Superfly 「Force」

以前も書きましたが8年前、セッションプロ達と4人体制で
初期レインボートリビュートバンドをやっていた時期が有りました。
未だ肩、首痛める前で。
ボーカルの女性がメンバー探ししたけど一番年長者のベーシストが
全て選曲決めるという。
曲がロニージェイムスディオ期のレインボーからインコグニート、
CHIC、そしてSuperflyという中々クレイジーなチョイス。
特にベースとドラムは普段ジャズ、ラテン、演歌の仕事が多く
そういう音楽を有志で迄やりたくないという意向で
ハードロック、Jロック、ソウル、ファンク、アシッドジャズという
クレージーな選曲に。
ボーカルが女性という事も有り、やりたい曲が更に広げれるという思惑も
ベーシストには有ったのでしょう。ラヴサイケデリコもやるつもりだったそうなので。
元々はディープパープル、レッドツェッペリン、カルメンマキ&オズ、BOWWOW
そういう人でしたので、仕事では使えないロジャーメイヤーのファズをブリブリ鳴らし。
仕事では使えないリッケンバッカー迄、後に購入する完全ロックモード。

当時、私は定期的な活動の場が一つも無く、自分で音源作るか
ギターの腕を磨き直していた状態なので喜んで参加しました。
プロバンドとしては緩かったなぁ。

で、Superfly。最初は「マジかよ‥」なんて思っていたのですが
コレが面白かった。ブギー調の「マニュフェスト」やシンプルな「ハイファイブ」
そしてこの「フォース」等々。
マニュフェストとフォースは特にプレイして楽しかった。
大元の路線はブルーズロックですし。
ボーカルの女性もSuperfly好きでしたので。

Force


ツインギタースタイルですが、シングルギター編成でやりました。
私、過去はインスト以外ではツインギターが多かったので
本格的にシングルギターを任されたのは15年以上ぶりでした。
そして元々メタルの温度がどんどん落ちて来た頃でした。
自作等ではブルースやファンク、ジャズロックが多かったので。
後に中島美嘉やレベッカ迄やる事になるのですが。

Jロックでクラッシックブルースロックをルーツに持っているプロジェクトは
中々面白いのでした。ハードロックやると呼ばれたし
初回はボンジョヴィやディジーリズミジー、定番のレッドツェッペリン曲等を
持ち寄ってセッションしたのですが大きくシフトチェンジ。
最初はSuperflyってマジかよ‥と思っておりましたが、やっていると
中々楽しいのでした。

が、ボーカルの女性がかなりおかしな自己主張の持ち主で
ミスも認めず、曲も嫌い、自分だー！！！女だったなのに
ベーシストには文句言えず、私に不満の捌け口から喧嘩売る様になり
このプロジェクトバンドを始めた本人がクビになるという結末でした。
横浜で箱バンの話があったのですが、コレで流れました。

結局、男性ボーカルを入れコレ等の曲はやれなくなり
結局、完全初期レインボートリビュートバンドとして
足掛け4年やりました。しかし、人前で披露する機会は無く
特にドラマー君が売れっ子で、結局リハバンドで終えるのでした。
後に入ったボーカルが弱かったし。
特に初期レインボーの楽曲は難しいモノが多かったです。
ライブバージョンの方を主にやったので。

と、その流れで、めたぼのレギュラーに引っ張ってもらい
即戦力プロセッションギタリストと同じ要求で
譜面力の弱い、初見出来ない私は相当鍛え上げられる事になるのですが。

今となると、こう女性ボーカルのハードロックでは無い
洋楽系ブルーズロックもやってみたいのです。
オリジナル作り、女性ボーカルが歌うのも良いですし。
と、今の女の子達でこういう流れの曲を好む娘はどれだけ居るか？

で、このSuperflyの曲は私に合う合わないは有りましたが
私がメタルしか聴かず弾けないと思っていた
歌の上手いSuperfly好きな従兄弟の娘が
私がSuperflyのコピーやっていたと知り、少し見る目が変わったそう。

後、身の丈に合わない自己主張する面倒な人は
こういう世界の人には敬遠され、そして仕事は来なくなるのも
良く分かりました。