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ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

スラッシュドミーネション 2016

2016年01月10日 | 音楽
TOP画はtwitterからの借り物です。(すみません)
私、最前列に居たので、ステージ写真撮れませんでした。

以前は秋に、震災後は春に開催されていたスラッシュードミネーション事「スラドミ」
今年は何故か新年早々!

今年も「最強決定戦」と名付けられ、出演バンドが初来日のダークエンジェル
そしてドイツのディストラクション、トリがクリーター(皆クリエーターと呼んでいましたな)
今年はとにかく「爆走系」スラッシュメタルの3バンドでした。

今年は一緒に行かせて頂いたMIYUKIさんが入場券整理番号、「2番」という
恐ろしい番号を勝ち取って下さり、開場前に到着し、開場が少し遅れるものの
開場後、誰より一番のガラガラのホール入りし、最前列ドラム台の前に2人陣取りました。
何せ、毎年恐ろしいだんじりのようなデンジュラス祭りとなっているスラドミ
最前列オールスタンディングは圧死するかも!?と、ぞっとしましたが
「最前列魂」のMIYUKIさんに付いていく事になりました。
しんどかったら抜けようと。
特に11月腰痛を再発しているので今年はパニック障害発作より腰痛が怖かったので
整体師さんに「立ったままは良くないからサークルモッシュピットに参加した方が良いよ」と言われていたんので
ウォールオブデス(死の壁)やクラウドサーフは参加しなくてもモッシュは参加しようとしていました。

開演後次々入って来ましたが、私、風邪を繰り返して持病も相まり
元気無かったんです。
その中、1番目、ダークエンジェルのステージがセットされ

そして開演となりました。早速元気なオーディエンスは「ダークエンジェルコール」を。
何せ、初来日ですからね、何と言っても名手ジーンホグレンのドラムなんで、これは大事に聴いておかねばと。
と・・私ダークエンジェルの作品は一枚も持っていないんで曲がサッパリ判りません。
ギタリスト二人はメサブギーのアンプ、ベーシストはアンペグ、
下手のギター&ベースはジャクソン、上手のギタリストはカスタムかな?のフライングVを使用し
ギャンギャンした音をしていました。
何せ最前列なんでモニターより前におり、ステージから出てくる生音を聞いている感じ。
私は風邪でまだテンション低い中、早速クラウドサーフの人間達が次々頭上に降ってきました。
その際、足等が私の高頭部を蹴りムチウチがキツイ・・・。
3バンド中、一番コアな楽曲に感じるダークエンジェルのステージは盛り上がり
小太り、モヒカン、タトゥーとなったボーカルが可愛く見え、嬉しいのか?
何回もフロントに降りてきて我々とハイタッチをしてます。
かなりの回数降りてきました。やはり名手ジーンホグレンのドラムは凄い。
あの2バスの強力さ、タイコの叩き方、今回出た3バンドの中でも名人の一人ですよね。
今年のラウドパーク、テスタメントには参加していませんでしたが、3年前のテスタメントで
ジーンのドラムを見ています。2バスがドコドコ来る。凄く正確なリズムで。
1バンド目のダークエンジェルから大盛り上がり、下手したら物凄い人の圧で
内臓が出てしまうんではないか?と恐怖を感じた、65分間ノリノリ、ハイテンションなステージが終りました。

セットチェンジ中、まだ最前列をKEEPしていました。
体力持つだろうか???と不安の中、最前列から一度でも離れると他の人に取られてしまい
二度と最前列に戻れなそうで。
20分のセットチェンジで、ディストラクションのステージが組まれました。


