介護人を頼めばいいが、これは誰にも出来る事ではない。 資産があればの話だ、 

段々仕組みも変わって来るであろうが、 完璧とはいかないであろう、 何故なら国にそんなお金が無いからだ、 相当長期に亘り計画を立て、予算を組んで行かない事には、この実現は難しい。  (個人が相当額積み立てて、国からの補助を仰ぐsystemが良いと思うが)、

西欧の何処かの国の様になるには、 国民の意識も替えなけ覚束ない、 まず100年は掛かるだろう、 さすれば夢の楽園がこの世に生まれる。 我々はそれまでの寿命が無い、 何とか自分でしなければならない、

子供に頼るのが一番の早道だが、 これは一考を要する、 言うのは易しだが 現実となると大変な物議を醸すことになる公算が大である。 まずお金だ それに住まいだ、これに値する費用の2倍ぐらいは用意する必要がある、これだけの物を差し上げれば話は別だが、 到底無理だろう。

まず自分が存命中に稼いでおくことだ、 そうすれば何の心配も要らない 所詮世の中は金だ、 綺麗事を並び立てても、 ある物がなければsmoothな余生は暮らせない、 ただ一人住まいはどうしようもない。 茶飲み友達でも作るしか手はない。

昔Australiaに旅した折聞いた話だ、現地の役人でまだ若い(30代だったと思う)方だが、salaryから約3割ぐらいは引かれると言ったいた、 その使途の中身が、子供の大学までは無料で国は面倒を見てくれるそうだ。  その他は聞き漏らしたが 矢張り払わなければ国も原資が無いのだ、 ここの意識の変化が出来るか出来ないかで その後の暮らしが変わってくる。