そして、私的には2回目のディストラクションのステージが始まりました。
3人編成と極めてシンプルなメンバーなんで、クリアに聴こえます。
2メートルの巨人シュミーアと小柄な酔いどれオヤジマイクはディーンのフライングVモデルを使用していました。
布でアンプやキャビが隠れてしまいましたが、セットチェンジ中、マーシャルに見えました。
そして、オープニングのダークエンジェルと違い、照明が鮮やかになり80分のステージ
爆走し始めました。今回はどのバンドも持ち時間が長いですからね。
「アゴニー」や「マッドブッチャー」代表曲は勿論、爆走セットリストが組まれますが
展開がある楽曲も結構あるので、波が少し変わります。
が・・爆走ノリにチェンジすると再び、人が沢山降って来ます。
最前列とステージの間は2メートル位でしょうかね?
開場のスタッフが事故を起こさないよう一生懸命受け止めています。
頭から落ちないように何とか回転させて。一人危ない落ち方をした人が居ましたが
ギリギリ足から堕ちたので大丈夫で、スタッフは臨戦態勢です。
ただ、94年、同じクラブチッタでモーターヘッドのライブ、スーツ姿でクラウドサーフした時
ステージ前に落ちた後、私は警備員にぶん投げられていました。
私をクラウドサーフへと持ち上げてくれたヤンチャな兄ちゃん達は警備員と大喧嘩していました。
今回のスタッフはとても優しかったです。(オーディエンスの年齢層が当時と違う事もあるかな?)
そしてシュミーアのオモシロおかしいジャパニーズMCを交え
どのバンドも昨年末に亡くなったモーターヘッドのレミーへの追悼の言葉を口にしていました。
スラッシュメタラーには大きな影響を与えた人ですからね。
3ピース先輩バンド、ディストラクションはショートバージョンの「エイスオブスペード」を演奏しました。
オーディエンス大喜び、すげーメタルな「エイスドスペード」でした。
で・・・事件が・・・。
ご機嫌のシュミーアは日本人スタッフをステージに呼び込み、通訳させ始めました。
で、ビール缶を空け「チアーズ」と乾杯して一口だけ飲んだビール缶を
客席に投げてしまいました。
最前列に居たわれわれは「うわっ!」と思ったのも束の間、「ビシャー」と
ビールを被ってしまいました。ステージ前のスペースも水浸し。
そしてまた爆走チューンが再開されるモンだから、またまた降ってくる客が危ない危ない!
スタッフが迅速にモップ掛けしていました。
最前、私の二人隣の男性はシュミーアのビールを手にして困っておりました。
その後もひたすら爆走し続け、熱いディストラクションのステージは終りました。
以前見たディストラクションのステージと同じ勢いでした。
ギタリストマイクは3バンド中、一番個性的なプレイをしていたように思いました。

そしてセットチェンジ。

私、尿意がたかまり、トイレ&ドリンクへと向かいましたが、凄い人でした。
今年も1000数百人は入っていたんでしょうなぁ。
中々トイレやバーカウンターに辿り着けませんし、最前列に
戻れる可能性はとても低い。しかし、「最前列魂!」のMIYUKIさんが意地でも私を最前列に戻してくれました(感謝)

そして毎年ヤバいお祭り状態のスラドミなんで(特にエクソダスですねぇ)最前列に行く!と宣言していた
MIYUKIさんに付いていくのに恐怖を感じていましたが、意外や意外、
最前列の柵にもたれ掛かり、下手したら内臓飛び出そうな人の圧で押され
自分で体を支える必要がないので恐れていた腰痛が、過去のスタンディングステージの中
一番軽症で済んだのですね。01年かな?ジューダスプリーストを最前列で観ましたが
椅子席なんで危険な事は無いですし、デンジュラスなスラドミ・・・最前列に居ると
後ろはどれだけデンジュラスな事やっていたのか?全く判りません。
超満員の中、サークルモッシュやウォールオブデス(死の壁)をやっていたそうですが
全く判りません。

完全にセットが出来上がった中、大クリエーターコールの中、クリーター(あえてクリーターと書く)のステージは
「エナミーオブゴッド」という強烈な曲でスタートしました。
いやぁ・・・凄い!
クリーターのステージを観るのは3度目ですが、どれも凄かった。
スラドミは恒例ですがトリのバンドはオープニングのバンドを違い音圧が他のバンドより上がり
照明は更に豪華になり、ステージもプラットホームの2階建てとなっていました。
そこにミレの強烈な存在感。狂気。
パフォーマンス、音圧、演出、凄み・・・・もう圧巻というしかありません。
ミレとドラムのヴァンターは50代(いや、40代?)でしょうし、ベースとギターのサミは若いとは云え
40代中盤前。特にミレの存在が凄くて、完璧なショーを作り上げます。
ミレはジャクソンのキングVかランディーVがトレードマークギターでしたが
今回からか?ESP系、LTD、E-ⅡのリバースヘッドのVシェイプを使っておりました。
サミはアイバニーズのフロイドローズ付き、恐らくスルーネックのレスポールシェイプを使用、
最前なんでベースのクリスチャンはマルチエフェクターをサミはワウペダル等を使用し
アンプはステージ上では見つけられませんでした。
そして、今回出演したギタリスト5人全員がEMGのPUを搭載していました。
そのサウンドが顕著に出ていたのがダークエンジェルとクリーターのミレですね。
ツブの揃った音は「ヘビーメタルギターの教科書」と評価されたことがあります。
ミレの狂気のリズムギター&激しいリードプレイ、ユニークなサミのリードプレイ
相反するギターコンビが絶妙に相まっています。
そしてミレのハイノートスクリーム。そしてMCパフォーマンス、叫びまくりで
大迫力というか、説得力でした。
VJのような映像が流れると思っていたら、今年は映像無し、
その代わりに驚いたのが、ドライアイス?のようなドライアイスの柱、そしてTOP画のような火柱が
何本も立ち、凄い事になっておりました。絶妙のタイミングでこのドライアイス柱と火柱が数本立ちます。
私、日本では消防法でパイロ等の火柱は禁止されているモノと思っていました。
過去、東京ドームで入場時、タバコを吸った大仁田厚が大問題となりました。
ステージの最前にそのアイス&火柱セットが沢山置いてあったのでもしや?と思いましたが
見事に同時炸裂しました。そして、ミレはオジーオスボーンがふなっしーにぶっかけたような
泡砲のドライアイス砲を客席に噴射します。
火柱が立つと熱い!(私は温かい)そしてドライアイス柱が立つと涼しい(寒い)が
絶妙なタイミングで盛り上げます。
クリーターの曲も緩急あるので、曲自体がライブ、オーディエンス用に出来ている感じもします。
最後の「フラッグオブヘイト」では旗を振り、パフォーマンスの達人ミレは会場を
操っているような錯覚に陥ります。
ホント・・・ダークエンジェルもディストラクションも良かったけど
クリーターは圧巻でした!もうそう評するしか無い・・・。
こうして、本年のスラドミは幕を閉じました。

終演後、わざわざmomosukeさんが会いに来てくださり、MIYUKIさんと3人
開場に隣接しているファミレスでプチ新年会をしました。

深夜、伊藤正則のラジオでディストラクションとクリーターの当日音源が流れました。
やはりクリーターが圧巻!というレポートも出ており。

今回のレポート、2回に分けてUPしようと思っていたのですが
本日も2日目が開催されてそろそろ終演した頃・・なんで
全て纏めてのUPで長文になってしまい申し訳ありませんm(__)m

ダークエンジェルで始まった時は体調不良でテンションがイマイチでしたが
クリーター終わって会場を後にした時はすっかり元気になっておりました。




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8 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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行きたかった(涙) (ぶりぶりざえもん)
2016-01-11 11:13:12
今回は、どう足掻いても
時間的に「無理」でした…。
DarkAngel、レア度高いですね。
Kreator、Destructionは、来日常連に
成りつつありますが、Dark~は、
かなりマニアックなバントなので、
今回、見逃してしまったことを
後悔している自分がいます。
来年も、1月に開催になるかな?
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2016-01-11 20:32:54
3年連続の参戦でしたもんね、
今年は残念でしたね。
ダークエンジェルは完全にレア且つマニアックかも知れないですが
オープニングアクトで他の2バンドと比べ照明が悲しいけど
大コールでしたね。ボーカルは何度もステージ降りてきて
5回位ハイタッチしたかな?
来年はどうでしょ?私も1/9開催というのは
本当にビックリでした。例年1月は体調良くないんです。
もしメタルチャーチが来日を果たした時は是非!
返信する
お疲れ様でした。 (KANA)
2016-01-12 00:24:40
DARK ANGELまさかの来日でしたね。
昔の燃えろ!誌のレビューで1st~3rdはボロクソに叩かれてましたが、最近のインタビューでは名盤と書いてるのが笑えます。
ジーン・ホグランはDARK ANGELの新作を出すとか言ってましたが、TESTAMENTはどうするんでしょうかねぇ?
スラドミのラインナップもそろそろ若いバンドを加えてもいいんじゃないか?と思ってますが、集客的にやはりベテランじゃないとダメなのかな?
返信する
KANAさん (太郎)
2016-01-12 00:58:36
ダークエンジェル来日で興奮された方
非常に多いと思います。
一発目から観客のテンションは高かったですしね。
昨年のソドムもかなりのテンションでしたし。
(昨年はどのバンドもトリを務めれるし)
ジーンホグランのドラムは素晴らしいですよね。
ラジオの投稿でもありましたが重戦車のようで。
個人的にスコットトラヴィス以来の強烈なツーバスでした。
ラウパのテスタメントは知らないドラマーが叩いていましたしねぇ。
テスタメントのwikiではジーンホグランがメンバーにクレジットされていましたが。
今年は若い女の子の姿もそこそこ有ったのが意外でしたが
中高年ターゲットのスラドミはやはりベテランの名前が
非常に大きいと思います。
返信する
出来れば… (ぶりぶりざえもん)
2016-01-12 06:06:08
Kanaさんのコメントに付けたし(笑)
若手なら、VektorやChronosphereを
出演して欲しいです。
更にマニアックな選択なら
Death to All(deathのトリュビュート)も
面白いかもしれませんね。
返信する
よく頑張りましたー◎ (MIYUKI)
2016-01-12 16:17:05
なーんて上から目線でゴメンナサイ。
ま、一回り上なんだからいいですよねー

そもそもは一昨年のラウパで太郎さんお勧めのクリーター(私もセンパイに倣ってこちらを採用)に一聴き惚れしたことがきっかけで参戦した初スラドミでしたが、お陰さまで十二分に楽しむことができました。
3バンドどれもかっこよかったわー!!!
(でも投げは許しまへん

体調の悪い太郎さんをムリムリ(?!)道連れにした最前キープ。そのせいで痛い&バッチイ思いもさせてしまいましたが、結果的にはご満足いただけたようで一安心いたしました。
またぜひっ

私はただただ「ぅおーっ!」「きゃー!」「かっこいー!」とはしゃいるだけですが、太郎さんはあのすさまじい押しに耐えながらもステージの隅々に目を配っていて、記憶もバッチリで尊敬ベクトルです

ダメージは後からやってくるんですよね。年取ると特に
私も両腕&両膝のアザは薄くなってきたものの、恥ずかしい骨がまだ痛いですぅ。
でもでもほんっとうに楽しい拳上げ初め頭振り初めになりました。
ありがとうございました!
返信する
ぶりぶりざえもんさん (太郎)
2016-01-12 20:17:17
スラドミのメンツも名の知れた豪華なメンツになってきましたからねぇ、
どう方向チェンジ出来るか?は厳しい感じもします。
今、専門誌がどれだけ若いバンドがPUSHしているのか?
ラジオではあまり若いエクストリーム系のバンドは
かかっていないしで。
返信する
MIYUKIさん (太郎)
2016-01-12 20:25:02
今回は色々と有難うございました。
まさかスラドミを最前列で観戦する日がやってくるとは・・・
と、年齢確認(笑)ホント、リバウンドは
後になってガッツリやってきますね。
この寒さにシフトしたのも相まり、現在大ダメージ中です。

どのバンドもカッコ良かったですね!
あのビアはイヤでしたねぇ。
もうチト飲んで欲しかった・・・。
クリーターの場合はステージそのモノが完成品というか、
一種の芸術のように感じてしまいました。
凄い圧と最前列の柵にもたれ掛かって
肘を擦りむいておりましたが、全身のコリに比べれば
可愛いモノでした。
ライブは私、観察的観方が増えてしまっている
この10数年なんですよ・・・。

新年早々の爆走祭りでしたが、また宜しくお願い申し上げますm(__)m
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